今日2020年8月26日に、22歳の誕生日を迎えた長江崚行。
2008年のデビュー以降、人気作品への登場が続き、今後も活躍が期待される役者のひとりだ。人懐っこい笑顔が印象的な長江だが、演じる役はコメディーからシリアスと幅が広く、キャラクターごとのギャップも魅力である。
2.5ジゲン!!では、誕生日を記念してファンアンケートを行った。寄せられたコメントとともに、長江が演じた作品を振り返っていこう。
※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。
長江 崚行(ながえ りょうき)プロフィール
生年月日:1998年8月26日
出身地:大阪府
血液型:O型
引用:エイベックス・マネジメント公式サイトより
もくじ
イタリア 役/ミュージカル『ヘタリア』シリーズ
イタリアのビジュアルが公開されましたー!!
胸には音符がついてるんだよー(^ ^)
これには理由があるんだって!まだ内緒だけどね(^ ^)ただいま、みんな(^ ^)#ヘタミュ pic.twitter.com/c4tLP6tTgY
— 長江 崚行 (@Ryoki_N0826) September 8, 2016
日丸屋秀和による擬人化コメディーコミック『ヘタリア』がミュージカル化した同シリーズは、2015年に初演が上演。今回のアンケートでもっとも多くコメントが寄せられたのが、このミュージカル『ヘタリア』シリーズのイタリア役だ。
「ヘタレ」「かわいい」「甘えん坊」などといったワードが似合うイタリアは、長江自身とはあまり似ていないと本人がインタビューで語っている。しかし舞台に立つ長江は、イタリアの魅力を全て表現してくれており、役者としての実力をしっかりと感じることができる作品になっている。
初見の時にイタちゃんがそこに居ると感じた衝撃も大きいですが、崚行くんの雰囲気となじんで原作とはまた違う魅力があるのも素敵でした。映像などで何度も見返していますが、この人にイタリアを演じてもらえて良かったと毎回思います。
2.5次元の舞台に触れる機会があまりなかったのですが、はじめてヘタミュを見た時にとても感動して、今まで少しだけ抱いていた抵抗感などが全て吹き飛んでいったからです。そして、歌声がとてもきれいで引き込まれたのも理由のひとつです。
本物だ…!! って感じたからです。演技力など素晴らしかったです。アニメでイタリア役の声優さんかと思うようなそっくりの声、かわいくぴったりな見た目、キャラらしいちょっとした仕草、最年少なのにしっかりしているところ、キャストのみんなと仲が良くて、それぞれ尊敬しているところ、どれをとっても完璧でした。本当に最高でした。幸せな時間を過ごせました。笑えて、泣けました。あんなに素晴らしい舞台は初めてです。私も演劇に関わってみたいと思いました。
ヘタリアという大人気コンテンツ、しかも当時17歳にして主人公を演じるというのは私たちには想像できないくらいの重圧だったと思います。にもかかわらず、彼は見た目も動きも声までもイタリア本人と称される程のクオリティーで堂々と観客の前で演じ切り、今でも愛され続けるヘタミュというコンテンツの立役者に………本当に心の底から尊敬します。
ヘタミュでの経験は俳優・長江崚行として確実に成長させてくれたと思いますし、ヘタミュカンパニーの皆さんと楽しそうに過ごす長江さんの姿を見ることができてファンとしてもすごく幸せです。ヘタミュも長江さんも、大好きです。
歌もダンスもうまくて感動した。 SWの時は高校生だったのにもかかわらず、実力で殴りに行く感じが好き。
長江崚行さんを初めて知った作品だからです。当時、舞台の上で輝く長江さんが自分と同い年と聞いてとても驚いたことを覚えています。
歌もダンスも、崚行くんの全てが詰まった作品。高校生とは思えない座長っぷりで、カンパニーの仲の良さは異例。またイタちゃん役がハマっていて、ずっと見続けていられます!
