お芝居に嘘がない、観ていて気持ちのいい俳優のひとりである反橋宗一郎。日頃の言動からも、芝居やファン、作品に対して真摯な姿勢がうかがえる人物だ。
そんな彼の演技はまっすぐで熱く、ときに思いっきり笑わせてくれる。“爽快感”という言葉がぴったりな、突き抜けた青空のような演技で観ている者の心を揺さぶる。
今回は2019年9月18日に32歳の誕生日を迎える反橋のファンアンケートの回答を紹介する。
「彼の演じる1番好きなキャラクター」としてどんな役にどんなコメントが寄せられているのか。
ぜひ回答を予想しながら楽しんでほしい。
※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。
もくじ
中井さん役/2.5次元ダンスライブ 「ツキウタ。」ステージ
ツキステ初日終了🔔
全力全開でいきました🔔
アニマルズの擬人化🔔皆様の想像を超えられてたら嬉しいです🔔明日からも中井さん全力全開で暴れていきたいと思います🔔
それでは、メリークリスマス🔔🎅🔔#ツキステ pic.twitter.com/OwEqSdTdMv— 反橋宗一郎 (@SORI0918) October 11, 2017
「ツキステ。」の第4幕『Lunatic Party』と第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』に出演。
中井さんはもともと原作シリーズ「ツキウタ。」に登場するトナカイだ。それを舞台化にあたり反橋が演じた。
ゲストキャラクターだったけれどインパクト大で楽しかった!
ユーモアに溢れていて人を魅了してくれるのってすごい
ゲストキャラクターとして大きなインパクトを観客に与えたことがうかがえる回答が並んだ。
同シリーズのゲストキャラクターは、随所でアドリブを求められることもある。
もちろんすべてのキャラクターがそういうわけではないが、中井さんは原作にいる動物キャラクターの擬人化とあって“笑い”の部分を担当する場面も少なくない。
シリアスな演技もありつつ、貪欲に笑いを求めてキャストや観客を積極的に巻き込んでいく姿を楽しめる役どころだ。
そしてなにより中井さんのキャラクタービジュアルが可愛い。
2.5次元作品でトナカイの擬人化キャラクターに出会うことはそう多くないだろう。
ファンにとっても、彼の新鮮な姿が楽しめた作品として複数の回答が集まっていた。
アブラハム役/ALTERBOYZ
アルターボーイズ初日終了!!
めっっっちゃ楽しかった!!
めっっっっちゃ楽しかった!!!
来てくれたみんなのお陰!!
ありがとう😊
あと9回しかない。一回一回大切にアブラハムを演じます。目に焼き付けてくださいっ!!!!!!!!
次は明後日のお昼!!#アルターボーイズ#アブラハム pic.twitter.com/sT0sJ5n6lH— 反橋宗一郎 (@SORI0918) March 22, 2019
オフ・ブロードウェイ作品として世界中が熱狂している「ALTERBOYZ」。日本でも様々なキャスティングで上演されてきた。
反橋は日本上演10周年公演として上演された「ALTAR BOYZ 2019」のTeam SPARKのエイブラハム役を熱演。
歌、ダンス、お芝居ピカイチでした
役解釈も歌もダンスも全てが素敵でした
もともと高い歌唱力でオーディションを勝ち抜き、吉本興業のユニットL.A.F.U.のメインボーカルに抜擢された実力を持つ反橋。
その高い歌唱力をいかんなく発揮できた作品のひとつが、この「ALTERBOYZ」だろう。
ファンからのコメントも、その高い歌唱力やダンスに魅了されたという声が目立った。
彼の魅力は、演技はもちろんだが“表現”として歌やダンス、笑いといった多数の武器を持っている点ではないかと筆者は感じている。
いわゆる原作モノの2.5次元作品とは少し違うが、他の作品で彼を知った人にもぜひ観てほしい作品である。
善法寺伊作役/ミュージカル「忍たま乱太郎」
忍ミュ7弾再演千秋楽終了っ!!
みんなありがとぉー!!!尼崎公演!静岡公演!!
そして学園祭!!!!
