軽やかでいて芯がある。そんな芝居でファンを楽しませてくれる俳優のひとり樋口裕太。2020年2月14日に、彼は25歳の誕生日を迎える。
「2.5ジゲン!!」では事前に、彼が演じる1番好きなキャラクターについてファンアンケートを実施した。
今回は誕生日のお祝いとして、ファンからのコメントを紹介していきたい。寄せられたコメントからは、いずれも「この役を演じてくれてありがとう」という熱い思いが漲っていた。演じてきた役とともに、彼自身が愛されていることを感じさせるコメントが多かったのが印象的だ。
どんな役にコメントが集まったのか。コメントの内容とともに、その作品にも注目しながら楽しんでもらいたい。
※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。
平 滝夜叉丸 役/ミュージカル『忍たま乱太郎』
第10弾忍術学園学園祭。
全て終了しました。
7年間、滝夜叉丸としていれて幸せでした。
初代滝夜叉丸としてずっと変わらずに場所を残してくれた
全ての人にありがとうございます。忍ミュ10周年の時に戻れてよかった。
7年間ありがとう。
私の滝夜叉丸は永遠だ。 pic.twitter.com/HnoJxDYbAD
— 樋口 裕太 (@higuchi24yuta) January 19, 2020
今回もっとも多くのコメントが寄せられたのがミュージカル『忍たま乱太郎』で演じた平 滝夜叉丸役だ。
樋口裕太は、2013年上演の第四弾で初登場。シリーズ初の四年生が登場とあって、キャスト解禁時から大きな注目を集めるなかでの出演となった。
以降、2020年1月の「第十弾再演 忍術学園 学園祭」まで再演含め8タイトルに出演してきた。まずはファンからのコメントを見てみよう。
滝夜叉丸より滝夜叉丸
スーパースターな平滝夜叉丸のキャラを常に保ちつつ、同学年、先輩役キャストとの絡みが見ていてとても面白かったから。
本当に本人のように、キャラそのものを理解して愛して演じてくれていたから。樋口さんの滝夜叉丸が心の底から大好きです。
原作の滝夜叉丸を解釈した上で役を大切にし、演じきってくださったからです。凄く大好きでした。
初登場時からこの人以外、滝夜叉丸役は有り得ないと思えるほどキャラクターそのままだったから。
本当に滝夜叉丸です。アニメの滝夜叉丸そのままで、初めて見た時に「いる..」と思いました。
樋口くんを初めて知ったのが4弾忍ミュでの滝夜叉丸で、まさに本物の滝夜叉丸がそこに存在しており、これがきっかけで樋口くんを応援するようになりました。私の中で滝夜叉丸の樋口くんが原点にして頂点で、大大大好きだからです。
完成度がめちゃくちゃ高い、ナルシストの演技が完璧。もはや滝夜叉丸本人。7年間同じ役であり続けたのもすごいと思う。
樋口さんが出演されている色々な役を拝見しています。そのなかでも、長く演じていると言うのもありますが、特に役を愛されているというのが演技やトークから伝わってきたので。
元々アニメの滝夜叉丸は、自信過剰でうぬぼれ屋の迷惑な先輩というキャラクターです。しかしミュージカルで樋口さんが演じられた滝夜叉丸には、自信や自惚れの裏には彼の努力が確かにあるのだと感じさせる説得力がありました。キャラクターに深みを持たせてくれた樋口さんの演技に本当に感謝しています。
原作やアニメで昔からずっと出ているキャラクターでアニメのイメージも強く自分大好きな癖のある役なので難しそうな役にも関わらず、そのイメージそのまま演じてくれてその中でもミュージカルならではの平滝夜叉丸を作ってくれ見紛うことなく平滝夜叉丸でした。「平滝夜叉丸役、平滝夜叉丸です」という挨拶は、樋口裕太さんだからこその挨拶でした。
2013年から7年間、平滝夜叉丸が忍ミュに登場する際には、ずっと彼が演じてきた。2.5次元作品では、さまざまな事情からキャスト変更になってしまうことも多いなか、これだけの年月ずっとキャラクターに寄り添ってくれることは、それだけでファンにとっては幸せなことだろう。
四年生キャストは、タイトル毎に顔ぶれが異なっていた。そのなかで、彼がこの役を演じ続けてきた意味というのは、ファンにとってはもちろんだが、カンパニーにとっても大きな意味があったのではないかと思う。