1作目は17歳という若さで座長を勤めあげ、2作目、3作目、ライブ、と公演を重ねるごとに長江さんが成長していくのを見守れたから。長江さんの愛らしい少年らしさの残っていた雰囲気が役に合っていたから。
3年間、カンパニー最年少にして座長を務めた作品。 私が崚行くんと出会うきっかけとなった作品ということもありますが、何よりも、崚行くんがこの作品に懸けてきた思いに何度も胸を打たれました。ライブは何度観ても泣いてしまいます。こんなにファンにも役者に愛されている作品はないと思います。
もともと子役時代から活躍しており、しっかりしているとはいえ、シリーズ開始当初は17歳だった座長が20歳手前まで真摯に向き合い、時に落ち込む姿も見せ、それでも起き上がり立ち向かう「成長」の過程をこれでもかというほど見せてもらえた作品でした。
初演では、役としての姿は大変かわいらしいのにカーテンコールに入った途端に見せる男らしく頼もしい挨拶のギャップに大変興味を惹かれました。メインキャストの中でも圧倒的年下というプレッシャーの中、かわいがられながらも噛み付いていく姿がとても好きです。
時折見せる年相応な面や意外と甘えたな部分等、普段の背伸びした一面以外の姿も沢山知れた、長江崚行のファンとして見応えたっぷりな作品です。
長江さんが舞台業界で注目されるきっかけになった作品だと思うので! 歌もダンスも演技もできる彼のハイスペックさが存分に発揮されていたので大好きです。
カンパニーのお兄さんたちにたくさんかわいがられていたのも見ていて幸せでした! あのとき10代…というか初演と二作目は高校生だったというのがいまだに信じられません…。
元々原作のイタリアが大好きで、舞台のビジュアルが出た時からずっと楽しみにしていましたが、実際に観劇してみてイタリアは存在していた!! と感激しました。動きもまさにイタリアそのもので声も勉強されたと思うのですが、とてもかわいらしくて素晴らしいイタリアっぷりでした。
コメントにもあるように、まだ高校生だった当時から主演を務めていた長江。その若さも話題を呼んだ理由のひとつであったが、ただ「若い」というだけでは、長江のイタリアはここまで愛されるキャラクターにはならなかっただろう。
悲しい過去を踏まえた上で表現される陽気さやヘタレな部分、台詞がない時も崩れないかわいらしさなど、キャラクターとしっかり向き合って作られた丁寧な芝居が、今も多くのファンの心を掴み続けているのだ。
ダンスや歌唱力も素晴らしく、堂々と舞台に立つ姿は年齢を感じさせない座長としての貫禄があった。
ファンの間では、キャスト同士の仲の良さも魅力のひとつとして愛されている。役者が楽しんで演じてくれているのが伝わってくる今作は、観ていて幸せな気持ちになること間違いなしである。
御池万夜 役/舞台「メサイア」シリーズ
おはようございま。
もう夜ですけども。来年の仕事初めは、メサイアから。
御池万夜、頑張ります。
万夜様って呼んでよ。#メサイア pic.twitter.com/fJSqBj72U0— 長江 崚行 (@Ryoki_N0826) December 29, 2016
舞台「メサイア」シリーズにも、多くのコメントが寄せられた。長江が演じたのは、御池万夜という一癖も二癖もあるキャラクターだ。第三世代サクラ候補生の御池は、新興宗教団体「照る日の杜」の元ご神体である。その複雑な出自も関係して、ファンからは「万夜様」と呼ばれることも多い。
早速、届いたコメントから抜粋して紹介していこう。
いつも丁寧に役作りをしてくださる役者さんなので、好きなキャラクターばかりで迷いましたが、やはり私は長江さんが演じる御池万夜が一番大好きです。作品を通じてもがき苦しみながら成長していく御池の姿は繊細で今にも壊れてしまいそうで、それでもなお力強くて、かっこよくて。
長江さんがいつも御池の側に寄り添いながら大切に演じてくださっていたので、どんなにつらい展開が待ち受けていたとしても、御池万夜を演じているのは長江さんなのだから大丈夫、という確信が常にありました。月詠乃刻は今までもこれからも一番思い入れの強い作品です。
前作である『メサイア外伝 極夜』や『メサイア 悠久乃刻』から気になるキャラクターで、万夜さまがメインとなる月詠乃刻を楽しみに観劇したのですが、正直とても圧倒されました。「僕は君に殺されたい」。この台詞に込められたのは万夜から小太郎への精一杯のわがままや優しさだったのかな、と当時思ったことを覚えています。
そして、その当時の長江さんは未成年だったのですが、未成年らしい幼さと長江さん自身の落ち着いた大人びた雰囲気が混ざり合い、あの月詠の万夜さまの子供っぽさと達観した空気を作っていたのだなと思います。
長江さん演じる御池は、台詞のない脇にいるシーンでもつい目で追いたくなる魅力があります。立ち振る舞いや何気ない仕草のひとつひとつに、御池の背景や抱えている複雑な想いが見え隠れしていて、その繊細な感情の動きを丁寧に演じられていたのが素晴らしかったです。
シリーズを通して「御神体」から「一人の人間」になっていく姿が印象的です。最初はその経歴からか常識や倫理観に欠けるような性格を見せていた「万夜様」が、相棒のような存在である唯一の救い人(メサイア)との出会いと別れによって、人を守り守られる「御池万夜」へと変化していくあの姿…シリーズ途中からでしたが劇場で見守ることができて本当によかったと思わせてくれた役です。
長江さんが高校生~成人で演じられていたので、長江さんご本人の成長も感じさせられました。刻シリーズは完結しましたが、御池万夜の物語がまたどこかで見られると信じつつ、長江さんのファンとして生きていくつもりです!
