コラム

【はじめてのファンサ舞台】ペンライトを準備する前に知っておきたいマナー・注意点

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「ファンサ舞台」とは、2.5次元作品のなかではおもに「ファンサービスをするシーンがある作品」のことである。

そういった作品では、多くの観客が「応援グッズ」持参で積極的にその空間を楽しんでいる。観劇するチャンスがあるなら、ぜひファンサ舞台ならではの醍醐味を味わってみてほしい。

ここでは、初めてファンサ舞台に臨むというビギナーに向けて、応援グッズ準備の基本情報をお届けする。

まずは第1弾として「ペンライト」について詳しくみていこう。

せっかくの観劇体験がより記憶に刻まれる楽しいものになるよう、ぜひ情報を役立てて欲しい。

「応援グッズ」はどこからどこまで?

まず初めてだと戸惑うのが、「舞台の応援グッズとは?」という点だろう。多くの作品に共通する基本装備は「ペンライト」。さらに「うちわ」である。

ただ、なにも考えずに両方用意してしまうのは少し危険だ。作品によっては「ペンライトのみ、うちわ不可」「ペンライトは公式のもののみ」という場合もある。

事前に観劇する作品の公式サイトをチェックしよう。たいてい「Q&A」に応援グッズに関する案内が掲載されている。

そこに書かれていることを守るのが、観劇するうえでチケットと同じくらい忘れてはならない基本マナーだ。

わざわざ「使用しないで欲しいもの」が列挙されているわけではないので、「書いていないから使ってもOK」という解釈は、平和に観劇したいのなら避けたほうが良いだろう。

書かれているアイテムを、書かれているルールに従って使用する。この基本さえ守ればOKだ。

ペンライト〜事前に準備すること(1)〜

ファンサがある舞台というのは、楽曲を歌うシーンがあるというのとほぼ同意だ。そして楽曲にあわせて振るのが、ペンライトである。

他のライブで使ったことがあり、手持ちがあるならそれを持っていこう。

もし友人に誘われて舞台に行くのなら、その友人に貸してもらうというのも手だ。2.5次元作品をよく観ている友人なら、ペンライトは貸しても余るほど持っている可能性がある。

今後、舞台やライブなどで使う場面がありそうなら、事前に買ってもいいだろう。イベントで使わずとも、ペンライトは停電時に懐中電灯代わりにもなってくれる。備えておいて無駄にはならないので、1本持っておいてもいいかもしれない。

「キングブレード(キンブレ)」や「ルミエース」といった商品名で発売されている、カラーチェンジできるものを使っている人が多い。

よく使われる15色がデフォルトで入っているものや、アプリと連携して自分で色をつくって設定できるものなど、各商品のなかでも様々なタイプが展開されている。

有名どころ以外にも、格安のペンライトはネットの海を探すと様々出てくる。「今後使うかどうかもわからないし、とりあえず1回だけ使えればいい」という人は、値段で決めてもいいだろう。

カラーチェンジタイプ以外にも単色タイプのものも販売されている。

しかし、作品によって推しキャラの担当カラーは変わってしまうし、曲によって色を変えるパターンも考えられる。単色タイプではこういった場面で対応しきれなくなってしまうので、「15色もいらないな」と思ったとしても、カラーチェンジタイプを買っておくのをおすすめする。

ペンライト〜事前に準備すること(2)〜

ペンライトを点灯する場合、「推しキャラクターの色にする」もしくは「楽曲を歌っている人の色にする」という作業が必要になる。

ソロ曲のシーンで、そのキャラクターの色をつける場合。周りが続々とその色をつけていくので、とにかくその波に乗っかればOKだ。

一方で、複数のキャラクターが登場する楽曲では、ファンは思い思いに推しているキャラクターの色を振っている。

このとき、まったくキャラクターの知識がないと「え!? いま何色振ればいいの?」と慌ててしまうかもしれない。

その間、目の前で繰り広げられているパフォーマンスを見逃してしまうのは、とてももったいない。

なので、原作を知らない作品でも「なんとなく好きな見た目のキャラクター」の目星をつけておこう。もしそのキャラの担当カラーが赤なら、「困ったらとにかく赤」で押し通せばどうにかなるはずだ。

当日ライブパートが始まってから慌てないためにも、「お気に入りのキャラとその担当カラー」は事前に頭に入れておこう。

ペンライト〜当日の準備とワンポイントアドバイス〜

ここまで準備できれば、あとはチケットとペンライトをかばんにつめて出発すれば大丈夫。

もしペンライトを忘れてしまった、もしくはいらないと思っていたけど劇場に付いたらテンションが上がってきて欲しくなってしまった。そんなときはグッズ販売を活用しよう。

ペンライト利用OKの作品では、ほとんどの場合グッズとしてオリジナルペンライトを販売している。一般的なペンライトの相場とそう違わない値段で買うことができるので、観劇の記念に買うのにもぴったりだ。

購入したペンライトにはテスト用の電池が入っている。もちろん新品の乾電池と入れ替えてもいいのだが、ライブパートで振る間くらいはもつのでそのまま使ってしまって問題ないだろう。

あとは座席に座ってペンライトをスタンバイさせれば、残るミッションは思いっきり楽しむだけである。

芝居パートとライブパートが分かれている場合、ライブパートが始まる直前に手に持てばOK。

芝居中にライブシーンが挿入され、そこでペンライトが振れる場合、開演前や開演直後に「劇中で○○なシーンになったら応援グッズを使っていいよ」とアナウンスされる。作品によって使えるタイミングは違っているので、劇場でのアナウンスはしっかり聞いておこう。

いずれにしても、荷物の奥底の方にペンライトを入れてしまうと取り出すのに苦労をする。座席では両隣に他のお客さんもいるので、あまりガサゴソせずにスマートに取り出せるほうがいい。かばんの上の方に横たわらせておく。もしくは、縦に入れて取り出しやすいようにしておくのがおすすめだ。

難易度低めで推しキャラにアピールできる、それがペンライト

ペンライトで推しの色をつけるだけで、「そのキャラのファンです!」とアピールできるのがペンライトのすごいところだ。「その色を振っている」というだけで、座席運が良ければファンサや視線をもらえることもある。

「よくわからないから……」と遠慮せず、初めてでもどんどんペンライトを振って、劇場の一体感を肌で感じて欲しい。

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WRITER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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