そう思わせてくれるほど、表に出てこない部分での彼の重みを感じられるのがこの作品・この役なのだろう。
また、アドリブについて触れているコメントが多かったのも印象的だ。
ふとした瞬間の仕草であったり、アドリブなどが正にキャラクターそのものだったから
アドリブ力がすごく上手くて、何を振っても滝夜叉丸だった。カーテンコールでのお辞儀の仕方も、滝夜叉丸みたいな感じで最後まで視線が離せなかった
トークを披露する場面では、切り返しが速くツッコミも的確で、頭の回転の速さを感じさせる。役を壊さないままアドリブを入れ、かつ笑いもとっていけるのは、彼自身が持つ聡明さがあってこそなのだろう。
思い描いた果てない夢を
忘れはしないさいつの日も
辛い毎日笑って生きよう
それが僕らの青春の日々 pic.twitter.com/5EFm2Ln2hh
— 樋口 裕太 (@higuchi24yuta) January 20, 2020
つい先日、平滝夜叉丸役は新しいキャストが発表され、7年に及ぶ樋口裕太による平滝夜叉丸は一度幕が下りた。それでも、ついひょっこり「ただいま」といって帰ってきてくれそうな空気があるのは、それだけ彼が忍ミュにとって欠かせない家族になっていたからだ。「また会おう」とひとこと残していく粋な姿に、ロスになっている多くのファンが救われたはずだ。
神崎颯馬 役/あんさんぶるスターズ!オン・ステージ
そして、神崎颯馬。
あなたに出会えてよかったです。
これからも愛情を注がせてください。
純粋で頑張り屋さんな颯馬を
尊敬しています。
これからも共に。
おめでとう😊 pic.twitter.com/h7uJsHqmIa— 樋口 裕太 (@higuchi24yuta) April 19, 2018
樋口は2016年の初演から第4弾まで、紅月の神崎颯馬役で出演した。今回のアンケートでとくにコメントが集中した、もうひとつの作品がこのあんステである。
「アプリそのままだった」というコメントも多いのだが、それよりも目立っていたのは「原作を噛み砕いたうえで、さらにあんステの神崎颯馬を演じてくれた」という主旨のコメントだ。
私の原点です。一見硬派に見えるがところどころ抜けている天然、という役柄を自分のものにしさらに進化させていました。腹筋が鍛えられましたありがとうございます。
原作のキャラをきちんと踏まえたうえで、樋口さんらしく演じていてキャラクターがとても生き生きとしていたので。ダンスもとても上手でかっこよかったです!
ゲームのキャラクターとはキャラ付けがなんか違う!って思ったけど、演技や歌のパフォーマンスなどが、これは神崎颯馬だ、と納得できる樋口さんならではの颯馬で、キャストが変わった今でも樋口さんの颯馬が大好きです。
日替わりパートがとても面白くて可愛くて舞台とアプリで推しが変わるほど大好きでした。剣舞もとても綺麗でもう一度見たいと思ってしまいます。
樋口裕太さんは演じるキャラの良さを殺さず、樋口裕太さん自身の良さも活かして見てる側を引き込む力がとてもあると思っています。キャラを愛してくれてるのが伝わってくる演技で勿論どの作品もハマり役だと思っているのですが 口調や動作が難しい神崎颯馬くんを完璧に演じてくれていました。『初代』神崎颯馬くんはこの先何があっても樋口裕太さんだけです。演じてくれて愛してくれて本当にありがとうございました。
再現度高く、毎回素晴らしいパフォーマンスでユニットの団結力も素晴らしく、最後の最後で泣かせにきて一生忘れられない傷が心にできたから
歌、ダンス、芝居全てにおいて目を引く存在であれだけ公演回数を重ねてもほぼミスのなかった剣舞は流石でした。神崎颯馬を大切にして愛情を持って演じていることがとても伝わってきて本当に素敵でした。ダンスの指先の所作の綺麗さが上品で紅月を見事に体現されていました。
日常パートでの後輩感は可愛らしく、アドリブも毎公演違ってて楽しませて貰ってましたがライブパートになると引き締まり圧倒的なかっこよさがまさに神崎颯馬そのものでした
紅月の中での颯馬、海洋生物部の中での颯馬、同級生との颯馬それぞれの違う颯馬を見事に演じられていて、その上楽しいアドリブでアレンジされていて魅力に溢れていて、沢山いる中でも一際惹き付けられる存在でした!
