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玉城裕規が演じたベストキャラは?重層的な演技に心奪われる魅惑のミステリアスビューティー【誕生日アンケート】

狂気と儚さをはらんだ演技で、観る者の心に美のナイフを突き立てる。そして視線も心も奪っていく役者・玉城裕規。

2019年、12月17日の誕生日で玉城裕規は34歳を迎える。

役の心の機微を表現した細やかな芝居やダイナミックでいて優雅な殺陣、役ではないときに見せるお茶目な素顔。

そんな魅力たっぷりな彼の誕生日を記念して、「2.5ジゲン!!」では事前にファンアンケートを実施した。

今回はお祝いの気持ちとともに、ファンが選んだ「1番好きなキャラクター」をコメントとともに紹介していく。10年以上舞台に立ち続ける彼はこれまでたくさんの役を演じてきた。どんな役が、印象的なものとしてファンの記憶に残っているのだろうか。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

周 康哉 役/「MESSIAH メサイア」シリーズ

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玉城裕規は、2013年に上演された舞台版初演にあたる「Messiah メサイア -銅ノ章-」から、「章」シリーズのドラマ・映画に出演。2017年の映画「MESSIAH メサイア外伝 -極夜 Polar­ night-」まで出演した。

メサイアという作品をずっと引っ張ってくれて、かつ玉城さんがずっと作り上げてきたキャラクターだからです。周がいなかったら今のメサイアはなかったと思う

シリーズを通して役の心情が違っててとても惹き付けられたからです。

長い期間演じてらっしゃった役なので、玉城さん自身の成長と役である周の成長の両方が感じられた作品だからです。
周の涙するシーンでは息をするのを忘れてしまうくらいの迫真の演技でした。

流れるようなアクションや、ミステリアスな雰囲気、シリーズを追うごとに繊細に変化する感情など、玉城さんの芝居や、らしさを存分に活かしている役柄だと思う。

原作もなく、玉城自身が作り上げたキャラだし一番印象が強い

周の所属は流動的で、また彼自身の出自に関する秘密も作品を追うごとにじょじょに明かされていった。彼が演じているのはずっと同じ周 康哉という人物ではあったが、作品によって彼のおかれる立場や心情はさまざまに変化するという、難しい役どころである。

彼自身もインタビューなどで、この「メサイア」シリーズは後から設定が明らかになったり、その役の知らない一面が出てきたりすることが多かったと語っていた姿が印象的だ。

これだけ長い期間、舞台・映画・ドラマと多岐にわたるメディアで同一人物を演じることはなかなかあることではない。ファンは、さまざまな角度からこの周 康哉を演じている彼を観ることができ、その度により心惹かれていった様子がコメントからも伝わってくる。

小烏丸 役/舞台「刀剣乱舞」

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今回のアンケートでもっとも多くのコメントが寄せられたのが、さきほどの「メサイア」シリーズの周である。次いで、ここから紹介する3つの役に同数のコメントが寄せられていた。

まずは読者の記憶にも新しい舞台「刀剣乱舞」シリーズの小烏丸役に寄せられたコメントを紹介しよう。

ゲームからそのままでてきたかのような父の姿に感動した!

玉城さんの美が最も表れてて、まさに究極の美!所作もとても素敵!!

かわいいと、かっこいいのギャップがたまりません。

小烏丸に似合う人いないでしょって思ったら似合い過ぎていたから

玉城は、2018年の舞台「刀剣乱舞 悲伝 結いの目の不如帰」と、現在上演中の舞台「刀剣乱舞 維伝 -朧の志士たち-」に出演。

原作キャラクターの“人間離れした”と形容したくなるような、儚く美しいビジュアルを完全に再現してみせた。そこには、2.5次元作品において見た目を寄せることを大事にしていると語る彼の、執念ともいえる努力の痕跡がうかがえる。

神秘的であり父性的。さらに殺陣も優雅で淀みがない。彼の放つ独特な存在感が、遺憾なく発揮されているシリーズといえるのではないだろうか。

東堂尽八 役/舞台「弱虫ペダル」

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2012年から2013年にかけて、玉城は舞台「弱虫ペダル」シリーズで箱根学園の東堂尽八役を演じた。また2017年に放送されたドラマ版でも、久々に東堂尽八としての姿をみせてくれている。

ナルシストなのに、仲間からは三枚目的な扱いを受けながらもレースでは先輩らしさを発揮する東堂さんが本当にピッタリでした!

原作通りの美形!!!横顔がすごく美しくて、カチューシャがとても似合っていました!!
モブ役もとてもいい味を出していてとても好きです!!

