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舞台「幽☆遊☆白書」お気に入りのシーンTOP3は?【ファンアンケート回答結果】

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2019年8月から9月にかけて上演された舞台「幽☆遊☆白書」。かつてアニメ化され当時の少年少女たちを熱狂させた作品の舞台化とあって、大きな注目が集まった作品だ。

今回は、事前にTwitterにて実施したファンからのアンケート結果をもとに、「お気に入りのシーン」を紹介していく。

いったいどんなシーンがファンの心をつかんだのか。そのシーンの見どころとあわせてお伝えしよう。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

ファンからのコメント殺到! 人気シーンTOP3

150件のアンケートなかでも、とくにコメントが多く寄せられたシーンが3つあった。まず最初にその3つのシーンを発表しよう。

浦飯幽助のコミカルなシーン

崎山つばさ演じる主人公・浦飯幽助。原作やアニメへのリスペクトが感じられるコミカルなシーンが随所に散りばめられていた。

まずは寄せられたコメントを見てみよう。

幽助の笑撃シーン。冨樫リスペクトが素晴らしい。

幽助が子どもを笑わせようとする場面 毎回違った演出が、舞台ならではだと思うし、役者さんの幽遊白書への愛情が伝わってきたので

幽助の捨て身のギャグ!俳優としての推しの決意?みたいなものをはっきり感じ取れたから

幽助が変顔するところ。役の人がイケメンだから変顔しても何一つ崩れてないのが…逆に面白かった。

コメントを読んでいると「そこまでやってくれるんだ!」という驚きの声が多かった。

原作でもいいスパイスになっているコミカルなやり取り。それを削らずに忠実に再現しながら、ときに原作やアニメを踏まえてのネタを投げ込んでくる。

作品を知っていれば知っているほど細かいネタを拾えるので、原作ファンはコミカルなシーンをより一層面白く感じられたのではないだろうか。

一方で、俳優ファンからも演じた崎山つばさの新たな可能性を観せてもらえたシーンとして、幽助のコミカルなシーンへのコメントが寄せられていた。

熱血で単純な不良、という役どころは今後も演じる機会があるかもしれないが、ステージ上で鼻に爪楊枝を入れたり、ズボンの中にボールを入れたりしている姿を観ることは、この作品以外ではなかなか考えにくい。

そういった意味でも、他では観られない姿がたくさん楽しめる幽助のコミカルなシーンをお気に入りに感じているファンが多いようだ。

笑いをもたらすストーリーテラー・コエンマのシーン

幽助のコミカルなシーンと同等数のコメントを集めていたのが、荒木宏文演じるコエンマの登場シーンだ。

コエンマが幽助に霊界獣の卵を渡すシーン
コエンマの手を動かすのを一生懸命やっている荒木さんが可愛らしかったし、それを微笑ましく見ているつばさくんも可愛かった

霊界バージョンのコエンマ様のシーンは全て好きなのですが、幽助に霊界探偵の出動を要請しにくるシーンが特にお気に入りです。
ぼたんちゃんとのシーンも大好きです。

コエンマがオープニングでテーマ曲を歌いながら登場するシーン。場面の転換の仕方として天才的だと思ったから。

コエンマ様のシーン全て。
荒木さんが好きということも大きいのですが、今回ストーリーテラー役で、コエンマ様が出てくる度に、メリハリがついて、ストーリーがとても分かりやすかった。
しんみりしすぎず、戦いシーンに飽きることなく、とっても楽しく観劇出来ました。

コエンマの繋ぎのシーン。ストーリーテラーぶりが素晴らしく、この舞台に欠かせない存在だと思いました。

コエンマの赤ちゃん姿と、人間界バージョンの青年姿。どちらも楽しめたうえに、シーン転換のうえで絶妙な立ち位置を果たしてた。

さらに、オープニングのラストの出オチ気味な登場シーンは、楽曲から一気に舞台の世界観へ観客を引き込む舞台装置も担っていた。

コエンマのおかげで、2.5次元作品に不慣れだった観客もスムーズにあの世界観に入り込めたのではないだろうか。

平田裕香演じるぼたんとの掛け合いも息がぴったりで、荒木と平田のかつての共演を知るファンはなんとも楽しい気持ちになったかもしれない。

“ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!”な感極まるオープニング

今回のアンケートでもっとも多くの意見が寄せられたのが、オープニングシーンだった。

オープニングで微笑みの爆弾でキャストの皆様が登場されるシーン
微笑みの爆弾が流れてまず心がワクワクし涙が自然と流れました。
登場されるキャストの皆様の再現度の高さが本当に幽遊白書の世界そのもので感動したのでオープニングがお気に入りです。

