アンケート

杉江大志が演じたベストキャラは? 光と影、コントラスト鮮やかな演技でファンを魅了

その役者がステージ上にいると、そこだけスポットライトが当たったようにポッと存在感が浮かび上がる。杉江大志はそんな役者のひとりではないだろうか。

ステージの中央にいるときはもちろん、台詞がないシーン、セットの端で佇むシーン。さりげないシーンですら、なぜか見入ってしまうのだ。

一見するとニコニコと明るく“陽”の印象が強いが、その裏に得体のしれない感情を抱いていそうな、底しれぬ可能性を感じさせる彼は5月7日に誕生日を迎える。

今回は誕生日を記念して、「2.5ジゲン!!」で事前に実施したファンアンケートの結果を公開。

ファンからのコメントを中心に、コメントが寄せられた作品を彼の魅力とともに紹介していこう。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

加々美いつき 役/「messiah メサイア」シリーズ(映画・舞台)

https://platform.twitter.com/widgets.js

今回のアンケートでもっとも多くのコメントが寄せられたのは、加々美いつき役を演じた「messiah メサイア」シリーズだ。

彼のデビュー作であるミュージカル『テニスの王子様』出演中に、初映画作品となった「Messiah メサイア -深紅ノ章-」の撮影に参加。

2015年公開のこの作品から、卒業公演となった2018年上演の舞台「Messiah メサイア-月詠乃刻-」まで出演し、このシリーズは杉江の言葉を借りれば「杉江大志の成長記録」となっている。

彼が全身全霊をかけて、もがき苦しみながらもこの世に生み出してきた加々美いつきという過酷な運命を生きる男。

寄せられたコメントからは、そのひとりの男への深い愛情が感じられた。

加々美いつきそのものだからです。チャーチに来た当初は子供っぽさが残っていましたが、有賀と共にメサイアを組んだ事で変化し、一人前のサクラとなり戦場を駆け抜ける姿が、大志くん自身の成長とリンクしている様に見えました。鋼ノ章のいつきと幻夜乃刻のいつきを比べるとその変化が顕著で、その間の物語を見ると、如何にしていつきが変化していったのかが分かる面白さがあります。

ストーリーの面白さの中で際立つ彼の表情や生き方や葛藤がとても等身大で、見ていると彼と同じ感情で生きることができました。杉江大志さんとこの作品と加々美いつきくんに出会えたことにすごく感謝しているし、これからも何よりも好きだと言い続けると思います。何もない自分を何者かにしようともがくことは、大小あれど多くの人が経験することなのではないかなと思います。悩んだ時、彼を思い出すと希望がもらえます。

アクションの格好良さ、物語と演技の熱さ、シリーズを通してキャラと役者が成長していく姿が最高にエモかった。

表情に仕草、杉江くんと加々美くんの境目が分からなくなる瞬間に物凄く魅力を感じました。

大志くんの熱量あるお芝居が特に感じられるから。『悠久乃刻』のDVD特典映像で、劇場入りしてからも、役の心情について演出の西森さんと納得がいくまで話し合っている姿を見て、その熱さに痺れました…!

初めて撮影した映画メサイア深紅ノ章から、作品を重ねるごとに、加々美いつきの成長と杉江大志くんのお芝居の成長と重なり、初の主演映画もこの作品で、代表作の1つだと思う。あえて、ひとつだけ選ぶとしたらこの作品だが、どんな作品のどんな役でも、しっかりハマり役にするポテンシャルに魅せられて、これからも永く色々な役でお芝居する姿を観させて頂きたい。

杉江くんの映画初出演作が「メサイア深紅ノ章」であり杉江くんご本人も色んな所で「メサイアは成長記録」と語る程に杉江くんにとっても”加々美いつき”が思い入れの強いキャラクターなのは間違いなく、メサイアはキャスト変更がない作品なので「加々美いつき=杉江大志」以外ありえない”唯一無二”なキャラクターだから。長く続いたメサイアシリーズの中でも「メサイア月詠乃刻」「メサイア幻夜乃刻」でサクラになった後の活躍をメインで描かれたのは加々美いつきだけなので観客側も”成長記録”としてとても思い入れがあるキャラクターです。

冒頭にも書いたが、杉江は笑顔の印象が強い役者のひとりだ。しかし、アンケートにはそのイメージとは対極にあるような、重さを感じさせるこのシリーズに多くの声が寄せられた。