生意気に見える態度の裏に隠していた、小太郎への想いを知って号泣しました。一見わがままに見えるけれど、繊細で魅力的な万夜様が大好きになりました。
黎明乃刻で初めて生で観劇しましたが、円盤で見た時よりも殺陣の迫力がすごかったです。個人的に万夜の殺陣がすごく好きだったんですが、目の前で行われる殺陣、特に回し蹴りが本当にやってるのでは!? というほどでした。
また、前メサイアの小太郎が己のメサイアである、でも現メサイアのレネも認めている、その葛藤が痛い程に伝わってきて、穂波に殺されそうになったシーンで特に顕著に伝わってきてとてもつらかったです。対要戦で小太郎の声が聞こえた時、会場からの悲鳴、そしてすすり泣き、あの瞬間は会場内が万夜の気持ちと一体になったのではないのでしょうか。
子役時代から崚行くんを観てきましたが、彼の芝居を観て初めて泣きました。周りの人もみんな泣いていて、そんな風に人の心を動かせる演技ができるくらいの役者になったんだなぁ、としみじみ感じられる舞台だったので。
メサイアの時期はいつもツイートが減り、精神が全て万夜様に持っていかれているようだったのでファンとして心配なこともありましたが、崚行くんが全身全霊をかけた万夜様、本当に本当によかったです。
まだ私が崚行くんのことをあまり知らなかった頃、万夜様のたった一言で感情を大きく揺さぶられました。そんな経験は初めてで、崚行くんは天才なんだなと思いました! もちろん今は才能だけではない、努力に裏打ちされた力を持っている方だと思ってます。私がファンになったきっかけ、御池万夜を演じてくれてありがとう。
万夜は、山中でご神体として崇められていた過去を持つ。サクラ候補生になる前の死因は信者たちによる刺殺であり、複雑な事情を抱える登場人物の多い「メサイア」シリーズの中でも異色の過去を持つキャラクターだ。
閉鎖された空間で生きてきた万夜の感性は普通から逸脱しているが、シリーズを通して人間的に成長していく姿に注目してほしい。
また、今作は唯一無二の存在である「メサイア」との関係性も大きな魅力のひとつ。山沖勇輝が演じる柚木小太郎とのやり取りなど、感情が変わっていくさまを丁寧に描いた長江の芝居に、多くの観客が涙を流した。
長江崚行 役/「天才てれびくん the STAGE~てれび戦士REBORN~」
「天才てれびくん the STAGE てれび戦士REBORN」
大阪1日目が無事に終了致しました。
ご来場、誠にありがとうございました。明日が最後。
頑張るぞー!!
ひでくんとー!! pic.twitter.com/vz92s8rwMw— 長江 崚行 (@Ryoki_N0826) February 1, 2020
2020年に上演された舞台「天てれ」にも、ファンにとって思い出深い作品としてコメントが寄せられた。
崚行の天てれ時代からのファンです! ヘタリア、メサイアなどの人気作品を経て成長した崚行の原点回帰の舞台! 中学生の時に歌っていた冒険少年Rを今の崚行が歌った時に感動しました。
キャラクターも大天時代の崚行のもので、懐かしさを感じながら観劇しました。ガンアクションやアドリブネタ、崚行の良いところが全て詰まった作品です!