オープニング!蔵馬のローズウィップと飛影の黒龍波。
かっこよすぎる。もっと見たかった。

名曲に合わせて冨樫絵が生きて動いている!?と驚きと嬉しさでテンションが一気に上がったので。

OPで幽助、桑原、蔵馬、飛影のカッコいい殺陣シーン。
特にOPでしか見れない蔵馬の鞭さばきがめちゃくちゃよかった。綺麗に捌けるの凄い。

一番舞台らしさが出ていたOPが好きです。
大好きな「微笑みの爆弾」にのせてお馴染みのキャラ達が出てきた時の興奮は忘れられません。

全て素敵でしたが、オープニング。幽遊白書の世界が凝縮されて特に好きです。

オープニングを飾ったのはアニメ「幽☆遊☆白書」の代名詞ともいえる主題歌「微笑みの爆弾」。

幽助が最初に登場、そして流れ始めたこの楽曲のイントロに心臓を持っていかれたファンがほとんどだろう。

そしてアニメのオープニング映像を彷彿とさせる演出で次々と登場するメインキャラクターたち。

本編ではストーリーの展開上登場しなかった薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)を操る姿や、ワイヤーアクションで宙を舞う姿が印象的だったと蔵馬(演:鈴木拡樹)へのコメントも多かった。

このオープニングを浴びることで、約25年のときを経て、あの「幽☆遊☆白書」の世界が本当に目の前で舞台になるんだ……と実感させられる。

こういった気持ちの昂りも、原作のある2.5次元作品ならではといえるだろう。

魅力的な登場人物たちが作品を盛り上げる

多くのコメントが集まったシーンTOP3を発表したが、あれだけ見どころのある作品なので他にもたくさんのシーンがお気に入りのシーンとして挙げられていた。

とくに多かったのが、桑原和真(演:郷本直也)とぼたんの関連シーンである。

桑原に関しては、演劇ならではの観せ方が印象的だったテスト勉強のシーン。

また、幽助が憑依した際、2人がシンクロして憑依を表現していたシーンに複数のコメントが寄せられた。

桑原に幽助が憑依するところから、螢子のスカートをめくるまでのシーン
理由→あのシーンは崎山くんと郷本さんが息ぴったりやらないといけないとても大変なシーンだと思うのですが、とてもぴったりで初めて見た時に本当にビックリしました!!あそこのシーンを何度も何度もじっくり見たいなと思いました。

幽助が桑原に憑依する場面。舞台ならではの表現だと思いました。役者さんの息がぴったりで引き込まれました。

桑原和真のテストのシーン
机に向かっているのに横から殴られたり、あの表現方法は舞台ならではの演出でとても感動したため。

ぼたんは幽助やコエンマとコミカルなやり取りも多い。

純粋に登場シーンが多いので、彼女がハマり役だったことで作品全体のテンポの良さにつながっていたように感じた。

ぼたんちゃんの登場シーン
まさか飛んでると思わなかったので感動しました!

ぼたんが男声で蔵馬の真似をするシーンが面白かった。

ピンポイントでコメントが多かったのが、舞台オリジナルの設定となった剛鬼(演:新田健太)とコエンマのシーン。

幽助に倒された剛鬼が、コエンマの元でまるで秘書のように働いている描写があった。

全体的に原作を丁寧にたどっていた本作だが、舞台ならではのオリジナルシーンにも好意的なファンがいることがうかがえる結果である。

コエンマさまが剛鬼の胸にパンチするけど固くてパンチできてないシーン。
剛鬼が生きてて改心してて、あんなに可愛くコエンマさまと戯れるとは思いもしませんでした。とにかく2人が可愛かった!

敵キャラクターの剛鬼が倒されたあと優しい妖怪になって登場していたのがお気に入りです。舞台オリジナル展開で暖かな気持ちになりました。

コエンマと剛鬼との掛け合い。
さっきまで戦ってた怖い敵がやられた後あんなに面白いキャラになるなんて…笑
新田さんには続編があったらぜひ秘書鬼のジョルジュ早乙女をやってほしい。

やっぱり外せない! アクションシーン

これだけ殺陣やアクションが得意なキャスト陣が名を連ねる作品である。アクションももちろん見ごたえがあった。

飛影との戦いで、仲間を思えば強さが上がる、の所がちゃんと表現されてて良かったです。

幽助と飛影が敵だった頃のバトル再現。
ラスボスなだけあり迫力満点で、飛影の早い動きを一部スローな動きで表現したり、残像を映像であらわす演出をしたり、空中でのキックなど凄すぎる表現に目を奪われて、かっこよかったなぁと心に残りました。

蔵馬と飛影が戦うところ。二人とも身のこなしが切れ味鋭く見応えありました

最後の最後で4人が揃って四聖獣を倒しに行くシーン!
やっぱり4人が揃うとグッとくる!!そして再現度の高い桑原と飛影のにらみ合いがまた最高。

アンサンブルの方や、メインの役者さんたちの息がすごくあっていて圧感でした!映像も作り込んであって気持ちよかったです!