ただ原作を忠実に再現するだけでなく、そこに“舞台で魅せる意味”、“自分が演じる意味”というのをスパイスのように振りかけるのがうまいのだ。ベースの部分でしっかり演じる役を把握しているので、スパイスを加えても軸はぶれない。だから、これほどまでにアドリブも含めて愛されているのだろう。
この役も2018年いっぱいで卒業をしている。そのためステージ上ではもう会うことは叶わないが、多数寄せられたコメントを眺めているといかに彼の演じる神崎颯馬が愛されていたかが伝わってくる。
藤堂平助 役/舞台《薄桜鬼SSL ~sweet school life~ THE STEAGE ROUTE 斎藤一》・ミュージカル『薄桜鬼 志譚』
「ミュージカル薄桜鬼 志譚」
土方歳三篇ビジュアル解禁。
藤堂平助
よろしくお願いします。 pic.twitter.com/gec1q9RdLh— 樋口 裕太 (@higuchi24yuta) April 4, 2018
卒業した役が続いたため、次は公演を控えている藤堂平助役に寄せられたコメントを見ていこう。
樋口は、2つのシリーズで「薄桜鬼」に関わっている。ひとつは2017年に上演された公式学パロ作品の舞台化作品、舞台《薄桜鬼SSL ~sweet school life~ THE STEAGE ROUTE 斎藤一》。
もう1つは2018年から上演された薄ミュシリーズ・ミュージカル『薄桜鬼 志譚』の2作品である。2020年に上演されるミュージカル『薄桜鬼 真改 』〜相馬主計篇〜にも、藤堂平助役での続投が決まっている。
もともと平助が大好きだったのですが、樋口くんの平助はかっこよさと真面目さとおちゃらけた部分がバランスよく出ていて最高でした。樋口くんからキャス変絶対にしてほしくないと思っています。
裕太くんも平助くんもムードメーカーなイメージや心がとっても強いところが同じだったりすごく共通点が多くてハマり役だったからです!あと裕太くんの殺陣がとっても大好きなのですが薄桜鬼はたくさん殺陣シーンが多かったのでカッコイイところがたくさん観れました
迫力満点の殺陣、キレキレのダンス、甘い歌声を1度に楽しめる作品であり、キャラであるため、選びました。少しやんちゃだけど仲間想いで、男らしい江戸っ子藤堂平助の役柄が、樋口さん本人と重なる部分があって、とても好きです。作品自体に恋愛要素も盛り込まれているため、ヒロイン役の千鶴との絡みも必見です!キャラの魅力と本人の魅力を120%引き出していると思います。ビジュアルも2.5作品にしては落ち着いた見た目で、樋口さん本人のかっこよさが表れているところも理由の一つです。今年の4月にも公演があるためとても楽しみにしております。
裕太くんが出演される2.5次元の舞台では初めて観劇したキャラクター。大好きな新撰組の藤堂平助として、誠を背負って生きる姿に涙したのをよく覚えています。平助であり、等身大の裕太くんであり、一番裕太くんに近いと思ったキャラクターなので大好きです。
1番努力をしてきたと実際に観劇して思えたから
命のやり取りがつきまとう新選組。それだけに、底抜けに明るい作品とはいいがたい。しかし、重いシーンが続くときほど、彼が演じる藤堂平助のふざけて見える言動に救われるのだ。あえてそう振る舞う彼の心情を思って涙を流したファンも多いだろう。
「真改」と銘打たれた新シリーズで、次はどんな藤堂平助に出会えるのか。続投組のひとりとして、その活躍や佇まいに注目したい。
今回のアンケートでは、実はこの3作品へのコメントがとても多かったのだ。それだけ、これらの役は、彼の代表作として多くのファンの記憶に刻まれているのだろう。
もちろん他にもコメントが寄せられた作品がある。最後にまとめて紹介しよう。
舞台「アニドルカラーズ」
ビジュアル解禁。
蓮水巴瑠。
「おれの輝きで目を潰さぬよう気をつけるがいい。」 pic.twitter.com/nkbKIl2PrA
— 樋口 裕太 (@higuchi24yuta) June 15, 2018
蓮水巴瑠 役/アニドルカラーズ!キュアステージ
ゲームの中を飛び出してきたような仕草と声でした。アドリブ最高です!!巴瑠くんの姿がとても似合っていて、まさに蓮水巴瑠だったので。
ヴォルフラム 役/魔劇「今日からマ王!」
金髪碧眼美少年が本当に似合っています。歌もダンスも上手な樋口くんですが、殺陣もかっこいいですし前作のソロ曲も天才的にかっこよかったです。またヴォルフを演じてくれることがあるなら行きたいなと思います。高飛車ツンデレ王子という役がとてもハマっていて印象的でした
やんちゃなムードメーカーの顔に隠したストイックな演技に魅入る
2/16(日)開催
『樋口裕太 25th Birthday Event』のゲスト出演者が決定しました!
一部:小西成弥さん
二部:反橋宗一郎さん▼チケット、イベントの詳細はこちら▼https://t.co/AIDkh4FhDu
学園祭のあとすぐなので
皆さんと色々な思い出を語れたらなって!
そりくんんん!せいや!
— 樋口 裕太 (@higuchi24yuta) January 17, 2020
トークではムードメーカーとなり、俳優仲間たちを面白おかしくイジって場を盛り上げる。かと思えば、舞台上ではこだわりぬいた役作りで生まれた役を徹底的に愛しぬく。樋口裕太は、舞台のうえでも、それ以外でもファンを楽しませるプロフェッショナルである。
新たに歳を重ねた彼は、今後どんな進化をしていくのか。20代後半に差し掛かるこの節目の年。きっと彼は持ち前のポテンシャルで、またファンをあっと驚かせる演技をみせてくれることだろう。
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