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村田 充が演じたベストキャラは? 唯一無二の圧倒的な存在感を放つ希代の“怪優”

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一癖も二癖もある難役を演じ、観客の記憶に一生残る芝居を見せる役者・村田 充。今日2020年8月18日は、村田の43歳の誕生日だ。

誕生日を記念して、2.5ジゲン!!では村田の出演作にまつわるアンケートを実施した。舞台に立つたびに数多の観客を虜にしてきた村田だが、その中でも特にファンの記憶に残っている作品は何だろうか。

読者から寄せられたコメントと共に、出演作を振り返っていきたい。

※いただいたコメントは文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

村田 充(むらた みつ)プロフィール
大阪府出身
1977年8月18日
T187 B93 W77 H91 S27.5
趣味:作曲/カメラ/アコースティックギター/アニメ(ONE PIECE)
特技:ダンス(ハウス・HIPHOP)/殺陣・アクション(ナイフ・銃)/DJ(HOUSE)/グラフィックデザイン

引用:オリオンズベルト公式HP

御堂筋翔 役/舞台『弱虫ペダル』シリーズ

今回もっともコメントが寄せられたのは、舞台『弱虫ペダル』シリーズの御堂筋翔役だ。

ペダステは2012年に初演が上演されて以来、今なお新作が続き、ファンに愛されている作品である。

2.5次元舞台の先駆けともなったペダステだが、その人気のひとつには村田が演じる御堂筋翔の存在があったはずだ。

村田が演じた御堂筋は、外見、身体能力、性格など、あらゆる点が人間離れしたキャラクターである。不気味な雰囲気をまとって主人公たちの前に立ちはだかる姿に、恐怖を覚えた原作ファンも多いだろう。

その規格外なキャラクターが故に、舞台化が発表された当初は、「御堂筋を演じることのできる役者がいるのか」と心配する原作ファンの声も多くあった。

事実、キャスティングに難航していたそうで、村田が御堂筋を演じることになったのは、鈴木拡樹の推薦がきっかけだったという。

結果として、村田は期待を大きく上回る“怪演”でファンの心を強く掴んだ。寄せられたコメントからも、その高い再現度がうかがえる。

再現度の高さに驚きでした! 舞台で知って原作を後から読んだけど、よくあの気持ち悪さ(褒めてます)を表現されてるなぁと、充さんにハマるきっかけになった作品です。

迫力が好き、独特な雰囲気を自分のものにしている

2.5次元で御堂筋くんを再現できる方なんていないよな、登場はCGかな? と思っていたら、舞台の上には御堂筋くんがそこにいました。

御堂筋の不気味さと勝ちに執着する姿をあんなに表現できる人がいると思いませんでした。まるで原作から飛び出してきたようで、大好きでした。

アニメや漫画で見た御堂筋そのものでした。ここまで役に魅せられたのも初めてでとても感動しました。大好きな作品です。この舞台で充さんを知り充さんのファンになりました。復帰されたこととても嬉しいです。

漫画の中から出てきたぐらいそっくり。みつさんのおかげでもっと御堂筋が好きになれたから

村田が御堂筋を演じたのは、2013年の「箱根学園篇〜眠れる直線鬼〜」から2016年の「総北新生代、始動」までの6作品。

中でも2014年の「インターハイ篇 The Second Order」は、原作ファン、ペダステファン問わず多くの人に見てほしい作品だ。御堂筋が化け物になる前、母と過ごした思い出を振り返る繊細な芝居に涙したというファンも多いだろう。

銀閣 役/『最遊記歌劇伝 -God Child-』

見た目やオーラが半端なく妖怪っぽくて見ごたえがあった

人間離れしたキャラクターといえば、『最遊記歌劇伝』の銀閣も外せない。

村田が演じたのは、銀閣という異形の役。巨神兵を彷彿とさせる、ぎくしゃくとした動きや長い爪の持て余し具合など、いくつもの違和感が重なった芝居が、銀閣のまとう不気味な雰囲気を表現していた。

また、作中でカミサマの神殿にいる案内役の人形も村田は演じている。唐橋充と共に演じたこの役は、銀閣とは反して子供らしさ全開の芝居が魅力的。

さまざまな姿を見ることができる本作も、ぜひ村田ファンに見てほしい作品である。

イヤミ 役/舞台「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~」

異質な空気をまとった不気味なキャラクターだけでなく、振り抜けたコメディを演じることができるのも彼の魅力だ。その筆頭が、舞台「おそ松さん」のイヤミである。

紫のスーツを着こなす抜群のスタイルのイヤミなど、誰が予想していただろう。そうしたビジュアルのインパクトも含め、村田のイヤミはファンの記憶に刻まれることになった。

背がスラリと高くて、セクシーな村田さんイヤミ。「おそ松くん」に比べると、「おそ松さん」のイヤミは、スラリと背が伸びて、ちょっとかっこよくなってます。そんなイヤミの魅力をとてもよく表現してくれています!某プリマ●アックスさんのキャラ香水の香りがしそう(笑)

コメントにもあるように、松ステのイヤミはどこか大人の色気のようなものが漂っており、一瞬ドキッとしてしまいそうになる。しかしいざ幕が上がると、セクシーな色気を醸すイヤミが繰り出すギャグの数々に思わず笑ってしまうはず。

台詞を口にしているとき以外も舞台端でキャストと小芝居を繰り広げていたり、お茶目な一面を覗かせる姿に心を奪われたファンも多いのではないだろうか。

ウタ 役/舞台『東京喰種 トーキョーグール』

舞台『東京喰種 トーキョーグール』も、村田の魅力を堪能できる作品だ。

今作で村田が演じたのは、「HySy ArtMask Studio」という店を営んでいるマスク職人の喰種のウタ。派手なピアスやタトゥーが特徴的で、パンクファッションを好む攻撃的な外見とは裏腹に穏やかな性格をしている。

メイクに2時間かかるというビジュアルの再現度はもちろん、謎が多く独特の雰囲気のあるウタはまさにハマり役だった。

舞台化が発表される前から、村田は原作のファンであることを公言していた。中でもウタが好きだったという村田は、衣装の一部に私物を取り入れているほど。(詳細は公式ブログ参照)

頭のてっぺんから爪先まで役者の愛に溢れたキャラクターが舞台に立ってくれるというのは、ファンにとって大きな喜びである。

新たに刻まれていく、村田 充のこれからの歴史に期待


どんな役を演じても、必ず観客の記憶に残る演技を見せる“怪優”、村田 充。

そこにいるだけで空間ががらりと空気が塗り替えられてしまいそうな存在感は、望んで得ることはできない村田だけの魅力である。独特、異質、特別ーーそうした言葉すらはるかに超えた、唯一無二の存在だ。

2017年に休養を発表していた村田だが、2019年の冬以降徐々に表舞台に復帰している。もう一度彼が舞台に立つ姿を見られることを、多くのファンが心待ちにしていたに違いない。

2.5次元作品にとどまらず、小劇場などのオリジナル作品でも圧倒的な存在感を放つ村田。彼が再び舞台の上で刻んでいく新しい歴史を、今後も全力で追いかけていきたい。

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WRITER

水川ひかる
								水川ひかる
							

2.5次元舞台の魅力を全力でお伝えしていきたいと思います。まだまだ駆け出しライター。推しが元気で今日もごはんが美味い!

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