なにかと慌ただしい師走がやってきた。12月は大変ありがたいことにクリスマスを意識したトークショーやイベントをやってくれる俳優も多く、仕事や親戚づきあいで多忙なスケジュールがさらにぎゅうぎゅうになったりもする。
それに近年、2.5次元作品の世界には年末年始も関係なく、常にどこかの劇場でなにかしらの2.5次元作品が上演されている。
作品を追っているうちに、世のクリスマスの喧騒に気が付かぬまま、うっかり年をまたいでしまう……なんていうこともあるだろう。
そこで今回は、クリスマスや冬に観たくなる2.5次元作品というテーマでいくつか作品をピックアップしてみたい。
「クリスマス成分が足りない……」そんな気持ちのときにぜひ観てみてほしい。
クリスマスについて考えさせられる2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』
☆7幕サバダイ☆
以上、ご案内でした。
本日より千秋楽まで、どうぞ宜しくお願い致します!
駆、恋、涙、郁の年少組のお当番回です。サイバー世界を冒険して、クリスマスを守りましょう!CYBER-DIVE-CONNECTION(サイバーダイブコネクション)!#ツキステ#サバダイ pic.twitter.com/6BlcdnZZT9
— ツキステ。公式 (@tsukista) December 4, 2018
2.5次元作品は原作のストーリーを舞台化するというのが基本である。そのため、原作でクリスマスにまつわるエピソードが大々的に描かれない限り、なかなか舞台にならないという面がある。
その点、「ツキステ。」こと2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージは、原作のキャラクターを舞台に持ってきながらも、舞台オリジナル展開となる作品も多々上演してきた。ある意味異色の2.5次元作品シリーズだ。
これができるのも、「ツキステ。」というブランドが確立しているからだろう。
今回紹介するのは第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』。2018年12月に上演された作品で、電子の世界とクリスマスの妖精の世界が交錯する不思議な世界観を楽しめる内容だ。
ミニトナカイの中井さん(演:反橋宗一郎)が大活躍。さらにステージ上にはサンタクロース(演:鬼束道歩)まで登場する。
サンタクロース役が登場する2.5次元作品はそうそうない。ド直球でまさにクリスマスを堪能できる作品といえるだろう。
とはいえ、アットホームで終わらないのが「ツキステ。」だ。サイバーな世界観が衣装や楽曲にも反映されており、かっこいいのである。
近未来的なモチーフが好き、という人はキービジュアルの衣装だけで楽しくなってしまうのではないだろうか。
劇場では専用アプリや「コネクトバッジ」なるバッジとストーリー・楽曲が連動するという試みも取り入れられた。
公演DVDで観る場合は、実際にキャストと“コネクト”する楽しみは残念ながら味わえないが、本作はとにかくファンサが多い。
カメラが抜いたソロショットからのファンサの一連の流れで心を撃ち抜いてもらい、最高に熱いクリスマスを過ごしてみてはどうだろうか。
Six GravityとProcellarumのアイドル達に、イルミネーションにも負けないまぶしさを感じてみよう。
上流階級たちの社交の場は、まさにサンタからのプレゼント
【BD&DVD6/27発売!】
いよいよ6月に入りました。
6月27日のBD&DVD発売まであと3週間となりました!
発売に向け作成したCM新Ver.を公開!!ぜひチェックしてみてくださいね!
発売詳細は→https://t.co/SzBK3kndTQ#黒執事 #生執事 pic.twitter.com/uUfUWjCv7S— ミュージカル「黒執事」公式アカウント (@namashitsujijp) June 6, 2018
次に紹介したいのが、『ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-』と劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪ 舞台『マスカレードミラージュ』だ。
共通点は華やかな社交界である。
きらびやかなドレスやタキシードに身を包み、ワルツを踊る見目麗しい登場人物たち。それぞれシリアスでダークな展開も内包するが、やはり美しいものというのは人の心を囚えて離さない魔法のような力がある。
ゲームの中でヒロインになることはあっても、スマホに反射して映るのはくたびれた現実世界の自分だ。
12月、なんだかんだと慌ただしくなる業務にテスト勉強。忙しいのはどうしようもできないが、せめて2時間半の夢をみたい。そのなかでは文字通り夢のように美しい世界を堪能したい。
この2作品はまさにそんな願望を叶えてくれる作品ではないだろうか。
シーズンネタの宝庫ミュージカル『テニスの王子様』
本日12/24は越前リョーマくんのお誕生日&クリスマス・イヴ!リョーマくん、おめでとうございます!そして本日より、テニミュ「3rdシーズン 青学vs山吹」公演が上演されます!https://t.co/dxBOHUJSqY #テニミュ pic.twitter.com/fP7TviiFgn
— ミュージカル『テニスの王子様』公式 (@TennimuNews) December 24, 2015
春夏秋冬、常に上演されているんじゃないか。ついにはそんな錯覚すら抱いてしまう「テニミュ」。
クリスマスといったわかりやすいイベントがある場合は、しっかりと日替わりネタに組み込まれている。
日替わりネタ担当のキャラクターがサンタ帽を被っていたり、意外な人にクリスマスプレゼントを渡したり。クリスマスの魔法なのか、ツンな彼が思わずデレてしまったり。
そんな姿を楽しめるのが「テニミュ」の伝統ともいえる日替わりシーンだ。
本編の季節はまったくクリスマスとは関係ないのだが、こういった楽しみ方ができるのも、どんな季節も走り続けている「テニミュ」ならではの醍醐味といえる。
ちなみに公演期間中にクリスマスを迎えているタイトルをまとめてみよう。
1stシーズンでは「The Imperial Match 氷帝学園 in winter 2005-2006」と「Absolute King 立海 feat.六角 〜 First Service」、「Progressive Match 比嘉 feat. 立海」、「The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝」、「The Final Match 立海 Second feat. The Rivals」の5公演。
2005年から2009年のクリスマスネタがこの5作品で楽しめる。
2ndシーズンでは「青学vs六角」と「青学vs比嘉」、「青学vs四天宝寺」の3公演。
3rdシーズンではクリスマスイブが初日だった「青学vs山吹」と「青学vs六角」、「青学vs比嘉」、「青学vs四天宝寺」。そして12月に公演がスタートする「青学vs立海 後編」が該当する。
DVDの特典映像にはクリスマス関連の日替わりネタが高確率で入っている。
受け継がれる青春を体感しながら、クリスマスネタだけを拾う鑑賞会を開いてみるのもいいかもしれない。
再生ボタンを押せば、すぐそこに推しがいる
クリスマスに推しの舞台本番があったりイベントがあったり。それが1番理想的かもしれない。ただそううまくいかないこともある。
そんなときは、ここで紹介した作品やお気に入りのDVDを再生しよう。推しの演技が、最高のクリスマスプレゼントになるはずだ。
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