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稲垣成弥が演じたベストキャラは?変われる強さと、変わらない思い。真摯に向き合う姿が魅力

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2020年5月11日に、30歳の誕生日を迎える稲垣。検索エンジンで「稲垣成弥」の名前を検索すると、続けて予測検索ワードに「股下」という単語が入ることをご存知だろうか。

なんと稲垣、身長188cm、股下100cmという驚きのスタイルの持ち主である。スタイルが良いと称賛されることが多い2.5次元俳優たちの中でもひときわ目を引く存在の稲垣だが、ファンの心を掴む理由はもちろんそれだけではない。

今回2.5ジゲン!!では、Twitter上で誕生日を記念してファンアンケートを行った。寄せられたコメント数は3桁以上。そのどれもが稲垣自身と、稲垣が演じるキャラクターへの愛で溢れていた。

多くの人に稲垣が愛される理由とは、さてなんだろう。ファンからのコメントや出演作品と共に、その魅力を振り返っていきたいと思う。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

稲垣 成弥(いながき せいや)プロフィール
生年月日:1990年5月11日
出身地 :北海道
血液型 :O型
身長  :188㎝(股下100㎝)
サイズ :B 95cm W 75cm H 91㎝
靴   :27.5㎝
趣味  :映画鑑賞 ・トロンボーン ・写真 (カメラ)・ジークンドー・ベース
特技  :スポーツ全般 (特にテニス・水泳)・ドラム ・ダーツ
引用  :OFFICIAL FANSITEより引用

乾貞治役/ミュージカル『テニスの王子様』

まずはこちら。稲垣は、2012年から2014年まで2ndシーズンの7代目乾役として活躍した。これが初めての2.5次元作品への出演ということもあり、思い出深いファンも多いのではないだろうか。

ビジュアルはもちろん、話し方や立ち方も乾くんらしくて素敵だったからです。

成弥くんに出会えたきっかけだから。元テニス部の綺麗なフォーム、長い手足、データへの執着、眼鏡をクイッとあげる指先、全部が乾先輩そのものでした!あれから7年ほど経ちましたが、今でも大好きです!

初めて2.5次元に触れた作品で出会ってしまったので……「テニミュねぇイケメンがコスプレしてるやつでしょ~ハイハイ」からの(……乾先輩存在してた………………)という形式美のような沼り方をしたのですが、せーやさんの乾先輩はほんとにほんとに最高でした。秘めた熱さ強さはもちろんなんですけど、飄々とした掴めない感じとか真面目な顔していたずら好きなところとか研究してたくさん乾先輩の魅力を表現してくださったな~~!!ありがとう、ありがとう!!!の気持ちでいっぱいです。ちなみに2nd全国立海です!もっとたくさん!せーやさんの乾先輩観たかったなと!!今でも思ってます!!!

稲垣が演じた乾は、集めた情報から動きを予測し対応するデータテニスを基本戦術とするデータマンだ。長身を生かした高速サーブも得意技で、稲垣のスタイルが映える試合シーンは必見である。

稲垣の乾でテニミュに落ちた、稲垣を知ったというコメントが印象的だった。稲垣が最後に乾を演じてからすでに5年以上が経過しているが、今もなお愛され続けているのも納得だ。

宇都宮線役/ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』


今回のアンケートでもっとも多くのコメントが寄せられたのが、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』の宇都宮線だ。

2015年の初演以降、稲垣は5作品にわたり出演を続けた。2020年の7月には、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』4 ~九州遠征異常あり~の公演も決定しており、これから先も目が離せないキャラクターだ。

宇都宮線が動いてる…!と感動しました!ちょこちょこ垣間見得る小ネタいじめが可愛くて好きです!笑 3の黎明編の涙にやられました…!

意地悪だけどニコニコしてる宇都宮に似合ってて可愛いから

原作から抜け出てきたようで、とても素敵。たまに、あはっと笑う笑顔がたまらないです。

鉄ミュ3延伸するは我にありの時に笑顔、殺陣のかっこいい姿、シリアスな姿全部を見せてもらったから。宇都宮線の成弥くんの演技を見てると凄く青春鉄道の世界に引き込まれるから。

感情を押し殺してとても意地悪、でも愛される役をやる成弥くんがとても魅力的でした。カンパニー自体とても楽しいところだと思いますし、舞台もコメディ色が強いので、たまに素で笑ってしまうのも可愛らしくてすきです!

