180cmのスラリとした目を引くシルエットと、その体の細さからは想像できないような熱さにじみ出る演技で観客を釘付けにする俳優・山崎大輝。
2019年10月3日に24歳の誕生日を迎える彼のファンアンケートをTwitter上で実施した。
その結果をみていくと、ファンが彼のどんなところに心奪われているのか。それが見えてくるだろう。
熱い思いのこもったコメントとともに、山崎大輝の魅力をみていこう。
※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。
もくじ
藤戸 要 役/舞台「メサイア ー黎明乃刻ー」
『メサイア ー黎明乃刻ー』初日でございました! 来てくださった方ありがとうございました! ここから18公演、長く続いて来たこの作品を汚さぬよう演じて行きたいと思いますっ(^-^) 画像は修司くんと僕 pic.twitter.com/M65TkwAar1
— 山崎大輝 (@ttttttaikki103) September 5, 2019
ファンの記憶にも新しいであろう舞台「メサイア ー黎明乃刻ー」の藤戸 要役。
刻シリーズ完結を飾る節目となる本作で、山崎は新キャラクターとして登場した藤戸を演じた。
長く続いているシリーズとあって、何度も出演しているキャストがいるなかで、山崎は初登場にして重要な役割を担う役どころを好演。
初めて参加したとは思えないほど世界観になじんでいて殺陣がかっこよかった!情報量の少ないキャラだったけど背景をしっかり考えて表現していた!
メサイアシリーズのように当て書きで作られる役は、2.5次元等の作品とは違いその人しか演じられないと思うと深い愛着を感じます。
藤戸要は今までの登場人物と比べてもイレギュラーな立ち位置かつ二面性があり、一人だけ出自が明かされないなど謎の多いキャラクターでした。
メサイアシリーズは今回で完結とのことですが、要をもっと見ていたかったです。
ヒール役でしたが、普段の彼とは違う雰囲気で演技とアクションシーンに魅了されました。悪役がとても似合っていて、かっこよかったです。普段の彼は明るく笑顔の似合う方だからこそ、こういった悪役も観てみたいと思いました。
藤戸は、観客に対して伝えられていない情報が多いミステリアスなキャラクターだった。
謎めいてはいるものの、その背景にあるであろう“なにか”を山崎はしっかりと演技ににじませていたのが印象的だ。
その演技によって、藤戸の一筋縄ではいかないくせ者感が見事に表現されていたのではないかと思う。
コメントにもあるように、山崎自身の爽やかな笑顔を封印して挑んだヒール役。
ファンにとっても新たな一面を観られた作品になったのではないだろうか。
つい最近の作品ということでファンの脳裏にもその演技が焼き付いていたのだろう。今回のアンケートでTOP3に入るコメント数が集まっていた。
卯月 新 役/2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ
ツキステ。2日目ありがとうございました!!! いやぁぁぁ、楽しいよー……。 文字だと軽々しいね(^-^) 盛り上がってくれてありがとうございます! 明日もよろしくねん! 画像は新くん pic.twitter.com/LDSwuoXJMI
— 山崎大輝 (@ttttttaikki103) March 9, 2017
2016年から2017年にかけて出演したツキステ。の卯月 新役もコメントが多かったキャラクターのひとつだ。
大輝くんを知った作品で今でも大輝くんが出演した作品の中で一番好きな作品なので。
感情の起伏があまり顔に出ないキャラクターで、どのように演じるのだろうと、原作が好きだったので試しに見てみたら、2.5次元という難しい立場にもかかわらず、感情の起伏を抑え、なおかつきちんとアイドルになっていて、本当にすごいなと思ったからです。
山崎大輝という役者を知った作品であり、好きになったキャラクター。
卯月新というキャラクターの、ゆったりまったりマイペースさはもちろんの事、分かりやすく表には出さないものの彼の持つ情熱や芯の強さなど……すごく深く読み込んで演じてくださって…すごく感動しました。
理想の卯月新がそこに存在していて、とてつもなく感動して鳥肌が立ったあの瞬間を今でも鮮明に覚えています。
山崎大輝が演じたのは、一見クールだが実際はものすごくマイペースな卯月 新役。
感情の動きが表に出てこない役どころなので、一歩間違えると舞台上でぼーっとしているように見えてしまう危険がある。
しかし、彼は小さな動作やちょっとした視線に、卯月 新らしい分かりにくいけどたしかにある感情や情熱を丁寧に織り込んでいった。
そして、ダンスライブパートではキレのあるダンスで新を表現。
自分の軸をしっかり持っていることが伝わってくる演技に、原作ファンから熱心なコメントが届いていたのが印象的だ。
斎宮 宗 役/『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Memory of Marionette~
『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Memory of Marionette~ 千秋楽を迎えました!! ご来場頂いた方、ライブビューイングで見て頂いた方本当にありがとうございました! 退かず! 媚びず! 省みず!そんなValkyrieに見えていたら嬉しいです(^-^) ありがとうValkyrie! 画像は僕 pic.twitter.com/Rgrg0Sit1d
— 山崎大輝 (@ttttttaikki103) February 16, 2019
「宇宙戦隊キュウレンジャー」レギュラー出演を経て、久々の2.5次元作品出演となったのがあんステの斎宮 宗役だ。
実は今回のアンケートでもっとも多くのコメントが寄せられたのが、このキャラクターだった。
まずは、ファンからのコメントをできるだけたくさん紹介したいと思う。
存在自体が斎宮宗でした。幕が開けての第一声から鳥肌が止まらなく、歌、踊り、台詞まわし、立ち姿、歩く姿、どこをとっても常に斎宮宗で感動しました。
難しい役だったと思いますが完璧に演じきっていて、素晴らしかったです。そして歌がうまい
画面からそのまま出てきたのではと思う程のハイクオリティで、同じ振付でもキャラクターの個性が出ていて、指の先まで斎宮宗くんでした。
お芝居は勿論、歌やダンスもものすごい熱量で丁寧に大切に作り上げてくださったことが伝わってくるキャラクターなので大好きです。
原作推しキャラなので思い入れがすごくあるなかで、素晴らしい演技を見せてくださったから
今まで見た2.5次元舞台で1番感動しました。
ビジュアル公開時からあまりにも似合いすぎて本人みたい……と思っていましたが、声もキャラそっくりでした!
