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糸川耀士郎が演じたベストキャラは? ピュアな情熱で上昇続ける、圧倒的愛され俳優

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いままさに飛ぶ鳥を落とす勢いの役者・糸川耀士郎。次々と人気作品のメインキャラクターや主演の座を射止め、2.5次元界の次なるブレイク俳優として注目を集めている1人だ。

そんな糸川は5月28日に誕生日を迎える。

誕生日当日に上演が予定されていた公演は残念ながら中止となってしまい、舞台上で迎える誕生日は来年以降に持ち越しとなってしまったが、それでも年に1度のこの誕生日という日は特別な日だ。

「2.5ジゲン!!」で事前に実施したファンアンケートに寄せられた、糸川への愛のこもったコメントとともに、本記事でお祝いの気持ちを伝えられればと思う。

アンケートではこれまで彼が演じてきた役のなかから、“ベストキャラ”を回答してもらった。どんな役にどんなコメントが集まったのか、ぜひ楽しんでもらえたらと思う。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

糸川耀士郎(いとかわ ようじろう)プロフィール
生年月日 1993.05.28
血液型 A型
出身地 島根県
身長 170 cm
趣味 散歩、映画・アニメ鑑賞
特技 歌・バスケ・サッカー
引用:https://tdm-artist.com/artist/yojiro-itokawa/

赤司征十郎 役/舞台「黒子のバスケ」

キセキの世代の1人にして、主人公たち誠凛高校の前に大きな壁として立ちはだかった赤司征十郎役が、今回のアンケートではもっとも多くコメントが寄せられた。

2018年上演の「IGNITE-ZONE」、そしてファイナル公演となった「ULTIMATE-BLAZE」に出演(配信された舞台「黒子のバスケ」ULTIMATE-BLAZE~帝光編~リーディングにも出演)。圧倒的な威圧感とオーラを放つキャラとして描かれた赤司征十郎を、舞台上に見事に生み出した。

まずはコメントを見てみよう。

二人の赤司くんの演じ分けが素晴らしかった!1人だけのシーンのはずなのに2人見える、彼の演技力に圧倒されました。

ボール裁きも立ち姿も何もかもが赤司そのものでした。バスケットボールを自由自在に扱う姿は圧巻でした。

そこに生きていたからです。驚きました。

元々原作ファンで、2.5次元舞台に対して否定的に見ていた節がありました。でもtwitterなどで糸川くんの赤司くんの完成度の高さを見て一気に引き込まれました。凛としてカッコ良くてもっと早くからこの世界を知って黒ステを生で見れば良かったと思いました。

バスケの技術もビジュアルも圧倒的で、天帝という呼び名にこれほど説得力がある立ち振る舞いができる人がいるんだ、と衝撃的でした。ふたりの赤司の対話のシーンは2.5次元舞台の歴史に残るんじゃないかと思います。赤司くんはとても重いものを背負っているキャラクターですが、舞台終盤では全身でバスケを楽しんでいるのがわかり、赤司くんもちゃんと幸せになれるんだという可能性を見ることができました。糸川さんは、演じることで赤司征十郎というキャラクターを救ってくれた、という感じがします。

俺と僕、ふたりの赤司の対話シーンに鳥肌が立ちました。立ち姿も表情も声も、俺と僕とでまったく違って、どちらも赤司でした。また原作ではあまり描かれていなかった、試合終盤でのチームプレーを楽しむ姿を見られたことが本当に良かった。

クライマックスで誠凛高校と対峙する赤司率いる洛山高校。「IGNITE-ZONE」では洛山高校は彼ひとりのみの登場だったが、彼の異様なまでの存在感がステージ上を満たした。

試合の様子が描かれた「ULTIMATE-BLAZE」。こちらでは、学生時代にバスケ部に所属していた糸川のバスケ少年としての技術が遺憾なく発揮されていた。そのプレーする姿に目を奪われた観客も多いだろう。