原作が好きで最初ミュージカルには否定的でしたが、彼の演じる宇都宮線は本物の宇都宮線でした。

腹黒そうな笑い方も、立ち振る舞いも、宇都宮線の雰囲気にとてもマッチしてたから。

原作のキャラがそのまま飛び出てきたのかと思うほど、キャラクターそのままだったから。原作者様ももしもアニメ化するならそのまま声をあてて欲しいくらい。青春鉄道3で完全に宇都宮線を再現した。と仰っていたから。

いたずらっ子のような眼差しと、シリアスシーンで見せる険しい表情のギャップが最高です!大きな身体で楽しくお芝居している様子がよく分かる所も好きなポイントです。

宇都宮のきょとーんとした表情がどうしようもなく可愛くて大好きです。いじめっこな感じかと思えば鉄ライではただひたすらに可愛かったり、青春鉄道3では国鉄時代の東北本線の尖った感じがすごく好きです。東北本線の殺陣が凄くかっこよかったので全人類見るべきだと思います!とにかく同じ役でも時代によって演じ分けていて凄いなーと思います。

成弥くんを知るきっかけになったキャラであり、原作の、しっかり者で腹黒いけどお茶目でかわいい色々な面を完璧に演じきっていたため感動したからです。

成弥さんの涙を流す演技があまり想像つかなかったのでこんなにいい意味で驚かせられる演技ができるひとなんだと思った演技だから

初めて見た時、宇都宮が実在している…!と感動するほど見た目の再現率が高く、何よりご本人がとても楽しそうに演じているなと思ったから。

初めて生で稲垣くんをみたのと、すごくコミカルな題材で新しい面をみれたっていう新たな発見が自分の中であったから

ちょいイジワルな性格の宇都宮線と高崎線役の郷本さんとのやり取りがただただ面白い!稲垣さんのゆるふわな性格とのギャップにハマりました!!!

稲垣さんを知るきっかけになった作品なので。コミカルとシリアスの振り幅が大きくて驚きました。ミュージカル青春鉄道3の「高崎の責任」での稲垣さんの歌と演技は、何度見返しても泣いてしまいます。

普段は大人っぽい役や冷静な役をやることが多いのですが、宇都宮線は冷静な反面、かわいい子どもらしい部分も兼ね備えているため、稲垣さんの役では普段見れないような一面が見られるからです。

原作に対する理解と愛情の大きさが素晴らしいです。ねじ曲った性格と相棒の高崎線に向ける愛情と執着で構成される宇都宮線を稲垣さんの解釈でブラッシュアップしていただきました。また、そういった稲垣さんだからこそ、幼馴染の高崎線の路線を奪う結果になって彼の将来を閉ざしてしまったことからはじまる原作一番人気エピソード『尾久駅ふたりぼっち』をこれ以上ないという解釈で演じてくださったのだと思います。これ以上高崎線に辛い思いをさせないためにと嫌なことを黙ってこっそり持ち去った東北本線がその抱え込んだものの大きさに耐えられなくなり高崎線に救いを求めるとき、その長身を小さく丸くかがめ、まるで幼子のようになった姿に観ている言葉を失いました。そしてそのあと高崎線に共に歩むことを告げられたときに零された涙の美しさ!その涙と共に彼が生まれ変わったのだと納得させるに十分でした。のちに原作者の方が述べた「ミュージカルがすべてです」は最高の賛辞だと思います。

原作も読んでいるのですが、ビジュアルも声も話している時の表情とかも全てイメージ通りたと思います!郷本直也さんが演じる高崎線との掛け合いがすごく好きです。

身長の高さはもちろん、自由奔放さなど性格面でも稲垣さんにぴったりの役です!特に青春鉄道2で劇中歌の替え歌を披露したところが稲垣さんらしいと思いました!