きっと、彼にしか演じられないこの加々美いつきを通して、多くのファンが彼の芝居への覚悟や想いを受け取ることができたからなのだろう。

星谷悠太 役/ミュージカル「スタミュ」

https://platform.twitter.com/widgets.js

「messiah メサイア」シリーズで成長して役者として大きく花開いた彼が出会った、もうひとつの代表作がこのミュージカル「スタミュ」シリーズだろう。

今回、彼が座長として引っ張ってきたこのスタミュミュシリーズの星谷悠太役にも多くのコメントが寄せられた。

まずはコメントを見てみよう。

明るく元気で太陽のような性格がキャラクターにピッタリだったこと。また、星谷くんが仲間と青春をしながらミュージカルをする姿と、杉江さん自身もカンパニーの真ん中に立ち、仲間を背負って楽しそうにお芝居をする姿がとてもキラキラしていてリンクしていたので。

杉江さんが演じるからこそミュージカルの星谷くんが動いたのだと思います。明るく前向きで常に先を照らしてくれるようなキャラクターが生き生きとして心底楽しそうに舞台に立つ姿が見れて良かった!と思います

杉江くんが演じる星谷くんを見た瞬間、スタミュという作品に血が通った気がしました。役と役者がリンクするような、本当にぴったりの役だと思います。

初舞台のテニスと悩みましたが初主演作品、推しが舞台に立っている姿を見た瞬間号泣した思い出も含めて星谷くんに1票です!でもメサイアのいつきも好きだし、他にも好きなの役がいっぱいいるので1番を選ぶのって難しいなぁと…。好きな役がいっぱいいて選べないって幸せなことですね。

太陽みたいに明るい星谷くん。その明るさに至るまでの葛藤や選択、理由を丁寧に考えて演じる……そんな杉江くんの解釈がすごく嬉しいです。杉江くんが星谷くんとして舞台上で見せる表情がとにかく魅力的で、いつも目を奪われます。杉江くんが星谷くんを演じてくれて本当によかった!スタミュミュシリーズには杉江くんの推進力が不可欠だと思います。もっとずっとスタミュミュが続いてほしいし、その真ん中に杉江くんがいてほしい。彼が燕尾を着る姿をどうしても見たいです。

印象的なのは、彼がいたから、彼が星谷悠太を演じたからこそ、ミュージカル「スタミュ」という作品がスタミュミュになったという思いが感じられる点だ。

この役はハマり役である、という軸だけでなく、カンパニーやシリーズ全体を通して、もっと複数の軸で彼がこの作品に欠かせないという熱いメッセージが感じられた。

一度演じた役は、その後も演じ続けてほしい。そう願うことはファンなら当然かもしれない。

しかし、これほどまでに作品自体に必要だと思われる役はそう多くないのではないだろうか。

“成長”を経た彼がその後立ったこの場所は、彼が導き手となり周りの成長を促し、多くの共演者や観客にステージの面白さを伝える。そんな場所のようにも感じる。

その姿は、きらめく笑顔で周りを動かしていくこの物語の主人公・星谷悠太と重なってみえる。

鯰尾藤四郎 役/舞台「刀剣乱舞」

https://platform.twitter.com/widgets.js

藤四郎兄弟のひとり・鯰尾藤四郎役として舞台「刀剣乱舞」虚伝 燃ゆる本能寺と、その再演に出演。また刀ステキャストが多数出演した実写映画「映画刀剣乱舞-継承-」にも出演した。

目がくりくりしててちょっと危うげなのにお調子者のようでカワイイのはもちろんなのですが、『敵を挑発する』瞬間、挑発的な顔をするのではなく『人形のようなキョトンとした顔で首をかしげる』をやられた時、あっ!鯰尾だ!!!!と強く思いました。まいりました。片割れのような存在の骨喰くんも参戦したのでまた刀ステ本丸で会いたいですね~。

キャラクターとぴったり!
本丸の中でも元気印で皆んなを笑顔にしていて。でも実は周りも見れていたり、一兄とのやり取りのところは表情も感情も表現されていてグッときました。もう一度杉江くんの鯰尾みたい!

細長い手足に可愛らしい見た目とビジュアルが完璧。殺陣も機敏で脇差らしくカッコ良かった。佇まいや挙動の一つ一つが原作の鯰尾が動いたらこんな感じだと思わせる演技だったから。

出演キャラクターが多い作品だが、それでも際立つ存在感を放っていたのは、彼の演技があったからこそだろう。

原作ファンからのコメントが多く寄せられたのが印象的だ。

武者小路実篤 役/舞台「文豪とアルケミスト」

https://platform.twitter.com/widgets.js

初演となる舞台「文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌」に武者小路実篤役として出演。そして第2作目の舞台「文豪とアルケミスト 異端者ノ円舞(ワルツ)」では、谷 佳樹演じる志賀直哉とともにW主演を務めた。

育ちの良さを感じさせるお坊ちゃんな雰囲気と、ピュアな瞳が印象的な役どころを好演。

真っ直ぐで可愛らしい役が杉江さんらしくて素敵だった~~~~~~~!!!!!!!

