読者のみなさんはスーツ男子はお好きだろうか。
筆者は大好きである。
2.5次元作品では原作が2次元だからこそのキラキラした服装も多く、意外とシンプルなスーツが衣装というのは少ないように思う。
見目麗しい俳優陣だから許されるようなまばゆい衣装も素敵だが、今回はスーツ姿に心奪われる2.5次元作品を紹介したい。
舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice
【Blu-ray&DVD化決定】
本日開幕「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」
2019/10/16(水)BD&DVD発売決定!!
さらに、メインキャストのビジュアルが入った最新PVも公開!!https://t.co/hM66FYZPEx#pp_stage #サイコパス pic.twitter.com/CEiQJGm9wZ— 「舞台PSYCHO-PASS サイコパス V V」公式 (@PSYCHOPASSstage) 2019年4月18日
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2019年、鈴木拡樹主演で上演された『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』。
原作の『PSYCHO-PASS サイコパス』はノイタミナのオリジナルアニメとして制作された。
シビュラシステムという人間の心理状態や性格を数値化するシステムに管理された社会で、犯罪係数の高い犯罪者たちを取り締まる公安局の刑事たちの活躍と葛藤を描く作品だ。
舞台版に登場するのはアニメでは詳しく描かれていない公安局三係の監視官たちと、その相棒となる執行官たち。
近未来SF的な要素が強い作品だが、登場する監視官たちは九泉晴人役の鈴木拡樹や嘉納火炉役の和田琢磨をはじめスーツ姿である。
細身のスーツをまとってのアクションには目を奪われるだろう。
『PSYCHO-PASS サイコパス』を象徴する武器・ドミネーターの演出とあわせ、舞台のすみずみにまでスタイリッシュな空気が充満している。
正義とはなにか、人間の幸せな生活とはなにか。
アニメシリーズの制作に携わっている深見真による脚本と本広克行による演出によって、アニメで描かれたあの社会の別の側面がみえてくる。
2019年10月からはアニメシリーズの第3弾も放送が決定している。
まだまだ話題が尽きない『PSYCHO-PASS サイコパス』。
もしまだ触れたことがないのなら、スーツが格好いい鈴木拡樹らに惹かれるまま舞台版から入ってみるのもいいのではないだろうか。
ジョーカー・ゲーム
【舞台『ジョーカー・ゲーム』ビジュアル発表!】
キービジュアル、全キャストビジュアル&配役を発表致します。
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極上のスパイ・エンターテインメントにご期待ください。#ジョーカー・ゲーム #舞台ジョーカー・ゲーム pic.twitter.com/60fQF0xsKm— 舞台『ジョーカー・ゲーム』 (@jg_stage) 2017年3月3日
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2017年初演が上演された舞台『ジョーカー・ゲーム』はスーツ男子好きには強くおすすめしたい作品だ。
小説を原作にアニメ化、舞台化されたこの作品は、秘密裏に設立された国のスパイ機関・D機関の暗躍を描く物語だ。
彼らはスパイとして世界各国で任務をまっとうすべくあらゆる訓練を受けており、「死ぬな、殺すな」という教訓を胸に、各地で任務をこなす。
初演では佐久間中尉(大海将一郎)と三好(鈴木勝吾)がメインとなる物語、2作目では実井(木戸邑弥)をメインとした敵対機関との争いがオリジナルストーリーを交え描かれた。
スパイは他人に印象を残してはならない、という考えのもと、アニメのキャラクターデザインもあえて見分けがつきにくいデザインにされている。
商社務めのようなスーツに身を包み、夜遊びもするし、訓練として女性の扱いにもうまい。
一見ナンパにも見える振る舞いをするが、すべての行動が任務完遂のため、そしてその先には国家のためという思いが見え隠れする。
変装や潜入捜査のためにスーツ以外の服装になることもあるが、基本的にD機関のスパイたちはスーツ姿だ。
さらに昭和初期という時代背景もあり、タバコを吸うシーンも多い。
レトロなスーツに目がない読者は一度観てみよう。
スパイものなので、アクションが好きという人にもおすすめしたい。
ミュージカル『黒執事』
【※ネタバレ注意】公演のダイジェスト映像を大公開!大迫力の本編をちょっとだけご覧ください!東京公演も残りわずか!お見逃しなく!https://t.co/dBZSENCxyk pic.twitter.com/KrHZLXfwaL
— ミュージカル「黒執事」公式アカウント (@namashitsujijp) 2016年11月25日
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シックなスーツが映える『ジョーカー・ゲーム』から一転、こちらは豪華で耽美な正装が楽しめる作品である。
耽美な世界観と服装が絶大な人気を誇る枢やなによるマンガを原作とした『黒執事』の舞台、及びミュージカルは、原作の世界観そのままに豪華な衣装を身にまとっている。
上流階級の人々のスーツ姿に燕尾服、ドレス姿……。
そういったものが好きな人にはたまらない作品といえる。
主人公のシエル・ファントムハイヴのオーダーメイドの服も大変かわいらしいし、執事のセバスチャン・ミカエリスの燕尾服姿に白い手袋も色っぽい。
しかしスーツ男子好きに一押しなのは、死神派遣協会の面々。
この作品での死神は、死んだ人間の魂を回収するのが仕事で、彼らはいわば公務員のような存在である。
そして彼らの制服は、例外的なキャラクターもいるが基本は黒いスーツ。
さらに全員目が悪いため、メガネをかけている。
スーツにメガネが性癖という人にはたまらないだろう。
『黒執事』の舞台化・ミュージカル化はいくつかあるのだが、そのなかでも死神の活躍を堪能できるのはミュージカル『黒執事~千の魂と堕ちた死神~』だ。
タイトルに死神とあるように、彼らの活躍が楽しめる。
ミュージカル版のオリジナル死神も登場するので、原作やアニメを知っているという人も新鮮な気持ちで観劇できること間違いなしである。
自分好みの服装で新たなトキメキを
今回はこの3作品を紹介したが、スーツ風の制服姿が一押しの舞台『ACCA13区監察課』や、19世末のロンドンを舞台にしたミュージカル『憂国のモリアーティ』も筆者的にスーツ満足度が高い作品だ。
原作や作風から入るのもひとつの手だが、たまには好みの服装から観たい作品を選んでみるのもいいのではないだろうか。
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