2.5次元舞台といえば、一般的には原作の世界を忠実に再現することが求められている。キャラクターをいかに再現するかということがひとつのハードルであり、こういった部分を大切にしてくれることはファンにとって何にも代えがたい喜びでもある。
しかし、中にはそうしたハードルを飛び越えて、さらにキャラクターの魅力を引き出してくれる役者がいるのだ。
古谷大和は、そうした素晴らしい役者のうちの1人だと思う。
古谷は、2020年の5月4日で29歳の誕生日を迎える。2012年のデビュー以降多くの作品に出演してきた彼だが、その中でも特に愛されているのはどのキャラクターだろう。
今回Twitter上は、古谷の誕生日を記念してファンアンケートを実施した。集まった回答は、なんと350件以上。彼がいかに役と向き合い、大切にしてくれているかが伝わってくるようだ。
ファンから寄せられたコメントとともに、これまでの出演作を振り返っていきたい。
※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。
古谷大和(ふるや やまと)プロフィール
生年月日:1991年5月4日
星座 :おうし座
血液型 :B型
身長 :175cm
B:87 W:78 H:89(公式ブログより引用)
もくじ
シトロン役/MANKAISTAGE『A3!』シリーズ
シトロンくん
お誕生日おめでとっ。
貴方に出会えたこと
今年も光栄に感じています。末永く 宜しくね。 pic.twitter.com/UBl0LziU8N
— 古谷 大和 (@ya_ma_to_hiro) May 14, 2019
かつての栄光を失った劇団を立て直すために役者を育成し、舞台公演を成功させていく人気ゲームの『A3!』。初演の情報が公開された当初から注目度が高かったエーステで、古谷は謎に包まれた留学生のシトロンを熱演。
古谷が演じるシトロンがいかに愛されているかは、ファンからのコメントに込められた熱量を見れば一目瞭然だろう。
最初に見たときに、あのカタコトの日本語が上手すぎてそのまんまだと思ったし、劇中劇での心の声と役との移り変わりがすごかったから!!
シトロンくんらしさを舞台いっぱいに表現している姿がとっても印象的、春単独の際は笑いを起こしたり涙を誘ったり、いろんな気持ちにさせてもらったことが嬉しくて大好きな役です
元々好きな作品だったA3!、2.5次元になった時どんな風になるのか楽しみでした。実際にステージを観てセリフのないオープニングのシーンで動きだけでシトロンくんだ!と感動したのを覚えています。シトロンくんの独特な雰囲気をあそこまで演じられる古谷さんすごいです!
美形だけど変てこな日本語を喋る天真爛漫なムードメーカー、でも明るいだけじゃなくて実はちょっと影があるようなところが垣間見える…という奥行きのあるキャラクターがとってもハマり役だと思います。A3!に初めて触れたのが「エーステ」だったのですが、大和くんのシトロンにすっかり魅了されてしまい、今では原作もシトロン推しです!
シトロン役が大和くんで良かったと心の底から思ったから。舞台上でいちばん輝いていたから。
カタコトの外国人でユーモアがあって、色々と事情を抱えている難しい役どころなのに、それを完璧に演じられていて、本当にゲームの世界から飛び出してきたみたいで感動しました。
劇中と劇中劇でキャラの切り替えがシトロンそのもの!旗揚げ公演のアドリブの片言とセリフの流暢の違いが凄すぎてびっくりしました!第二回公演と第三回公演で演技のうまさが変わっているのもすごいと思いました!!
シトロンご本人以外何者でもなく、初めて2.5次元寸分も違和感を覚えずに観た役者さんでした。2.5次元の見方も変わったきっかけでもあります。それまでよりシトロンが大好きになり、必然と古谷さんも大好きになりました。
シトロンが現実にいると思えたことと、劇中劇を通して色んな表情を見ることができ、古谷さん演じるシトロンと古谷さん自身、どちらのお芝居ももっとみたいと思わせてくれたため。
ご本人の顔立ちとシトロンのキャラクターとがマッチしていてビジュアルが最高!まるでシトロンが現実に飛び出してきたかのような演技とギャグセンスでいつも綴くんを困らせるシトロンが大好きです!
ゲームで見ていたシトロンそのままで、初めて見た時に感動したのを覚えています!春組推しの私はもちろん、ゲームでは他の組のキャラが好きな友人が、舞台だとシトロンが一番好き!一家に一台ほしい!と言っていたのがとっても嬉しかったです!また古谷さんのシトロンが見れるのを楽しみにしています!