アクションシーン全般へのコメントのほかに、幽助と飛影(演:橋本祥平)のバトルシーンや、ラストの4人での共闘シーンなどへの熱い声も届いている。

生身の人間の動きに加え、映像や照明・音響などでキャラクターたちのリアルな戦いが感じられるシーンに仕上がっていた。

アクションであがる息や額を伝う汗、床を踏みしめる足音、武器がぶつかり合う鈍い音……。

そういったものを目の前の現象として感じられるのも、舞台という表現方法の醍醐味のひとつである。

親子の絆と熱い友情を感じられる暗黒鏡のエピソード

暗黒鏡のエピソードでは、蔵馬と母親のシーンと、幽助が命を分けて蔵馬を救うシーンにコメントが多く寄せられた。

蔵馬が母への思いを幽助に話す場面からの暗黒鏡を使うところ。二人の優しさにグッときました。

蔵馬の母親病院のシーン
蔵馬が母親をすごく心配しているのをまばたきで表現されているのが素晴らしかったから

浦飯幽助が蔵馬に自分の生命力を半分やるといって暗黒鏡に手を向けて母親を救うシーン。
後先考えず真っ直ぐに思ったことを貫く浦飯幽助のキャラが伝わってきてとても好き。
蔵馬との親和的関係が出来る記念すべきシーンなので。

崎山つばさくんの浦飯幽助の熱いキャラクター、その熱演シーンすべて。
特に好きなシーンは蔵馬に命を分けるシーン、母親に泣かれてみろ、のところ

今回描かれたエピソードのなかでもとくに泣けるシーンである蔵馬と母親、そして幽助とのやりとり。

コミカルな雰囲気から一転、2人の熱演でスッと雰囲気が変わるシーンでもある。

お気に入りのシーンが見つかると、その作品が何倍も楽しくなる

舞台「幽☆遊☆白書」のあなたのお気に入りのシーンは入っていただろうか。

コメディとアクション、シリアスがバランス良く組み込まれた作品だったので、コメディ部門ではこのシーン、シリアス部門ではこのシーン……のようにいくつもお気に入りのシーンがあるファンも多いだろう。

お気に入りのシーンができると、その作品に愛着がわき、より一層「もう1回観たい」という気持ちにさせられる。

初演はすでに幕を閉じてしまったが、DVDが発売されたらぜひこのアンケート結果も参考にして、再度いろいろなシーンを楽しんでみてほしい。

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公演情報

タイトル

舞台「幽☆遊☆白書」

配信ページ

舞台「幽☆遊☆白書」(31日間無料トライアル・U-NEXT)
※配信サイトにアクセスします。

原作

冨樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊)

脚本・演出

御笠ノ忠次

劇場・日程

【東京公演】
シアター1010
2019年8月28日(水)〜9月2日(月)

【大阪公演】
森ノ宮ピロティホール
2019年9月4日(水)〜9月8日(日)

【福岡公演】
ももちパレス
2019年9月10日(火)〜9月12日(木)

【愛知公演】
一宮市民会館
2019年9月20日(金)〜9月22日(日)

キャスト

浦飯幽助役:崎山つばさ
桑原和真役:郷本直也
蔵馬役:鈴木拡樹
飛影役:橋本祥平
雪村螢子役:未来
浦飯温子役:角島美緒
ぼたん役:平田裕香
剛鬼役:新田健太
幻海役:エリザベス・マリー
コエンマ役:荒木宏文

チケットについて

詳細は公式サイトから

公式サイト

http://officeendless.com/sp/yuhaku/

公式Twitter

@yuhaku_stage

主催

舞台「幽☆遊☆白書」製作委員会
(Office ENDLESS/ぴえろ/読売広告社/サンライズプロモーション大阪/バンダイナムコアーツ)キョードー西日本(福岡公演のみ)

©舞台「幽☆遊☆白書」製作委員会
©Yoshihiro Togashi 1990年-1994年

WRITER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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