宇都宮線がいかに愛されているかが、コメントの熱量からも伝わってくる。

稲垣が演じた宇都宮線は、身長186cmの黒髪の青年。前髪を右側で分けており穏やかな目をしている。しかし穏やかな見た目に反して、性格は「歪んでる」と評されるほど悪い。対になる高崎線とは、よく口論になる姿が見受けられる。

コミカルなシーンも多い今作品だが、だからこそシリアスな空気の中での宇都宮線の芝居は観客の心を引き付ける。鉄ミュ3の尾久駅ふたりぼっちの歌声には、涙を誘われたファンも多いのではないだろうか。感情の込められた歌声とライトに照らされた美しい落涙は、稲垣ファンも原作ファンもどちらも必見である。

伏見臣役/MANKAI STAGE『A3!』シリーズ

続けて紹介するのが、エーステシリーズの伏見臣。人気作品の舞台化ともあって、稲垣に寄せられるファンからの期待も相当なものであったはず。2.5次元作品の舞台化は喜びと不安をファンに同時に与えるが、稲垣はそうした不安をすべて払拭する伏見を演じてくれた。

鉄ミュに続き、多くのコメントが寄せられることとなった今作。早速だが、熱いコメントを紹介していこう。

この作品で稲垣成弥さんを知ったのですが本当に臣くんそのまんまで感動しました。

ゲームからそのままキャラクターが出てきたのかと錯覚してる程そのままでした。劇中でもさらに役を演じているキャラクターもそのままでより一層惚れてしまいました!

稲垣さんの体格などそっくりだった。稲垣さんが普段しない料理を臣さんを演じることを通してするようになったという話を聞いて、キャラ想いで熱い人だなと思ったから。

臣くんの優しさや心に秘めている事も表現出来ててハマり役だった。

優しそうな顔で秋組や劇団員を見つめる姿が本当に臣くんそのものでした。劇中劇にみせる悪い顔や真剣な顔のギャップが臣くんそのものでした。これがきっかけで成弥さんのファンになりました。

すごい、成弥くんにはまり役だと思います。身長も高くて本当に伏見臣くんそのものでした。

まさに理想の臣くんです!臣くんを演じられるのは稲垣さんしかいません!!

自分が2.5次元と、稲垣さんにハマるきっかけになった。

優しさに満ちた雰囲気、笑顔、葛藤する場面など全てにおいて素晴らしく、私の好きな伏見臣が存在しました。

臣を演じながら、臣が演じるキャラを更に演じるというエーステならではの劇中劇を見事に演じきっていたから

稲垣さん本人の若干自由な感じや、穏やかな雰囲気が伏見臣のキャラクター性と見事にマッチしていて最高のハマり役だと思います。秋組単独公演での劇中劇「任侠伝・流れ者銀二」での横田役は、「目を据わらせていることを意識した」との本人談にもあるように、佇まいから”堅気者ではない”怖さや威圧感が感じられてとても素敵でした。

臣くんの人柄の良さが内側から自然と滲み出ていたのが印象的でした。また、劇中劇では臣くん演じるキャラクターもいちいちハマっていたのが凄かったです。とくに第三回公演「任侠伝 流れ者銀二」での横田は喋り方、仕草、表情全てにおいて圧巻でした。

稲垣さんと初めて出会った作品であること、臣というキャラクターの優しい面や暗い過去のシーンの表情の切り替えがほんとうにキャラクターのままで大好きだからです。

2.5にハマるきっかけを作ってくれた役だからです。2.5はあまり好きではなかったのですが、元のゲームキャラ(伏見臣)が好きで、イケメン(成弥さん)がやると知って観劇しました。とてもかっこよかったです。

ゲーム作品の方を先に知っていたのですが、様相や雰囲気がぴったりで感動しました。臣くんのことも大好きなのですが、演じられている稲垣さんも大好きになりました。

稲垣さんにハマったきっかけの作品。元々原作が大好きでビジュアル、キャラを演じて下さってる稲垣さんを見て、伏見臣そのものでしかなくて、完全にハマりました!

私が成弥さんを知ったきっかけが臣くんでした!友達の付き添いで秋単を観劇させていただきましたが、登場と同時に私は成弥さんをずっと目で追っていました…!あのときの感動は今でもよく覚えています。

再現度が高く、役に対して真摯であった。舞台ならではの日替り演出もとても良かった。キャラクターの新しい一面を上手い感じで出していた。

稲垣が演じた伏見は、家事全般が得意で、料理の腕前もプロ級のいわゆるオカン肌。豊富なレパートリーで日々劇団のみんなの胃袋を満たしている。年の割に達観した穏やかな雰囲気に反して、高校時代には地元最強の元ヤンとして名を馳せていたというギャップ持ち。

