『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』が、7月12日より全国の映画館にて上演された。
料理男子コミック原作の本作で主演を務めるのが、6日に26歳の誕生日を迎えたばかりの黒羽麻璃央だ。
舞台作品だけでなく、映像作品でも目覚ましい活躍を見せる黒羽。『令和のネクストブレイク俳優』といっても過言ではない彼の目の前には、どんな世界が広がっているのだろうか。
本作の公開を記念して「2.5ジゲン!!」では単独インタビューを実施。神奈川・江の島のロケの様子や理想の俳優像を語ってくれた。
――まずは、現在公開中の『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』についてお伺いします。
コミック原作で、広告会社の同僚の東良圭介(崎山つばさ)、北一平(小林且弥)、南郷正(大山真志)とともに男子寮に暮らし、仕事に奮闘する日々を描く本作。どのように役作りをしましたか。
原作をいっぱい読みました。広告会社の若手社員役ですが、僕はあまりデスクワークをしたことがなく、スーツを毎日着用しているわけではないので、普段の電車で(周りを)観察していました(笑)。若手は忙しいんだろうなと思いながら。
おかずくんも振り回される立場です。いまごろ取引先の相手が……とか、大変なんだろうなと。演じるときは、キラキラしていようと思いました。
初々しさや、仕事に向かう姿勢は大切にしました。おかずくんを通して、一生懸命仕事をしている人はかっこいいなと思いました。夢を持って突き進んでいて、魅力的だなって。
――1週間の疲れを癒すため、毎週金曜日に4人が晩ごはんを持ち寄る「ハナキン持ち寄りごはん会」も見どころですね。撮影の現場はどんな感じでしたか。
4人で会話がする場面が多く、ひらすら(台詞を)合わせていました。常に「4人1組感」が強かったです。
僕は一番下で、お兄さん方に甘えながら。つばさくんとはプライベートでも仲が良くて、撮影中も本当に普段どおりでした。
(C)オトクニ/libre 2018(C)「広告会社、男子寮のおかずくん」製作委員会
――主人公は、これまで広告に掲載されていない店舗を紹介する江の島グルメのタウン誌作りに奔走します。江の島には、どんなイメージを持っていますか。
日本の海と言えば江の島。僕が実家の宮城県に住んでいたころから憧れの地みたいな。
(いまは)東京に一人暮らしで、仕事やドライブ、初詣で行く場所になって、急に身近に感じていますね。
――憧れの地での撮影はいかがでしたか。
キャッキャッしていました。江の島にいられるだけでオフ感がありました。
――撮影中の思い出を教えてください。
生しらす丼をつばさくんと食べに行きました。せっかくなら名物を食べたいなと。
「じゃあ、しらす丼でしょ」って。(つばさくんに)ごちそうになって。先輩のかっこいい姿、男気を感じました。
それと、めちゃめちゃ寒い中、江島神社でソフトクリーム食べました。(映画の)設定が夏だったので。ヒューってなりました。
――遊びにいくことはありましたか。
撮影に追われていました。おかずくんは出ずっぱり。他のドラマともかぶっていて、朗読劇もありました。息抜く瞬間はなかったなぁ。
その度に小栗旬さんに密着した『情熱大陸』を見て、モチベーションを上げていました。周りの人にも助けられましたね。
――活動の幅を広げていますね。俳優として夢はありますか。
演劇の賞がほしいです。評価が形になったものを。
――出演してみたい作品はありますか。
出たいものはたくさんある。新撰組、ミュージカルのシェイクスピア……。出たくないものを探す方が難しいくらい。
最近、蒼井優さん、阿部サダヲさん主演の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』を見ましたが、最低な役ばかりで。そんな面白い作品、最低な男を演じてみたいです。演じていて楽しそうだなと。
――今後、どんな自分を見せていきたいですか。
いろんな色になれる俳優になりたい。最低な役もそうですけど、めちゃくちゃいい人も演じたい。
役によってイメージが変わる人がいいですね。
――カメレオン俳優ですか。
理想はそうですね。ハマリ役はあると思うので、そう言われるのを目指しています。
40代、50代になって役の幅を狭めるというか、この役はこの俳優さんだよねとなれればいいなと。それまでは幅広くやれたらいいなと。
――先日、自身の26歳の誕生日イベントが都内で開かれました。大勢のファンに囲まれていましたね。
貴重な時間でした。公演後、お見送り会があって、みなさんとの時間を大切にしたいなと、再確認できる時間、空間でした。
僕もプロ野球選手のサイン入り色紙は今でも大事にしています。ファンの方にとって、僕との思い出が一生の宝物になってくれたらいいなと思います。
――ご自身の宝物、大事にしているものは何ですか。
しゃれたことをいいますと、思い出たちですかね。
僕は「テニミュ」(ミュージカル『テニスの王子様2nd』で菊丸英二役を好演)からデビューして、そこから積み重ねてきた関係性や思い出は宝物です。
――これからどう変わっていくか、楽しみですね。
はい。成長日記ですね。
――そんな黒羽さんの成長日記を楽しみにしているファンに向けて。
『広告会社、男子寮のおかずくん』は、ほのぼのとしていて、力みなく見られる映画。
次は海外に行って、おかずくんのムービーパート2が作れたらいいねって4人で言っています。これから夏バテになる時期だと思うので、ぜひ、映画を見て健康に過ごしてください。
僕も頑張ります!
映画『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』は、シネマート新宿ほか全国で上映中。
インタビュー動画はこちら
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