杉江さん自身が普段とっても明るくて周りを元気にしている所が武者小路実篤と似ているし、杉江大志って役者さんは明るい人の暗い一面を演じることが1番上手な役者さんだと個人的に思っていて、それが如実に現れているキャラクターだと思うからです。

初めて大志くんのお芝居を生で観たキャラクターで、明るく元気でポジティブなんだけどめちゃくちゃアドリブ(日替わり)を入れてくるのがツボでした笑

文学を独特な世界観で表現する演出や、各キャラクターの高い再現度がファンから支持され、シリーズ化している本作。

今後、また武者小路実篤や白樺派が活躍するエピソードがぜひとも上演されてほしい。

コメントが寄せられた作品、一挙紹介

彼の出演作も多いとあって複数の作品にコメントが分散する形となった今回のアンケート。その結果からも、彼の幅広い演技があることで、多くの“ハマり役”が生まれていることを感じさせてくれる。

ここからは、なるべく多くのコメントを紹介しながら、全作品を紹介していきたい。

中国 役/ミュージカル「ヘタリア」
とにかく可愛かったです。見た目もカタコト言葉も全部!

立ち振る舞いや中国語訛りの喋り方など、難しい箇所の多いであろうキャラクターを原作そのものの完成度で演じ、なおかつミュージカルのキャラクターとしても確立された演技がとても魅力的でした!

速水ヒロ 役/舞台「KING OF PRISM」
ヒロ様の雰囲気が大志くんにピッタリで、舞台での微笑みが絶対アイドルのヒロ様そのままでした。続編があったらまた是非とも続投で速水ヒロを演じていただきたいです!

舞台KINGOFPRISM Over the Sunshineのエーデルローズのお風呂という曲の合間の「ジェラシー」というセリフがとっても好きだから。

赤堀 役/ホチキスボイルド「ケルベロス」
元気で明るい、という杉江くんが得意とする役の中でも、会社勤めの新人というリアルな役……と思いきや、実際にいたら結構ヤバい奴だなと感じる役を杉江くんの演技力と勢いで話に説得力を持たせてくれるからです。

作品もキャラもどちらもとても好きだったこと。役にもぴったりとハマっていたこと。

る・ひま年末シリーズ
クライマックスのシーンでは、愛憎の入り混じる複雑な感情を熱演される姿に、お芝居ということを忘れるほど引き込まれ涙と鳥肌が止まりませんでした。見ては泣き見ては泣き…何回泣いたかわからない位に心に残りました。キャラクターとしての演技だけでなく、本当にその人物の心情がのったリアルで迫真なお芝居が大好きです!(歳が暮れ・るYO ~明治座大合戦祭~)

こんなに金髪巻き毛が似合う日本人がいたことに衝撃。さらにその性格にも衝撃(聖☆明治座・るの祭典~あんまりカブると怒られちゃうよ~)

一氏ユウジ 役/ミュージカル『テニスの王子様』
一氏ユウジそのもので福島海太くん(小春)との掛け合いが本当に面白いからです。

大湖 役/舞台「私のホストちゃん THE FINAL 〜激突!名古屋栄編〜」
とにかくビジュアルからドンピシャで好みでした!

ヒノエ 役/舞台「遙かなる時空の中で3」
いつも「かわいい系」のキャラクターを演じることが多い杉江くんが「かっこいい」に全振りした演技をしているのが最高でした。二幕の中盤でヒロインを助けに現れるヒノエのお芝居は何度見ても惚れ惚れするかっこよさです!

“明”のなかの“暗”を巧みに生み出す器用な演技。その先に広がる役者としての“大志”

https://platform.twitter.com/widgets.js

2020年5月7日で28歳の誕生日を迎える杉江大志。彼の綿密に練られた演技は、幅広い役をハマり役だと感じさせてくれる。次にステージで彼を見つめるとき、彼はそこにどんな役で立ち、どんな風に魅せてくれるのか。これからの活躍を楽しみにしている。

希望に満ちた彼の名前のように、これから彼が生み出す演技で大きな希望を、そして未来を感じさせてくれるのだろう。

WRITER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

このライターが書いた他の記事も読む