ワイルドでいてお茶目。ときに凛々しく、ときにキュート。万華鏡を覗いているかのように、観る度に違った印象を与えてくれる俳優のひとり・校條拳太朗。
今回「2.5ジゲン!!」では、11月2日で29歳の誕生日を迎える彼の誕生日を記念して、事前にファンアンケートを実施した。
「校條拳太朗が演じたキャラクターで1番好きな役は?」というアンケートに多くの熱のこもった回答が寄せられた。
「お誕生日おめでとうございます」の気持ちを存分に込めて、回答を交えながら彼の魅力を紐解いていきたい。
※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。
睦月 始 役/2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ
そして、
ツキステ。第8幕
『TSUKINO EMPIRE』
ご来場誠にありがとうございました!
皆さんと過ごした9公演、本当に幸せでした!最高の仲間と pic.twitter.com/Q4irApgDcn— 校條拳太朗 (@menjokobushi) March 31, 2019
圧倒的なコメント数が寄せられたのは、「ツキステ。」Six Gravityのリーダー・睦月 始役だ。
2.5次元舞台というものにハマったきっかけであり、「睦月始」が目の前に存在していると思える位ピッタリで、最初に生で見た時は本当に衝撃を覚える程の完成度であり、校條さんを応援するきっかけになったキャラクターだからです。
人生初めてのライブで、1曲目に登場した瞬間、画面の中から出てきたような凛々しさ、美しさを身にまとっていて目を奪われた。
公演を重ねるごとに始さんとして生きていることがわかる演技をしてくださった。ウィッグもメイクも衣装も全てが美しくてかっこよくてずっと見ていられた。始さんを演じているときと素のときのギャップがとても可愛らしかった。
こんなにも始さんな人がいるとは思わなかった。何から何までかっこいいし、姿勢、立ち居振る舞い、言動、表情、オーラ、指先まで綺麗で且つキレッキレのダンス、全部始さんそのままで、観に行った時は本当に始さんが目の前にいると思った。
ツキウタ。が好きでデュエット曲の振りが見て見たくて観に行ったのがきっかけ。幕を増す毎にグラビのリーダーの顔になり、公式と同じくどんどん顔つきも優しくなっていってまさに始さんでした!
運動神経も抜群で始さんのハイスペックと色気を地で行く方。キャス変してしまうのが本当に残念で寂しいです。3年間お疲れ様でした(T_T)
初めて見に行った舞台がツキステ。で、「本当にいるんだぁ睦月始」と思わされたキャラクターでした。
2016年の初演から2019年の第8幕まで、彼は3年間に渡って同役を演じてきた。
原作での睦月 始は、まさに“大黒柱”とも呼べる存在だ。実力とカリスマ性に富み、精神的な部分でも年長組としてメンバーたちを支えている。
「ツキステ。」では、校條自身が持つ明るさと、彼の武器のひとつである身体能力を遺憾なく発揮したダンスでグラビの仲間を鼓舞していた姿が印象的だ。
アンケート結果にも、「原作キャラクターそのままだった」という声が非常に多かった。芝居での小さな仕草や立ち方、ライブでの衣装の翻し方に至るまで、彼がキャラクターを研究し尽くしていることを感じられる演技が、多くの原作ファンの心を掴んだのだろう。
ムツキくん・ムーザン 役と睦月 始 役とのギャップ/2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ
まさか平行世界でも出逢うとは思わなかったムツキくん(´・∀・`)
1幕の稽古から合わせると多分200近いツッコミをしました。
ある意味意気あってきたわ❗️
((((;゚Д゚)))))))wパラレルワールドのムツキくんはジャンプ力が半端ないです(´・ω・`) pic.twitter.com/3E0VA9Tjfr
— 輝山 立 (@Ryuuukiyama) November 2, 2016
まさかの、「ツキステ。」からもう2キャラクター紹介しよう。日替わりパートで登場する内魂成分多めで構成される万能なカリスマコメディキャラクターのムツキくんとムーザンである。
初めて見に行った舞台で、ムツキくんを見た瞬間推しになりました
ムツキくんこそがツキプロステージのお笑いコーナーの生みの親であり原点にして頂点。
始さんそのままなのに、中身は吹っ飛んでるところ。中の人そのままのムツキくんは彼以外にはできないと思ってます。
今はもう卒業しちゃったけど、始さんはこの人以外いないんじゃないかってくらい合ってました。めちゃくちゃかっこいい始さんとしての校條さんと思いっきりおふざけモードのムツキくんとしての始さんの両方が見られるのも魅力だと思います。私が校條さんのファンになったきっかけの作品でもあるので、とても大切に思ってます。
圧倒的リーダー感と、ムツキくんのギャップ
原作の始さんがそのまま出てきたようなリアルさと舞台オリジナルキャラクターのムツキくんのネタがキレッキレで毎回楽しみだったから
先述したように睦月 始役へのコメントが多かったのだが、その次に多かったのが実はこの日替わりパートのキャラクターなのだ。
「ツキステ。」の日替わりパートは、もはや今ではある種の伝統芸のようになっている。その礎を築いたのは、紛れもなく校條拳太朗だろう。
真面目で優しくて責任感の強い睦月 始から一転、ムツキくんやムーザンでは彼自身の持つお茶目な一面が全開となる。
彼の日替わりネタには、共演者も思わず腹が捩れるほど笑ってしまう……なんていうこともあった。
1つ前のシーンまでは睦月 始として完璧な立ち居振る舞いをしていたのに、次の瞬間、日替わりを全力で楽しんでいる。このギャップに虜になったファンが多いことが、コメントからもうかがえた。
瞬発力を求められるこういったシーンは、ただ好き勝手暴走すれば面白くなるものでもない。彼自身が持つ頭の回転の速さ、柔軟な対応力があってこそ、これだけ多くのファンの心に残るキャラクターになったのだろう。
初2.5次元出演作から、口説き上手の伊達男まで。キーワードは「身体能力」
本日舞台『K』千秋楽です。
雨なので皆様気を付けていらして下さい。
お待ちしております!伏見・秋山・弁財! pic.twitter.com/r3bhmReBFM
— 日南田 顕久 (@ahinata0220) August 10, 2014
校條拳太朗が演じた名キャラクターは「ツキステ。」だけではもちろんない。偶然にも同数のコメントが寄せられた3つのキャラクターをコメントともに紹介しよう。
秋山氷杜 役/舞台「K」
校條くんを知るきっかけになった作品で思い入れがあるのと、セリフ量は少ないのに存在感がとてもあり、また殺陣の姿が綺麗で印象的でした。校條さんが演じる、セプター4の秋山氷杜が大好きだから。
作品のメインキャラクターではないのですが校條様の秋山が本当に本当に最高でした!大好きな作品の大好きなキャラクターで、アクション最高にカッコよかったです!