身長などのビジュアル面に加え、画面から伏見がそのまま飛び出してきたかのような穏やかな雰囲気は、どこか稲垣自身と重なるところがあるかもしれない。

日常における伏見はもちろんのこと、劇中劇での芝居もファンの心をつかむ理由の一つとなった。劇中劇では纏う空気ががらりと変わり、殻を破った伏見の凄みは圧巻の一言に尽きる。同じ舞台の中でもさまざまな役を演じきる姿からは、確かな演技力が伺える。

また、作中に登場したキッシュやスコーンを手作りしている姿が素敵!というコメントも多くあったことが印象的。

演じることになってから、役の臣くんが作っているキッシュやスコーンなどを、実際に作って稽古場に持ってきていたりしているところが本当に再現されすぎていて尊敬しました。身長に関してはもちろんですが、稲垣成弥くんが伏見臣くんを演じてくれて本当に良かったと思います。

役を理解しようとキッシュを作ってきてくれたり、キャラクターの誕生日に好物を作ってくれたりと役への愛が素晴らしい。

推しキャラだからです。あと、稲垣成弥さんの伏見臣くんへの解釈や憧れなどすごく共感できる所もあり、すごくキャラを掘り下げて演じて下さってるのも伝わってきて、彼なりにキャラクターを愛してくださってるのが伝わってくるのも理由です。あと伏見臣と同じように料理できるのもポイント高めです。

こうした姿からも、稲垣が伏見臣というキャラクターとしっかり向き合ってくれていることが伝わってくる。キャラクターへの愛を感じられるのも、ファンにとってうれしいポイントだろう。

小山内亮役/劇団たいしゅう小説家 Present`s 『Face of TAILES』


2.5次元作品だけではなく、オリジナル作品にもコメントが多数寄せられていた。

もうとにかくサイコパスな演技が最高すぎて…最高です…あんなにもサイコパスな役が似合う人いないですってくらい…素晴らしいです。

脚本から稲垣成弥さんが参加していただけあって、よくキャラクターが考えられていたし、何より本人がとっても楽しそうに演じていて、それが役にハマっていたから。

主演舞台で成弥さんが脚本から関わっている作品。ネタバレになるのでどんな役かは語れないのですが最後のどんでん返しが凄く面白くて印象深い作品でした。役としても普段みている2.5系の舞台ではなかなかみれない役で、新鮮でした。劇場で見たときは成弥さんの演技力の凄さに圧倒され終演後椅子から立てませんでした。とにかく稲垣成弥って役者の凄さを感じられて、かつ最近成弥さんを応援し始めた人には是非見てもらいたい作品です。

ここまで演技力を感じさせられた経験がなかったので選びました。毎度毎度の公演で何をするのかドキドキさせられる経験があまりにも新鮮かつ最高で癖になりました。

これまでに無い意外性のある役所でしたが、後半の急展開からラストシーンまでとてもスリリングで、回を重ねて観ても高揚感が堪りませんでした。今でもDVDを見返している大好きな作品です。

数多くの舞台にご出演されていますが、主演を務められたこの作品はぜひ多くの人に観てもらいたいなと思っています。舞台の上で繰り広げられた惨劇の真ん中で笑っている小山内は、なんとも形容し難い美しさがありました。吉村駿作さん演じる朔朗とのラストシーンは、圧巻の一言です。

2019年6月、稲垣成弥さんの主演舞台。本人がやりたいと思っていたサイコパスで表と裏がある闇の深い役で、演技の幅の広さに驚きました。脚本や演出にも少し携わったそうです!本性を現してからのシーンは軽くトラウマです(笑)殺人鬼やヒール役をこれからもやってほしいです。

FACE of TAILESは、2019年の6月に上演されたオリジナル作品。約130席の小劇場で上演された今作は、2.5次元作品とはまたがらりと雰囲気の変わった印象を受けるかもしれない。

空気が舞台の世界観に作り替えられ、至近距離で熱量を浴びることが出来るのが小劇場の魅力だ。限られた空間だからこそ役者の一挙手一投足が観客に伝わる劇場で、稲垣は主役の小山内を熱演。

今まで演じたキャラクターや本人の纏う雰囲気とは違い、いわゆるサイコパス的なヒール役は稲垣の新たな魅力に出会うことが出来る。自身が脚本にも携わっていたという作品なので、稲垣ファンにはぜひおすすめしたい一作だ。