人生で初めて観た舞台で、大和さんが演じるシトロンくんに心が惹かれたからです。天真爛漫なムードメーカーなシトロンくんが現実世界に実在していて感動したことを覚えています。大和さんのお芝居はとっても素敵でどのキャラクターも大好きですし、大げさではなく、大和さんに出会ってから世界が変わったので出会えたことに感謝しています。
エーステ春組単独公演の第3回公演「ぜんまい仕掛けのココロ」で、シトロン演じる”S”が心をもたない時はロボットのように一切瞬きをしないのに、心が芽生えた時から瞬きをしていて、解釈といい、瞬きをしない技術といい、古谷大和にしかシトロンはできないと、古谷大和がシトロンでよかったと心から思いました!大切に演じてくださりありがとうございます。
友人に見せてもらったエーステで大和くんを知り、お芝居を見て、大和くんもシトロンもA3!もエーステも大好きになったからです!外見も話し方も動きももう全てが本当にシトロンで、画面の中から出てきたんじゃないかってくらいです…マントを捌く姿も美しすぎます…!エーステを見る度に大和くんのお芝居に圧倒されると同時に、本当に出会えてよかったなって思います!!
とにかくハマり役。またキャラクターへの愛がめちゃくちゃ深い。一見コメディタッチで、「面白さ」だけで完結してしまいそうなキャラクターを、「面白い」けれど「優しい」であったり「格好いい」であったりと深掘りしてご自身でそこまでひっくるめて愛してくれた上でそれら全てを板の上で表現してくれる。やまとくんのシトロンは愛の具現化だと思っています。大好き!
シトロンへの理解が深く、愛に満ち溢れていることが演技を通してすごく伝わった。大和くんだからこそここまでシトロンを引き出してくれるのだと思う。特に、エーステ春単独公演のぜんまいは涙なしでは見られない。一度見たら感情を引き摺ってしまう程、演技が素晴らしかった。大和くんのシトロンが大好きだと心から思った。
元のキャラクターは2次元だから許されるような設定とか喋り方だったりするのにそれを3次元に起こして「あのキャラクターそのままなのに自然と3次元にいる」状態の見た目と喋り方でほんとに感動しました。この作品で始めて知ったのですが大和さんのそのお芝居とあとダンスで一気に大好きになりました。
春単独公演での仲間を見守る慈愛に満ちた眼差しが大好きです。劇中劇でのホムンクルス役のアクションやダンス、演技もとても役にはまっていて、ラストシーンは思わず泣いてしまいました。
泣く泣く厳選させていただいたが、ここには収まりきれないほどの膨大な量のコメントが寄せられていた。「ホーム画面がシトロンになった」「推しキャラがシトロンになった」などのコメントもあり、ファンの心を掴んだシトロンの魅力がここでも垣間見える。
シトロンは春組のムードメーカーでもあり、場をほっこりと和ませるシーンも多い。周囲の空気を笑いで明るくするシトロンは、まさにはまり役だった。
高田馬場ジョージ役/舞台『KING OF PRISM』シリーズ
舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」 6日目
ご来場頂いた皆様
ありがとうございました!皆様の応援
本当に励みになりました。
僕はジョージくんを尊敬しています。
これからもたくさん応援してあげてね。観に来れなかった人達にも
明日以降、たくさんの煌めきが訪れますようにっ。 pic.twitter.com/Opk6Yvh0Yk— 古谷 大和 (@ya_ma_to_hiro) February 26, 2020
今回のアンケートで、とくに多くのコメントが寄せられた作品のうちの1つがブタキンの高田馬場ジョージである。
古谷が初めてジョージを演じた当初、実はジョージはまだまだ原作のアニメでは出番の少ないキャラクターだった。台詞も少なく、明らかにされていないところも多かっただろう。しかし古谷は、そうした懸念事項もすべて跳ね除け、ジョージに命を吹き込んでくれた。
大和さんの役への解釈とハマりかたがとても好きです。舞台での高田馬場ジョージくんを観て大和さんのことがもっと好きになりました。
原作にほとんど出てこないキャラクターを、名前、ビジュアルと最低限の情報だけで、何故か想像通り作り上げられていたから。
原作があるものの初演では高田馬場ジョージについてほぼ語られていない状態なのにも関わらず完璧に演じきって、以降の高田馬場ジョージというキャラクター成りを作ったと言っても過言ではないです!そして!なんと言っても水色の髪が似合う!