お茶目な可愛らしいシーンもあるからこそ、巻ちゃんとのラストクライムのレースシーンなどは格好良さが倍増していて素晴らしかった。

美しさとウザさが見事に同居していたから。

それまで、「少年ハリウッド」や「遙かなる時空の中で」シリーズなどにも出演していたが、2.5次元作品として大きな注目を集めていた「ペダステ」に出演したことはファンが増えるきっかけのひとつになったことだろう。

他の人は持っていないミステリアスな雰囲気をいかし影のある役を演じることの多い彼だが、お茶目な役どころというのもとても魅力的だ。

「ペダステ」では、モブ役として演じる東堂以外の濃いサブキャラクターなど、彼のチャーミングな部分が楽しめる。

田宮坊太郎 役/舞台「魔界転生」

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2018年上演の舞台「魔界転生」。大御所と呼ばれる俳優陣と並びたち、引けを取らぬ存在感を見せつける作品となった。

役の解釈が、誰にも想像できなかったものなのにとてもすとんと落ちる、本当に生きてきたかのような厚みと深みのある役作りでした。
演じ分けも凄まじく、殺陣はたぶん舞台上で誰より速かったです。
あの大御所揃いの中で一段と目を引く存在感でした。

どの作品ももちろん好きですが、まさかあんなに愛嬌のある田宮坊太郎にお目にかかれるとは予想していませんでした。上演が終わってしばらく坊ちゃんロスになったほど大好きです。

“笑っているのに泣いている”
“泣いているのに笑っている”
毎秒狂気と正気の間を綱渡りしているような、不憫で悲しいが故にたまらなく愛おしいキャラクターです。
玉城さんだからこそ出せたその魅力。

作品として好きなのは「大悲」なんですけどあれはキャラクターとして好きになってはいけない人なので。
魔界転生はとにかく楽しかったし大きい作品にご出演されてることが嬉しかったです。自由度の高いキャラクターでしたので役作りへのこだわり等を想像することも楽しかったです。演出家さんの、玉城さんの個性や魅力の活かし方が私の好みと合いました。
緩急のある配役がお上手な方だと思っているので「ONLY SILVER FISH」のロイや「ミュージカルふたり阿国」の猪熊少将のような役も好きです。

大きな作品に出ること、さらにそこでメインキャラクターのひとりとして素晴らしい演技を観せてくれること。これほどまでにファン冥利に尽きることはそうそうないだろう。頂いたコメントからも、その熱量が伝わってきた。

また普段とは違ったフィールドの作品とあって、この作品をきっかけに玉城裕規という俳優に出会った人も多いだろう。より多くの人に演技を知ってもらえた作品として、ファンの記憶にも鮮烈に残っているようだ。

ここからは複数のコメントが寄せられた作品・役をできるだけ多く紹介していきたいと思う。

ジャイボ 役/舞台「ライチ☆光クラブ」

好きな演目は他にもありますが、2.5次元ではこれがエポックメイキングな作品かと‥玉城裕規以外にジャイボを演れる役者はいないと思います

再演のコロコロと表情が変わるジャイボが、可愛くて切なくて美しくて恐ろしくて、今も昨日のことのように思い出せます。
一人のキャラクターなのに様々な要素があってものすごくていまだに引きずっています。

曇 天火 役/舞台「曇天に笑う」

キャラクターそのものに玉城さん独特の天真爛漫さが混ざって良かったです。

どの作品の役柄も好きですがその中でも曇天に笑うで曇天火を演じていた玉ちゃんがとてもかっこよく、原作通りだと思ったから

スネーク 役/ミュージカル『黒執事 〜NOAH’S ARK CIRCUS〜』

ヘビごとに声色を変えなければいけないところをはっきりと変えていてすごいと思ったから。

犬坂 毛野役(2014年)・犬川 荘助役(2017年)/舞台「里見八犬伝」

初めて玉城さんを知ったのが毛野で、前半の美しさと後半の野心に満ちた姿に目を奪われました。

ゾッとするほど美しく、それでいて力強い。役者・玉城裕規が描きだすキャラクターたち

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今回のアンケートでは、他にも舞台「大悲」や『錆色のアーマ』-繋ぐ-、劇団鹿殺し「名なしの侍」、『余白な僕ら』、ウェブドラマ「先生に恋した夏」など、幅広い作品が挙げられていた。

ファンが「1番」と選んだ作品のラインナップ、またその役柄の幅広さからも、玉城裕規という役者の重層的な奥深い魅力が見えてくる。

2.5次元作品だけでなく、映像やストレートの舞台でも年々活躍の場を広げている玉城。年齢を重ねるごとに、もともとの美しさやお茶目な魅力にプラスして、渋さや妖しさといった魅力が加わっている。この1年は、新たにどんな芝居を見せてくれるのか。今後の活躍がますます楽しみである。

WRITER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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