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アニメ好きにおすすめ!『黒子のバスケ』など声優が同一キャラを演じる2.5次元舞台4選

2.5次元舞台はちょっと……と思う人のなかには、原作のゲームやアニメと声が違っている点が受け入れられるかどうか自信がない、という人もいるだろう。

今回はそんな人におすすめしたい、原作と舞台で同じ声が聴ける作品を集めてみた。

原作から舞台へ入るときにネックになりがちな声の違和感を感じにくい2.5次元作品ばかりを紹介するので、2.5次元舞台の初心者にとって入り口になるのではないかと思う。

舞台『黒子のバスケ』

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小野賢章が主人公・黒子テツヤを演じアニメが大ヒットした『黒子のバスケ』。「黒ステ」として人気を博している舞台『黒子のバスケ』シリーズも大人気だ。

この舞台版でも主演を演じているのが小野賢章である。いまはすっかり声優のイメージが強いが、もともと俳優としても数々の舞台に出演している実力派だ。

歌やダンスも得意とあって、黒子のトリッキーなプレイスタイルも難なくステージ上で再現している。

黒子はバスケットプレイヤーとしては小柄な身長だ。小野自身もそう大きくないため、まさに黒子役にぴったり!

体格が原作と大きく違ってしまうと、いくら舞台経験が豊富な声優でも2.5次元作品ではキャスティングが難しくなってしまう。

そこをクリアしてキャスティングされる同一キャストによる舞台化は、まさに奇跡だと筆者は思う。

黒ステは2019年4月から5月にかけて上演された第4弾の舞台『黒子のバスケ』ULTIMATE-BLAZEをもってシリーズファイナルを迎えた。

アニメ主題歌の使い方も効果的で、アニメファンはより滾るだろう。

全身から噴き出す汗を観ていると、彼らがなんのためにバスケをするのか。なぜそんなにバスケに魅せられているのか。

観客それぞれが、なにか答えを見つけられるだろう。

舞台『モブサイコ100』

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声優・伊藤節生にとって初アニメ主演作となった『モブサイコ100』。

世界最強レベルの超能力を持っていながら、力を使わずに平凡に生きようとする冴えない中学生・影山茂夫(モブ)が、様々な仲間に出会って変わっていくギャグあり青春ありの物語である。

舞台『モブサイコ100』で、伊藤は人生初の舞台出演に加え座長という重責を背負った。

原作の脱力したような素朴な雰囲気が伊藤に見事にハマり、舞台は第2弾も上演されている。

伊藤はもちろんだが、霊幻新隆役の馬場良馬やエクボ役のなだぎ武らが、コメディ面をしっかり支えていたのも印象的な作品。

混沌とした縦横無尽のギャグシーンをテンポ良くみせる演出家・川尻恵太(SUGARBOY)によって、原作のとぼけた雰囲気と主人公をはじめとした各キャラクターの成長がバランス良く描かれている。

すごい超能力を生まれつき持っていたせいで、極端に人との関わり方が下手くそなモブ。

物語のなかで次第に周りの人たちと関係性を築いていくのだが、その姿は初舞台でガチガチになっていた伊藤とどこか通じるところがある。

周りのキャストとの掛け合いのなかで、次第に座長らしい存在感を放つようになっていく姿にもぜひ注目しながら楽しんでほしい作品だ。

舞台版『ミラクル☆トレイン〜大江戸線へようこそ〜』

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アニメと舞台の同一キャストで印象に残っている作品のひとつに舞台版『ミラクル☆トレイン〜大江戸線へようこそ〜』がある。

鉄道を擬人化した作品で、都営大江戸線をメインに据えたアニメも放送された。

この大江戸線版では、美麗な擬人化キャラクターたちが悩める淑女のお悩みを解決してくれる。

舞台版は2010年から2012年にかけて全3作が上演された。

アニメと同一キャストとして出演したのは、六本木史役のKENN。そのほか、新宿凛太郎役の渡辺大輔や汐留行役の植田圭輔らが出演していた。

近年は声優業での活躍が目覚ましいKENNだが、ときどきまた舞台に立つ姿を観たいと思ってしまう役者のひとりである。

KENNがアニメ・舞台ともに演じた役を語るうえでは、もうひとつミュージカル『エア・ギア』も外せない。

この作品ではアニメに出演する南樹役の鎌苅健太、美鞍葛馬役のKENNというメインキャラクター2人がどちらも舞台版に出演し話題となった。

さらにスピット・ファイア役の津田健次郎も同一の役で出演している。

もし機会があれば、インラインスケートでステージさらには客席をも疾走した「エアミュ」も観てみてほしい。

テニミュとともに、2.5次元舞台の人気の土台を作った作品のひとつである。

ミュージカル『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』

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ラストにご紹介するのは『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』。

メインキャスト5名――ハイネ(植田圭輔)と4王子のカイ(安里勇哉)&ブルーノ(安達勇人)&レオンハルト(廣瀬大介)&リヒト(蒼井翔太)がアニメ・ミュージカルで同一キャストのこの作品。

違和感が仕事をする暇がないほど、“そのまま”を楽しめる作品である。

さらに舞台1作目と2作目の間に上映された劇場版に登場した双子の王子であるイヴァン(橋本祥平)とユージン(阪本奨悟)。

この2キャラも2019年4月に上演された舞台2作目で同一の役で出演した。

メインキャラクターがほとんどアニメと同じとあって、2.5次元作品初心者でもとても観やすい作品として一押ししたい。

2次元に存在していたキャラクターたちが、目の前で息をして話をして動いているの!?

この感覚は、2.5次元作品の醍醐味のひとつだろう。

まずはこの2.5次元といわれる“0.5次元”分、リアルに近いところにあるこの世界を一度覗いてみてほしい。

WRITTER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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