高田馬場ジョージʺは古谷さん演じるジョージがいなければここまで人気が出なかった、もしかしたらTVシリーズでメインキャラとして扱われなかったかも…と思うくらい、可愛くてかっこよくて、これぞシュワルツローズのトッププリズムスタァ!と思えるほど最高に表現してくれました
大和くんは舞台への熱意とプライドが凄く感じ取れてジョージは自分がアイドルで1番っていう熱意とプライドがあるところが似てるかなって思いました!
賢くストイックに、可愛らしく振る舞って、時折隠しきれないかっこよさが溢れ出すギャップがまさに高田馬場ジョージくんの生き様をそのまま映し出していて、私たちにたくさんの愛と煌きを振りまいてくれた完全なナンバーワンプリズムスタァだったから!
原作アニメでは台詞が6こ位、登場時間はトータルで10分ない位でメインキャラと敵対する悪役ポジションの高田馬場ジョージを舞台で古谷さんが大阪公演でのトラブルをアドリブで乗りきったり原作アニメを超えて愛されるキャラへと育ててくれたと思います。
アニメや映画では、目立った役回りをしているはずの高田馬場ジョージくんでしたが、私は全く興味が無く、見向きもしていませんでした。今年のキンプリの舞台、願った終わり方ではありませんでしたが、2月26日の千秋楽を観させていただきました。その時の古谷大和さんは、まさに「高田馬場ジョージ」でした。高田馬場ジョージは、如何なる時にもブレずに舞台の上に生きていました。今でもその光景が浮かんできます。それ以来、高田馬場ジョージくんしか見えません。心も何もかも全て奪われました。プリズムストアに行ってジョージくんのグッズも買いました。高田馬場駅を通り過ぎる度にジョージくんに思いを馳せます。今まで俳優さんをみてこんなに普段の生活に影響を与えられたのは初めてです。こんな素敵な思いをくれたのは、他でもなく古谷大和さんです。古谷大和さんは高田馬場ジョージくん役がハマり役だと思います。
ジョージが原作であまり出番がなく、キャラが確立されてない中、見事にジョージを作り上げた技術と大和さんのストイックなキャラへの向き合い方が素晴らしかったからです。停電によるハプニングを高田馬場ジョージとしてアドリブで乗り切った舞台でのエピソードは、原作アニメの続編でも反映されました。そのくらい舞台キンプリでのジョージは間違いなくMVPでした!大和さんでないと表現できないジョージだし、大和さんこそがジョージを作ったと言っても過言ではないです。
舞台を通して、ジョージというキャラクターに深みを持たせてくれた古谷に、絶賛のコメントが多く寄せられている。
そんなジョージを語るうえで、外せないエピソードが一つある。大阪公演の中で起きた、停電事件だ。
予想外の日替わりなど、ファンの間で話題に事欠かなかったジョージ。その中でも、大阪公演中に起きた停電事件はあまりにも有名である。(古谷自身もブログで当時のことを振り返っているので、ぜひ読んでいただきたい。)(ブログはこちら)
現場に居合わせた筆者の友人によると、観客それぞれの推し色のペンライトがこのとき自然とジョージカラーの黄色に変わったという。それは観客からジョージへと寄せられた愛と信頼の証だったのだろう。
舞台キンプリは応援上演のスタイルを取り入れており、観客も一体となるというスタイルが魅力のひとつだ。同じシーンで笑ったり、泣いたり、観客の心が自然とひとつにまとまったのには、ジョージの存在も大きかったのではないだろうか。
プリズムの煌めきをありがとう――コメントの一つひとつからも、そんな感謝が伝わってくるようだ。
コバヤシ役/劇団シャイニング『JOKER TRAP』
古谷といえば、そのアドリブ力にも称賛が集まる。アドリブさせたら右に出る者はいない、とすら思えてしまうほどだ。そんな魅力が光っていた役の一人が、JOKER TRAPのコバヤシである。
劇団シャイニング
「JOKER TRAP」2日目
ご来場いただいた皆様
ありがとうございました!コバヤシ
どこまでも彼と楽しんでいくつもりです。
引き続き宜しくお願いします! pic.twitter.com/aHHLXysAon— 古谷 大和 (@ya_ma_to_hiro) April 20, 2018
掴み所のない・ひょうきんなキャラクターで、出番は少ないけど、出てくるとつい目で追ってしまう…そんなコバヤシくんに1票!
初めて古谷さんのお芝居をみて古谷さんを知って好きになったため
大和さんを知るキッカケ、好きになったキッカケの作品だからです!コバヤシが大和さんで良かった!と思うほどハマり役でした!大好きです!