クレジット上はアンサンブルとして出演していた舞台「K」シリーズ。劇中では、青のクランセプター4の秋山氷杜役も演じていた。
メインキャラクターではないが、複数のコメントが寄せられた。それだけ、ステージの真ん中にいなくとも、思わず目を奪われる存在感を放っていたということだ。
舞台「K」シリーズは、校條をはじめ当時アンサンブルとして出演していたキャスト陣が、その後2.5次元作品で次々と活躍している。
いろいろな作品でメインキャストとして活躍している俳優たちが、アンサンブルとして作品を支えている姿を観られるシリーズなので、「アンサンブルだから……」と観ていない人がいたらぜひ一度は観てみて欲しい。
デビト 役/舞台「アルカナ・ファミリア」
一番最初に観た校條さん。原作ファンで、初めて2.5次元の舞台を観た作品なのですが、正直期待はそれほどしていなかったけど、はじまったら大好きな世界とキャラクターがそこに生きていて、一瞬で惚れました。2.5次元の世界にハマったキッカケです。私の2.5偏見を取っ払った作品で、一番アニメのキャラに近付けていて素晴らしい芝居を見せた役者さんの一人。私の2.5の基礎はこのアルステ。
銃の扱いも、少し乱暴な口調も、色っぽい所も全てかっこよかった!スーツもよく似合っていた。
「バンビィナァ」と危険な香りを漂わせて女好きの仮面を被り、その胸の奥に純粋な想いを抱えているデビト。
スーツに眼帯、さらにガンアクションを楽しめるキャラクターだ。
この「アルステ」でも、アドリブや無茶振りが楽しめるシーンがある。色気漂わせるデビトと、ラストの“お楽しみシーン”での少年のような無邪気さ。そのギャップがまたたまらない。
コメントにもあるように、原作から飛び出してきたような独特な笑い声の再現度がとても高い。
その熱心な役作りも手伝って、2.5次元作品の初のメインキャストとなったデビト役は、多くのファンの記憶に刻まれているようだ。
VAN 役/GEKIIKE本公演 第9回「漆黒ノ戰花」
見てきた舞台の中で、演技やアクションが一番キャラと合ってたと思うからです。拳太朗さんの身体能力が活かされた役でとても印象に残っているし最期のシーンが忘れられないし回数を重ねて見れば見るほど涙が出てきて本当に凄いと感じたから。
すごく生き生きしていたため
2018年12月、惜しまれつつも脱退した劇団GEKIIKE。最後に出演した同劇団の作品「漆黒ノ戰花」のVAN役に多数のコメントが寄せられた。
アクションに見応えがある作品では、アクロバットを得意とする校條の持ち味が存分に発揮される。
「漆黒ノ戰花」の他にも、GEKIIKE本公演第8回「あまつきつねの鬼灯」へのコメントも複数寄せられていた。
劇団の作品は長年一緒にやってきた仲間たちが作り上げる作品とあって、彼の魅力がうまく役に反映されている。
それゆえ、多くのファンの印象に残っているのだろう。
アクロバットのように変幻自在な演技でファンの心をわしづかみにする校條拳太朗
ネオメン仙台イベント
ご来場誠に有難うございました♪
楽しかったです♪久しぶりの仙台で出来るのも嬉しかったな!
ズンダズンダ! pic.twitter.com/VX3yxpQgQM— 校條拳太朗 (@menjokobushi) October 5, 2019
2019年、誕生日を迎えて20代ラストの1年間がスタートする校條拳太朗の魅力を、人気キャラクターとともに紹介してきた。少しでもファンの熱が伝わっていれば嬉しい。
ここでは紹介しきれなかったが、他にも舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』の維田 天役や、「ダイヤのA THE LIVE」の金丸信二役にもファンからの熱心なメッセージが届いていた。
その身体能力の高さという才能に加え、繊細な役作りと熱い芝居、さらには面白いという武器まで兼ね備えている校條拳太朗。2019年を振り返るだけで、演じてきたキャラクターの幅広さに驚かされてしまう。
次はどんな役で魅了してくれるのか。これからの彼の活躍を楽しみにしている。
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