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古田一紀が演じたベストキャラは? ストイックな努力でキャラクターを作り上げる

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ミュージカル『テニスの王子様』の8代目越前リョーマとして人気を博し、現在は俳優・声優とマルチに活躍する古田一紀。

芝居へのストイックな姿勢と少年のような元気な姿が印象的な彼は、11月29日に誕生日を迎える。この誕生日を記念して、「2.5ジゲン!!」では「古田一紀の演じた中で一番好きなキャラクター」についてアンケート調査を行った。

寄せられたコメントをご紹介しつつ、彼が演じたキャラクターとその魅力を紹介していく。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

越前リョーマ/ミュージカル『テニスの王子様』

今回圧倒的支持を受けたのが、ミュージカル『テニスの王子様』で演じた主人公越前リョーマだ。

古田は2015年2月にスタートした「3rdシーズン 青学VS不動峰」から2016年7月〜9月に上演された「3rdシーズン 青学VS氷帝」に出演。3rdシーズンのスタートを座長として駆け抜けてきた。

これまでも様々な役者が演じてきたリョーマというキャラクターだが、アンケートでは古田の演じるリョーマに心動かされたと言うコメントをいただいた。

初代からずっと観てきているのですが、まだリョーマにはこんな解釈の仕方があるのか!と感動したので。

それまでもいろいろな方が演じてきたリョーマくんですが、こんなに衝撃を受けたのは初めてでした。クールで生意気で、でもかわいいところもあって、テニスが大好きで、試合のこととなるとグッとのめり込む、古田リョーマくん。意外と表情豊かで、それでいてクールな印象は崩さないという絶妙なバランス。常に全力で演じおられ、何度見ても一公演たりとも同じではありませんでした。以後、様々なキャラクターを演じられていますが、やっぱりリョーマくんには特別な思いがあります。

歌がエネルギッシュ。熱量が凄かった。

リョーマは「まだまだだね」という台詞に表されるようにクールで生意気なキャラクターだ。古田自身もイベントのトークやコメントからはそんなリョーマと重なる印象がある。

一方で、芝居に対しては常に妥協を許さず、全力で挑む姿もまた、テニスに対しては負けず嫌いなリョーマによく似ている。今思い返しても本当に彼に対してぴったりのキャラクターだったと言うよりほかない。

橋本一馬/Live Performance Stage「チア男子!!」

男子大学生によるチアリーディングを題材とした作品Live Performance Stage「チア男子!!」で古田が演じた橋本一馬(カズ)は男子チア部を作ろうと言い出す、物語の牽引役だ。

明るく振る舞いながらも心の奥底に秘密を抱えているカズを、古田は芝居や歌で繊細に表現している。

また、この舞台では実際のチアリーディングのパフォーマンスが行われ、古田もバク転や宙返りと行ったアクロバットやスタンツと呼ばれる組体操に挑んでいた。見事なアクロバットは圧巻の一言だ。さらに、身体能力の高さもさることながら、激しいパフォーマンスの中で見せる笑顔にも魅了された。

アンコールパフォーマンスで披露したタップダンスも見所の1つ。役柄を離れてパフォーマンスをするシーンは貴重な瞬間なので、是非DVD、Bru-rayでも楽しんでほしい。

ライナス/きみはいい人、チャーリー・ブラウン

スヌーピーでおなじみの『ピーナッツ』を原作としたミュージカル作品「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」ではライナスを演じている。

ライナスは指しゃぶりと毛布が手放せない幼い少年という役柄だ。彼がこれまで演じてきた中でも一番実年齢とのギャップがあるはずだが、舞台上を見ていると古田の姿がどんどん幼い少年のように感じられるのが面白い。

凧上げをしたり読書感想文を書いたりといった子供の日常を、伸びやかな声で歌い上げる音楽で演じていた。

声優としての活躍にも期待が膨らむ

2017年以降は声優としても活動の幅を広げている古田。すでに2019年11月リリース予定の新作アプリゲーム『REALIVE(リアライヴ)!~帝都神楽舞隊~』の佐々木裕之助役、同じく近日リリース予定の『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のカリム・アルアジーム役と出演が決まっている。

どんな役柄に対しても真摯に、ひたむきに努力をするストイックな姿勢には、「彼が演じてくれるなら大丈夫」という信頼感を覚えるのではないだろうか。

一方で、Twitterやトークイベントではお茶目な一面も。垣間見える彼の日常や物事をユニークに捉えるところもファンは楽しんでいるのだろう。

これからも舞台、ゲームと様々なところで彼の活躍が見られることを期待している。

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WRITER

ゆうり藍
 
								ゆうり藍
							

2.5次元舞台をはじめとしたサブカル系コラムライター。舞台遠征でも観光を忘れないくらい旅行も好き。観劇がもっと楽しくなる記事をお届けできればと思います。

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