主要キャラクターではなかったものの、アドリブや演技力で他のキャラを引っ張っていってる感じがとても好きでした。
コバヤシは、舞台に登場したオリジナルキャラクターだ。舞台が初登場となるにも関わらず、世界に見事溶け込み、観客を惹きつける演技を見せてくれた。
何者かの思惑によって集められた4人のスパイが、騙し騙されの駆け引きを繰り広げていくこのストーリーは、大筋を見ればシリアスなものだ。ともすれば緊張感で苦しくなってしまいそうなストーリーであるが、そこに一種の清涼剤のように笑いを投じてくれたのがコバヤシだった。
日替わりネタで観客はもちろん、キャストからも笑いを引き出す手腕は見事の一言に尽きる。メインキャストをお目当てに劇場に足を運んだファンが、コバヤシの虜になって帰ってきたという例を筆者はいくつか目撃した。
JOKER TRAPの世界にコバヤシという新たな命を芽生えさせてくれた古谷に、感謝の気持ちでいっぱいである。
星乃ラン役/ストリップ学園
そして、七夕といえば
星乃ランちゃんの誕生日です!
おめでとう!いつかアゲハ蝶のよう
清く 妖しく 美しく
綺麗に羽ばたけますように。#ストリップ学園 pic.twitter.com/ze4w8w6PKD— 古谷 大和 (@ya_ma_to_hiro) July 7, 2018
2.5次元作品はもちろんだが、オリジナル作品にも多くコメントが寄せられていた。その筆頭が、2018年に上演されたハダカ座公演『ストリップ学園』だ。
普段の男らしさを微塵も感じさせない姿に古谷大和に演じられない役は無いと思った。
身体つきは男性的であるのに対し、その他の仕草、口調、表情が女性そのもので、役者の演技力と表現力に引き込まれたキャラクターだったから
舞台に立つのは紛れもなく「彼女」であった姿に心が動いたような気持ちになり、この作品から応援させて頂いているのであえて選ばせて頂くのであればランちゃんということで選びました。
大和くんの明るさや可愛らしさ・性格の潔さなど良いところが全て出ていて、「女の子を演じる」ということへの役作りに対しても真摯な姿勢が常に観られて、作品自体もとても面白いものだったから
誰もが演じられる役ではないと思います。普段あんなに男らしい古谷さんなのに舞台に立っていたのは等身大の全力で、でも繊細な女の子で本当に驚いた記憶があります。ストリップ海峡が全公演中止になってしまい本当に残念ですがまた絶対にランちゃんに会いたいと思っています。
「常識なんか捨てて丸裸になれ!」がコンセプトだったこちらの作品。舞台となるのは、ストリップで天下を取る夢を抱いた少女たちが集うストリップ学園。伝説のストリッパーを目指す少女たちの青春が描かれている。
そう、“少女”だ。ストリップ学園で、古谷は少女星乃ランを熱演。筋肉がつきやすいらしい古谷は、凛とした彫の深い顔つきも相まって、普段は男らしくカッコいいというイメージが強いかもしれない。
しかし舞台に立つランは、紛れもなく少女だった。表情の作り方や口調、指先の動きまで女性らしさを滲ませた芝居に、彼(今作品に限っては、彼女という表記が正しいかもしれない)の新しい可能性を見たというファンも多いのではないだろうか。
天宮王成・レイ/『CHaCK-UP』シリーズ
楽しかったぁぁぁあ!
やっぱ宇宙人は最高だった。
地球は青かった。(?レイも久しぶりにチャームの皆様に会えて 幸せそうでした。一緒に応援してくれてありがとうございました!
CHaCK-UPもよろしくお願いします!pic.「写真ちょうだい」って言ったら自撮りもしてくれました。お納めください。 pic.twitter.com/DPMf14Xl8d
— 古谷 大和 (@ya_ma_to_hiro) January 9, 2018
正確に言うと、古谷大和が演じた役ではない。天王星人のレイは、古谷が尊敬するお友達であり、中の人などいないのだ。しかし彼にも多くのコメントが寄せられていたので、せっかくなので掲載させていただきたい。
きみちゃんの天真爛漫でおバカなキャラクターと、レイ様のクールで高貴なキャラクターのギャップが大好きです。生み出してくれた全ての奇跡に感謝です、本当に、大好きです…ありがとうございました……
最高にイケメンで最高にクール!