斎宮宗は芸術に対して繊細ながらも情熱がある人間で、その部分を彼は見事に表現出来ていて「呪ってやる、末代まで!」の所では涙が止まらなかったです。
マドモアゼルの声もそっくりで鳥肌が立ちました……そして山崎大輝さん自身もゲームのランキングで上位になるほどキャラクターを愛してくれていました。
斎宮宗は山崎大輝さんにしか出来ない役だと思います。
2.5次元では不可能だと言われていた斎宮宗を120%で演じて下さったので。
あんさんぶるスターズ!でも2.5次元で表現するのはとても難しいと個人的に思っていた斎宮宗を見た目、所作、声、歌、ダンス全て完璧に演じ切ったことに感動したから。
舞台を見た時、そこに斎宮宗がいて同じ次元にいるのを実感できたため。
斎宮宗そのもの。キャラ紹介でも彼の所属するユニットは「コアなファンが多い」と書かれているが、現実でも同じように思える。
そのファン達が余すことなく絶賛しているところからまずすごい。立ち姿から声、ダンス、何気ない仕草まで斎宮宗そのもの。
相方の猪野広樹くん含めて、あんスタの中でもかなり難しいキャラ設定の子をすごく考えて表現してくれたと思う。山崎大輝さんに斎宮宗を演じていただいてファンは幸せ。
戦隊シリーズ後の出演で、キャラクターへの真摯な姿勢、ストイックさなど、大輝くんの成長を強く感じることができた作品でした。
座長ということもあり、プレッシャーも大きかったと本人も話していましたが、大輝くん自身の歴史に強く残るキャラクターと作品になったと思っています。
また、カーテンコールなどでみられた普段の彼とキャラクターとのギャップに新しくファンになられた方も多かったように感じて、公演期間中ずっと嬉しく楽しくすごせました
ここに紹介しきれなかったコメントのなかにも、「キャラそのものだった」「細かいところまで解釈一致した」といった内容が多数含まれていた。
性格にクセがあり個性の強いキャラクターは、そのクセの強さゆえに原作ファンから俳優に向けられる視線も厳しいように思う。
「あのキャラクターのことを本当に理解してくれているのだろうか?」「言動の裏にあるキャラクター性まで表現してくれるのだろうか?」
そういった不安を抱えて劇場に向かう人も多いだろう。
寄せられたコメントを眺めていると、山崎の演技がその不安を一瞬で蹴散らしたことがうかがえる。
また本作は彼が座長として挑んだ作品でもある。
座長作品というのはファンにとっても本人にとっても思い入れがある作品になることが多い。
このあんステMoMも、これから多くのファンの胸に刻まれていく作品になるだろう。
斎宮 宗役をきっかけに彼を知ったという読者は、ぜひこの機会にここで紹介する他の作品にも触れてみてほしい。
特撮から乙女ゲーム原作舞台まで、幅広いフィールドで活躍
『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』の完成披露終了しました!! お越し頂いた方ありがとうございまさた! あいも変わらず中々心地よい騒がしさでした(^-^笑) 画像はナーガさん(^-^) pic.twitter.com/SkwIZRMkQ5
— 山崎大輝 (@ttttttaikki103) April 16, 2019
今回のアンケートでは上記3作品に多くの票が集中していた。
ここからは、この3キャラクター以外でコメントが寄せられた作品をまとめて紹介していきたい。
久々知兵助 役/ミュージカル「忍たま乱太郎」
山崎さんを最初に知った作品です。当時16,17歳にも関わらず、高い歌唱力とキャラクターへの入り込みっぷりはキャリアの少なさをまったく感じさせない素敵なものでした。
また、演じたキャラクターが14歳だったので、フレッシュさが同年代ならではのリアリティとなってキャラクターを生かしていました。
ナーガ・レイ 役/宇宙戦隊キュウレンジャー
最初は感情が希薄で段々と感情を手に入れていく過程の演技と感情が爆発した時の演技が好き
シン 役/ミュージカル「AMNESIA」
初めて見た作品で、推しキャラで当時の大輝くんとも合ってたから
山崎にとって初の2.5次元作品となった忍ミュには久々知兵助役で出演した。
2012年から2015年まで、再演や学園祭公演も含めると実に7タイトルに出演している。
初々しさが見え隠れする第三弾から順を追って観てみると、彼の成長の軌跡を楽しめるのではないだろうか。
また、2.5次元作品ではないが世間一般での知名度をぐっと上げるきっかけとなった「宇宙戦隊キュウレンジャー」や、乙女ゲームを原作としたミュージカル「AMNESIA」へのコメントもあった。
キャラクターをとことん追求した末に出来上がる演技が多くの観客の心をつかむ
スーパー戦隊シリーズにレギュラー出演したことで、舞台だけでなく映像での活動も今後増えてくるかもしれない。
しかし、あんステMoMでみせてくれた演技を思い出すと、ときどきでいいので彼の熱心な研究の末に出来上がるキャラクターを観てみたいと思ってしまう。
ひとつ年齢を重ねた山崎大輝がこれから描き出す絵には、どんな風景が描かれていくのか。
目が離せない俳優のひとりとして、今後の活躍に期待が高まるばかりだ。
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