コメントにもあるように、赤司には2つの人格がある。その見事な演じ分けからは、彼のポテンシャルの高さが感じられた。

チタン 役/Live Musical「SHOW BY ROCK!!」

赤司征十郎についで、ほぼ同数のコメント数が寄せられた作品が2つある。そのうちの1つがLive Musical「SHOW BY ROCK!!」のチタン役だ。

糸川は金持ちばかりのバンドARCAREAFACTのボーカルで、メンバーには隠してはいるが実は貧乏という役どころのチタン役を演じた。

歌うのが大好きという糸川には、チタンはまさにハマり役といえるだろう。「ショバミュ」の醍醐味であるライブシーンでは、役として生き生きと歌う姿が印象的だ。

アンノウンという歌で心が洗われて泣きました キャラと糸川くんの魂がこもっていました、

髪色、衣裳、すべてがすごく糸川さんをきれいにみせていました。

中身も外見もあまりに似合っていたため

金持ちバンドの中で実は一人だけ貧乏なせいででる会話や態度のぎこちなさ、でもメンバーにはそれを悟らせず丸め込む機転、そんな中でも譲れないプライドは持っており歌うときは誰よりも力強く、そんなチタンくんの様々な魅力を持ち前の百面相のような演技力と高い歌唱力で表現されていて、自分が好きな作品の舞台ということもありすごく感動しました。
シリーズを通して初登場では肩肘張った緊張した面持ちだったのが、最新作ではやわらかく笑顔を見せるようになったところも糸川さんご自身の成長だけでなくキャラクターや物語の時間の流れを感じられてすごくいいです。

寄せられたコメントを見てみると、ビジュアルの完成度の高さを指摘するものが多い。登場キャラクターの見た目のインパクトが強いだけに、ほかのキャラクターに飲まれてしまいかねない作品でもある。

そんな作品で、ビジュアルで観客の心を奪えるというのも、糸川が持つキャラクターへの研究心や役作りの熱心さの表れなのではないだろうか。

浦島虎徹 役/ミュージカル『刀剣乱舞』

前述した2つの作品のうち、もう1作品がミュージカル『刀剣乱舞』 ~静かの海のパライソ~ で初登場となった浦島虎徹役である。

糸川自身の持つ天真爛漫な少年のような一面が、陽の空気を持つ浦島虎徹役と見事にマッチ。大人気シリーズということもあって、今後彼の代表作のひとつに数えられる作品となるのではないだろうか。

まずはコメントを紹介しよう。

Twitterにあげられた浦島虎徹くんの笑顔がとても素敵でした。

ビジュアルからしてどんっとハマってるし、そのあと公開されたキャストブログ(プレミアム会員限定公開)の内容も、キャラを踏まえつつ役者としての思いが伝わってきて感動した。

どの役をやっていらっしゃる時も思いますが、こちらが認識しているのと全然違う「そのキャラクターの声」を出されるので毎回一言めのセリフでびっくりします。もちろん声だけでなく、元気で明るくて純粋で誰とでも仲良くなれる、そんな空気を全身から発していて、舞台上でもよく動くので、浦島虎徹は全体的に重たいストーリーの中での救いでした。だからこそ、つらく悲しい現実に苦しむシーンは見ていて心が痛かったです。子役の子と一緒に歌うシーンは国宝級の愛くるしさだった!蹴りが多めでよく動く殺陣も印象的です。

コロナのことがなければお誕生日当日は刀ミュの公演日でした。劇場にいるみんなでお祝いできたのかもしれないな、と思うととても残念でなりませんが、刀剣乱舞は何作も続いてきているシリーズ作品だから、きっとまた浦島虎徹に会える、と思って今年は自宅でお祝いします。また明るく元気に舞台上を動き回る浦島くんを見せてください!来年は絶対に劇場でお祝いしたいです。