宇宙人アイドルグループCHaCK-UPの応援を経て、古谷さんを知りました。古谷さんにお顔がそっくりなCHaCK-UPのキャプテン、レイ様は一生大好きな方です。地球に飽きたら皆さん、スペーストリップおすすめです!
レイ様こそが宇宙一の男です!!
まだまだたくさん! 古谷が演じた魅力的なキャラクターたち
おとぎ裁判 第2審
〜戦慄の誘拐パレード
ビッグマウスにご用心〜 8日目ご来場頂いた皆様
ありがとうございました!日に日に増す、キャストとスタッフの本気の遊びは 演劇が本来どういうものであったかを見つめ直し、感じさせてくれる。
トーチの皆様含めこの座組に集まった全ての人に感謝。 pic.twitter.com/c3MtsMCKep— 古谷 大和 (@ya_ma_to_hiro) January 18, 2020
アケチ役/舞台『おとぎ裁判』
お話もキャラクターもアドリブもすべて面白い!古谷さんだからアケチができるし古谷さんじゃないアケチは違うな……って思うくらい舞台と一体化してると思います!!
目での演技がとくに素晴らしいなと魅入ってしまいました。
オリジナル舞台だからこそとてもよくハマっていて、彼のキャラクター作りが非常に魅力的だなと感じた作品です。濃いメイクのビジュアルに思いがけず全力笑顔で歌ったり踊ったり、実は人情深かったり、お芝居の中の感情が人間らしくて本当に生きている感じがすごくするからです。
渋谷役/舞台『ギャングアワー』
難しい役柄だったのか、見に行った日全て演技が違く、だけど全ての演技がちゃんと渋谷として受け取れ、鳥肌が立った。そして何より自分がギャングものが好きだから。
自分の思う古谷さんのお芝居の面白さを余すところなく感じられる役柄だったから。
渋谷のどうにもなれない優しさ、真面目さ、変わりたいと心から願って進んでいく彼のことがすごく好きでした。選択肢1しかもう選べない。困ったり焦ったり怒ったり表情が忙しない渋谷ちゃんにはやっぱり笑ってみせてほしいです。
泉研役/舞台『チャージマン研!』
研が4人いること自体わけがわからないのですが古谷さんの研は原作の研に1番似てるのと1番うるさい研になるところが好きです。
とても挑戦的な作品で、研ちゃん役は古谷さん含め4名(4名同時に舞台にいる)います。それぞれ個性がある研でしたが、古谷さんの研ちゃんは原作に忠実で、だからこそ研ちゃんのクレイジーさ、作品のクレイジーさが際立ちました。 前途のように今までにない作品でしたが、出演者さん、スタッフさん、観客、ニコ生で観ている方、一体になって盛り上がった作品です。カオスな中全員同じ方向を見て楽しめたのは、座長の古谷さんの力です。
他の3名もよかったが各々チャージマン研の独特な雰囲気が出ていた。その中でも古谷さんの研は表情、仕草含め、古谷さんらしさと研が共存していて、シュールな笑いを誘っていた。
『作画の足りなさ』を初めとした完璧な原作再現、思わず吹き出すクソデカボイス、キレッキレのダンス、どれをとっても最高でした。
月下丸役/舞台『忍法浪漫剣劇 百花百狼 月下丸の章』
個人的には、始まる前はご本人にそのキャラクターのイメージはなかったのですが。 一途にひたむきにヒロインを想い、傍らにいる姿がとてもしっくりきた事を覚えています。 涼しげな顔をしているように見えて、心のうちに熱い想いを持っているところは似ているのかな、なんて思ってみたりします。
古谷大和にしか演じられない、生きたキャラクターたち
彼が演じる役には、命が宿る。笑ったり怒ったり、ふざけたり泣いたり、そうした感情の動きを追いかけるうちに、そのキャラクターが原作の枠を飛び出して、本当にこの世界に生きているような感覚を覚える。
こうして彼の出演作品を振り返ると、古谷が多くの人に愛されている役者であると再確認すると同時に、「ファンは本当に古谷大和に愛されているな」と感じる。
ファンがどうすれば楽しんでくれるのか、常に考えてくれているのだろうということが彼の芝居からは伝わってくるのだ。ブタキンのパンフレットでは、自身の太陽という質問に「ステージを見てくれるお客さん」と答えている。こんなに愛されているファンはいないと思う。
ファンや役を大切にして向き合ってくれる古谷ならば、これからもきっと素晴らしい世界を見せてくれるに違いない。
20代最後。ひとつの節目となるだろうこの1年が、古谷とって素晴らしいものになるようにと、多くのファンが願っている。
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