コラム

2.5次元作品に出演している俳優が所属する、注目のボーイズユニット3選

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2.5次元作品を観に行き、パンフレットを買う人も多いだろう。推しがいるならもちろんそのページを熟読すると思うが、他のキャストのページにも目を通す人は多いと思う。

パンフレットのプロフィール部分には、たいてい過去の代表作や現在の活動などについて書いてある。ここで初めて、その俳優が役者以外にもアーティストやアイドルとして活動していることを知ることもあるだろう。

そう、今回はそんな“2足のわらじ”や“3足のわらじ”を履き多方面で活躍している俳優たちにスポットを当てたいと思う。

2.5次元作品で目にしたことのある名前が並ぶ、人気アイドル・人気アーティスト達を、2.5次元作品を軸に紹介していこう。

B2takes!!(ビートゥーテイクス)

トップバッターは、アイドルグループB2takes!!。

2018年9月に結成から6年目にしてついにメジャーデビューを果たした、王道のアイドルグループである。

2019年10月現在、メンバー再編成を経て全12名体制で活動中だ。

元メンバーには、2.5次元界で輝かしい活躍を続けている小澤廉がいる。

小澤は、舞台『ダイヤのA The LIVE』の沢村栄純役、『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』の明星スバル役、『おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN’S SHOW TIME〜』の十四松役、『劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズの音也衛門役などを演じた。

ご覧のように代表作と呼べる作品が多すぎて、もはや絞り込めないほど大ヒット2.5次元作品で主演やメインキャストを務めている。

B2takes!!のメジャーデビューシングル「ブラン・ニュー・アニバーサリー」をはじめ、インディーズ時代のCDにも小澤は参加していた。

現在は役者に専念したいとのことでグループは脱退してしまったが、小澤をきっかけに“今のB2takes!!”に興味を持つのもひとつの出会いといえるだろう。

入り口はなんであれ、興味を持ってグループやメンバーについて知ってみること。その小さなひとつのきっかけが、新たな沼への扉となるかもしれない。

また、B2takes!!にはほかにも舞台で活躍するメンバーがいる。舞台『弱虫ペダル』や舞台『刀剣乱舞』ジョ伝 三つら星刀語りに出演する飯山裕太を筆頭に、中島拓斗や結城伽寿也も所属。

週1の定期公演やリリイベに足を運べば、劇場とは比べ物にならないほどの近距離で“ザ・アイドル”な彼らのキラキラを浴びることができる。

Candy Boy(キャンディーボーイ)

落ち着いた雰囲気が好き、という方におすすめなのがCandy Boyだ。

アイドル戦国時代ともいわれるこのご時世。それはなにも女性アイドルに限ったことではなく、男性アイドル・男性ユニットについても同じことがいえる。

各グループが差別化を図り、オリジナリティあるセルフブランディングを進めている。

エンターテインメント集団Candy Boyも、フレンチという珍しい切り口で新たなジャンルを開拓中である。

現在は8名で活動中。

『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』羽風薫役の奥谷知弘、同作深海奏汰役の堀海登、『アイ★チュウ ザ・ステージ』愛童星夜役の川井雅弘、『家庭教師ヒットマンREBORN! the STAGE -vs VARIA part I-』バジル役の前田大翔らが名を連ねる。

上品で落ち着ける空間を提供してくれるCandy Boy CAFE公演では、アロマテラピーの資格を持つ奥谷プロデュースのアロマグッズも登場。

さらに、ファンクラブにあたる「Candy Boy and Associates」という組織があり、テーブルマナーやアロマ調香が学べる講座も開設されている。

彼らを応援しているうちにエレガンスさまで身についてしまうという、他に類を見ないグループなのだ。

元メンバーには初代リーダーを務めた松本ひなた、釣本南がいる。松本も釣本も、それぞれ2.5次元作品を含め現在は舞台をメインに活躍中。

俳優として活動しているメンバーが多いグループということもあってか、自分たちの舞台公演「Théâtre de Candy Boy」という試みにも挑戦している。

グループとしてのパフォーマンスに心照らされるばかりか、芝居まで楽しめてしまう。

舞台作品からCandy Boyが気になった、という人とも親和性の高い活動内容となっている。

「アイドルの現場はちょっと……」「グループとか応援するのは……」となかなか最後の一歩が踏み出せずにいる人にこそ、ぜひ触れてみてほしいのがこのCandy Boyの世界だ。

CUBERS(キューバーズ)

最後に紹介するのは、今とても勢いのあるCUBERSだ。

CUBERSは2015年結成、2019年に満を持してつんく♂の楽曲でメジャーデビューを果たした5人組ボーイズユニット。

2.5次元というキーワードでは、TAKAがミュージカル『スタミュ』の漣朔也役や2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ の霜月隼役で人気急上昇中だ。

また、他のメンバーもじわじわと舞台出演が増えてきており、今後の2.5次元作品でも注目しておきたい存在である。

そしてなんといっても最近は末吉9太郎の「おたくあるある」動画がTwitter上で大きな話題となっている。

彼自身、根っからの“ドルオタ”。アイドル、なかでもハロプロが好きすぎて、自身がアイドルになったという経歴の持ち主だ。

そんな彼の“よしえ動画”を楽しみつつ、ボーイズグループ界でいま押さえておきたいグループの1つとしてぜひCUBERSをチェックしてみてほしい。

舞台からボーイズユニットの世界へ……新しいときめきが待ち受けている

今回紹介しきれなかったのだが、演劇集団である劇団番町ボーイズ☆に関連する銀河団 from 劇団番町ボーイズ☆やXOX、TWiN PARADOX。

メンバー5人中4人がもともと俳優活動をしていた、Actorとキャラクターが“100%シンクロ”している2次元でもあり3次元でもあるユニットHi!Superb。

刀ステキャストやハイステキャストも排出する原石の宝庫VOYZ BOY。

などなど、魅力的なボーイズユニットは他にもたくさん存在している。

舞台をきっかけに知った俳優が、舞台以外の活動をしていることもよくあることだ。

気になる彼が与えてくれたきっかけを生かして、舞台以外の新しい世界に足を踏み入れてみるのはどうだろうか。

観劇で味わう興奮とはまた別の、新しいときめきに出会えるかもしれない。

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WRITER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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