「刀ミュ」にはさきに長曽祢虎徹・蜂須賀虎徹と兄貴分にあたる2振の刀剣男士が登場しており、ファンも浦島虎徹の“実装”を待ち望んでいた。

そこに抜擢された糸川は、日頃のカーテンコールやフリートークからもうかがえるように、生粋の愛され体質。虎徹三兄弟の“末っ子”として、これ以上ない最適な人選といえるだろう。

残念ながら「静かの海のパライソ」は、その大半が公演中止となってしまった。糸川自身もファンもどこか不完全燃焼な思いが残ってしまったに違いない。

しかし、「刀ミュ」はもっとも勢いのある2.5次元作品のひとつだ。2020年8月の「刀剣乱舞 大演練」への出演も発表されているし、今後も彼が演じる浦島虎徹を観る機会もまたあるだろう。

その際には、真っ青な海辺に咲く一輪のひまわりのようなあの笑顔をまた観せてもらいたい。

劇団公演から「モリステ」まで。コメントが寄せられた作品を一挙紹介

上記3作品にコメントが集中する結果となったが、もちろん他の作品にもコメントは寄せられている。ここからはできるだけコメントを紹介しながら、一挙に作品群を見ていこう。

高杉晋作 役/超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』
シンディかわいすぎました。歌がうまい!

キャス変を経て役を担ったプレッシャーを跳ね除けて真摯に役と向かい合って下さっていたのが今でも印象に深いので

心根熱い見た目はクールなキャラクターをガッツで演じきってくれた所

ルイス・ジェームズ・モリアーティ 役/舞台「憂国のモリアーティ」
ほとんど表情が変わらずセリフも少なく、抑揚のない喋り方をして、あまり大きな動きもないので、舞台上にいるのにまったく気配がないときもありました。そんなルイスが、兄といるときだけはほんのすこし空気が柔らかくなって言葉にも微妙に感情が乗って、そのほんのちょっとした人間らしさがとても魅力的でした。無駄な動きをとにかく減らしたナイフでの殺陣が美しかったです。

漫画の中のルイスそのものでした!モラン大佐とのアドリブも面白く、実際に動くルイスを観られた感動は忘れられません!

黒雪 役/忍法浪漫剣劇「百花百狼 ~戦国忍法帖~」~月下丸の章~
なかなかない可愛い役だった

リディオ 役/オトメステージVol.3「マフィアモーレ」
初々しい感じが役にあってた

三戸こうた 役/劇団番町ボーイズ☆スピンオフ公演 舞台「空空漠漠明明白白」
糸川さんの出演してきた作品で円盤化されてなく最近ではなかなか無くなってしまった小劇場というのもありファンとしてはとても貴重な作品でした。

島根さん 役/首都争奪バトル舞台「四十七大戦」開戦!鳥取編
普段からよくご出身地の島根県のことを話題に出されているので、島根や山陰のことを語らせてあれだけの説得力を出せる役者さんはきっと他にいない!と思います。ラップがイキっててめちゃくちゃかっこいい!ぜひ続編も見たいです。

またなかには、「選べません」という回答も……。

氷河、チタン、赤司くん、野澤たつおくん、黒雪…。同一人物が演じていると思えない程振り幅の広い方だと思います。とにかく役と真摯に向き合っているのを毎公演感じておりそれぞれの役の魅力を引き出すのが上手だと思います。なので選べません!

ピュアな瞳で役を射抜き、あらゆる色に染まる俳優・糸川耀士郎

ふわりと軽やかな笑顔とは裏腹に、熱血ともいえるほどの情熱で芝居と向き合っていく役者・糸川耀士郎。

2020年5月28日に27歳の誕生日を迎える彼は、ミュージカル『ダイヤのA』での主演も控えている。今後、さらに多くの作品で彼の名前を見ることになるだろう。

今度はどんな役で新しい表情をみせてくれるのか。彼の次なる芝居を観る日が待ち遠しい。

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WRITER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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