好きになったきっかけの天才てれびくんに戻ってきてくれた作品だから。放送当時、大好きなてれび戦士のひとりだったので、てれび戦士としての長江くんの姿をもう一度見ることができてうれしかった。
天てれをリアルタイムで見てた世代なので、当時の歌が聴けたり、天てれらしさがすごく好きだったし、本人役ということで、限りなく素に近くて、さらに好きになったから
子どもの頃に見ていたテレビが、舞台になり、子どもの頃の楽しさや好きだった気持ちを思い出させてもらえたから。
仲間と共に楽しいことを取り戻すために戦う真っ直ぐな姿は、長江がてれび戦士として活躍していた子役時代を彷彿とさせる。
さまざまな舞台を経験し、成長して原点に戻ってきてくれた長江。テレビ放送当時の歌も作中に登場しており、観ていて懐かしい思い出に浸ることができる。
「天才てれびくんMAX」「大!天才てれびくん」など、子役時代を知っていたファンにとっては、特に感慨深い作品になったのではないだろうか。
江戸川乱歩 役/舞台「文豪ストレイドッグス」シリーズ
とっても遅くなりました。
文豪、江戸川乱歩さま。10/21、お誕生日おめでとうございます。
「極上文學」で江戸川乱歩作「魔術師」の朗読をさせていただき、1年後にまた、江戸川乱歩に出会いました。また生きられる日を夢見て。
おめでとうございます。#江戸川乱歩生誕祭2018 pic.twitter.com/UL02CbHL63— 長江 崚行 (@Ryoki_N0826) October 24, 2018
2017年から公演が続く「文ステ」シリーズも、長江の代表作の1つだ。
江戸川乱歩は、荒事ばかりの武装探偵社の中で唯一それらしい自他共に認める名探偵で、自由奔放な性格をしている。ビジュアルの再現度はもちろんのこと、キャラクターの解釈を深めて舞台に立つ姿に「江戸川乱歩が生きてる!」と感動したファンも多いだろう。
また、シリーズの一部で前説やカーテンコールの司会を担当していたりと、周囲の空気を読み展開を進めるアドリブ力も楽しむことができる。
初めて観劇した舞台で、私にとって初めての2.5次元舞台であり、長江さんの演じてくれた私の最推しの江戸川乱歩が数メートル先で命を吹き込まれているのを見て、涙が溢れて止まらなかった思い出があるからです。私を2.5次元舞台のとりこにしてくれた俳優さんです。長江さんの誠実に作品、演劇と向き合う姿が誰よりも光って見えます。
長江くんを知ったきっかけの舞台です。長江くんが演じる乱歩さんは2次元から飛び出して来ていて、絶対に乱歩さん役は長江くん以外にいません。
2020年の9月には、新作の舞台「文豪ストレイドッグス 序」探偵社設立秘話の公演が予定されている。初演の際から長江自身が好きだと語っていたエピソードだけに、江戸川をどのように演じてくれるのか、今までにも増して期待が高まる。
他にもたくさん! 愛されるキャラクターたち
上記の作品以外にも、多くのコメントが寄せられている。ここからはいくつか抜粋して紹介していきたい。
カヅキさん、そして昨日ですがタイガ、お誕生日おめでとう。
キンプリに出会い、価値観はガラリと変わりました。とても楽しい毎日です。
またタイガとして、カヅキさんに出会える日が来ますように。 pic.twitter.com/eWsvAjwbb5
— 長江 崚行 (@Ryoki_N0826) May 4, 2018
香賀美タイガ 役/舞台『KING OF PRISM』シリーズ
・タイガの熱さと爽やかさの再現度が完璧なプリズムショーが素晴らしかったです。キャラクター同士の関係性も大切にしてくれてオフショットまで信頼できる役者さんです。・ブタキン(略称)で推しキャラを演じたことで長江くんを知り、長江くんの他の出演作を見ることで舞台というものの魅力を知ることができました。
神谷京輔 役/舞台「サイコメ;ステージ」
・当時高校2年生で2回目の主演の作品で、初めてなのに完成度がとても高いアクションと長江さんが出演されている舞台の中で唯一の恋愛ものだからです。当時は新たな一面に感動したのですが、4年ほど経った今見ると、幼さが残っていてかわいいなと感じます。
竹中半兵衛 役/舞台「下天の華 夢灯り」
・儚い雰囲気、鋭く強い目線、必死にもがいて食らいついていく長江崚行さんに目も心も奪われました。座組最年少を幾度となく経験してきた彼だからこそ、追いつき、追い越したい気持ちが芝居に出ていて、大好きな役柄です。廃盤になってしまった舞台のDVDメイキングには、ものまねをしたり共演者さんと楽しそうにじゃれていて、役作りへのストイックさとのギャップがまた年相応でかわいらしいです。
ひとつひとつの経験を、確かな糧にして成長していく姿が魅力
数々の作品に出演を続ける長江は、今後もますます活動のフィールドを広げていくだろう。子役時代から今に至るまではもちろん、近年の作品だけを見てもその成長には目を見張るものがある。
ひとつひとつの作品に真摯に向き合い、その全てを次に繋げているからだろう。さまざまなタイプのキャラクターを演じ分ける芝居の幅広さや心を揺さぶられる歌唱力など、舞台を重ねるごとに新しい成長を見つけることができるのも長江を推す楽しみのひとつだ。
しかし、努力を重ね続けるひたむきな姿勢は今も昔も変わらない。誠実に作品と向き合っている姿を見ていると、「長江が演じてくれるなら安心」と信じることができる。
次はどんな成長を見せてくれるのかと、待つ楽しみを与えてくれる役者・長江崚行。今後の活躍にも注目していきたい。
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