シリアスからコメディまで 幅広い魅力のキャラクターたち

上記の作品以外にも、もちろん多くのコメントが寄せられていた。作風やキャラクターに捕らわれず、幅広い演技を見せてくれる稲垣ならではである。ここから先は、コメントをいくつか抜粋させていただこう。

柿本千種役/『家庭教師ヒットマンREBORN! the STAGE』

元々青春鉄道の宇都宮線をきっかけに稲垣さんを好きになりましたが、まさか自分が学生の頃一番好きだった作品に出演されるなんて…とワクワクしながら観劇しました。千種にピッタリの体型はもちろん、ヨーヨーを使ったアクションや台詞の抑揚などどれを取っても『千種』そのもので、とても嬉しくて何度も劇場に足を運んだ思い出があります。

昔から大好きな漫画の舞台化に、大大大好きな稲垣成弥さんが出演した、大切な作品です。漫画からそのまま出てきたかのような猫背の立ち振る舞いやヨーヨーの手捌き!!あのときの感動は忘れられません。

骸さまと犬ちゃんと一緒に並んだ時のバランスがよかったんですよね~~!!!がむしゃらな感じのツナたちと対照的に、落ち着いていて威圧感があって…。ヨーヨーの使い方の鮮やかさにも驚きました!また会いたいです。

佐伯慎之介役/舞台『ヘブンイレブン!』

おらついた表面の演技とネットアイドルのファンとしての面のちょっと気持ち悪い演技のギャップがとても好きだった

一見怖そうだけど本当は弱くて情に厚いヤンキーという役どころがあまりにもハマりすぎていました。長い手足大きな体躯で感情を爆発させて大暴れする姿はインパクト大。ストーリーを展開させる重要なキャラでもありました!大声を出して暴れたかと思えばしゅんとした表情を見せたりデレデレモードになったり、大味キャラに見えますが、コロコロ変わる表情とテンションは1つ1つ丁寧で細かく、かつ振り切っていて、だからこそ魅力的なギャップが生まれていました。虚勢を張る激弱ヤンキーの愛らしさは稲垣さんだからこそ出せたものだと思います!

カピタン・グラツィアーノ役/舞台『からくりサーカス』

舞台の上にひとりで演じるシーンが凛々しくてかっこよかった。大きな劇場ではなく距離が近かったこと、背が高いこともあり敵側らしい迫力があった。

個性の塊みたいなキャラ。なのにちゃんとキャラクターとしてそこにいるのが凄い。あと円形劇場での公演だったので、退場する時に客席間の狭い通路を通るシーンがあり、衣装のマントがお客さんに当たらないようにちょっと持って肩幅狭めに退場してたのがかわいかった。

原田左之助役/『薄桜鬼SSL 〜sweet school life〜 THE STAGE』

元々原作でも原田左之助、原田先生推しだったのですが、稲垣さんが演じられているのを拝見し、色っぽさといい振る舞いと言い原作キャラに近いものを感じて、釘付けになりました。

初めて見た時に、この役にこんなピッタリな体格とスタイルの人がこの世に存在するんだと衝撃的だったから

変われる強さと、変わらない思い 稲垣がファンに見せてくれるもの

2.5次元作品からオリジナル作品まで、活躍のフィールドを広げ続けている稲垣。演じる役も、優しい兄貴分から悪役と多岐に渡る。キャラクターごとの変化も、稲垣の武器の一つだ。

ジャンルに捕らわれない芝居を見せてくれる一方、どの舞台でも共通するのが役に向き合う思いの強さではないだろうか。長く伸びた手足、すらりとした体躯には到底収まり切れないほどの可能性が秘められている。作品を経て成長をしていく姿を見ていると、自然と未来への期待や希望がこみ上げてくるほどだ。

30歳という新たなステージへと足を踏み入れた稲垣ならば、きっとファンの期待を越える芝居を見せてくれるに違いない。そう信じさせてくれる素晴らしい役者の1年が、幸せに満ちたものであるようにと願うばかりだ。

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WRITER

水川ひかる
								水川ひかる
							

2.5次元舞台の魅力を全力でお伝えしていきたいと思います。まだまだ駆け出しライター。推しが元気で今日もごはんが美味い!

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