みんな宜しくねぇー!!!#忍ミュ #伊作 pic.twitter.com/LjFGyqwiJU
— 反橋宗一郎 (@SORI0918) July 3, 2016
作品ごとにたくさんの“ホーム”を持つ反橋にとって、この作品もまた“ホーム”のひとつとして欠かせない作品だろう。
今回のアンケートで1番多くの声が寄せられたのが、この「忍ミュ」の善法寺伊作役だ。
反橋さんを応援するきっかけだから。
反さんの優しさが全開。不安なところも同じだと思います。
初めて忍ミュが地元静岡に来てくれた時の伊作くんで、かわいいけどかわいいだけじゃない、かっこいいけどかっこいいだけじゃない、ちょっとポンコツで優しくて頼れる先輩でした。また静岡に来てくださいね。
優しさと勇気と愛を感じるところ。心動かされる演技力、ダンスのキレの良さ、遠くまで透き通り響く歌声などの全てが好きです。
反橋さんの善法寺伊作を観劇で見る度に「伊作くんも頑張ってるし自分も頑張ろう」といつも勇気づけられます。
反橋は第七弾以降、同役を演じている。
2010年の初演から、脈々と受け継がれている「忍ミュ」の温かさは、間もなく10周年を迎える2019年においても健在だ。
反橋やファンにとって、辛く悔しい思い出となったであろう急病による降板があったのもこの作品の公演中であった。
決して喜べるような状況ではないが、あの一件を通じて、彼の作品への想いや忍ミュファミリーとの絆を深さを感じ取ったファンも多いだろう。
10月からは、万全の状態で挑む第十弾の再演が控えている。
大きな想いを背負って挑むであろう再びの善法寺伊作の姿は、ぜひ目に焼き付けたい。
美しくも熱い役が並ぶ人気キャラクターたち
本日もスタミュミュありがとうございました!!
もう千秋楽が見えてきましたよ…早いね〜!早すぎる!!
愛しの曲By Your Sideが収録されてるCDをゲットしました。ありがとうございます。#スタミュ pic.twitter.com/7SWOdfCc2M— 反橋宗一郎 (@SORI0918) August 21, 2019
ここからは熱いコメントが寄せられた3つの作品を紹介していこう。
月皇海斗役/ミュージカル『スタミュ』-3rdシーズン-
キャラクターをとても良く掴まれていて前キャストさんからほぼ違和感なく引き継いで下さったので。
お芝居はもちろん、歌もダンスもすごく素敵でした。
反橋は「スタミュミュ」本編3作目に、月皇海斗役で出演。ファンにとっても記憶に新しい作品のひとつだろう。
この役は1st・2ndでは、アニメで同役を演じたランズベリー・アーサーが演じていた。キャストも声優も同一人物ということもあって、ファンからは高い支持を得ていた。
そして3rdでのキャスト変更を受け、反橋が2代目キャストを務めることとなった。
その重圧は筆者には測り知れないものがあるが、こうして寄せられた声をみていると、見事にファンの期待に応えたことが分かる。
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック役/ミュージカル「さよならソルシエ」
未来に希望を持つ青年をとても素敵に演じて頂きました。「モンマルトルの丘」の歌声が忘れられません。
八雲役/舞台「熱帯男子」
浮いてもおかしくない非現実設定なのに、お芝居上手いなあ、と思ったので。
こういったコメントも寄せられていた。
俳優仲間に愛される反橋宗一郎、その周りには笑顔が集まる
そりパ初ツアー終了っ!!
そりパをはじめた時に東京以外で開催できるなんて思ってなかった。来てくれるみんなが広げてくれた「夢」です。このそりパが何かのきっかけになっていければいい。ずっと大切にしていきます。ありがとうございます。感無量です。 pic.twitter.com/ZSwpHSF8fC— 反橋宗一郎 (@SORI0918) September 14, 2019
回答全体を見渡すと、芝居だけでなく歌やダンスにも魅力を感じているファンが多いことがわかるアンケート結果となった。
歌がうまいのはもちろん、共演者からはダンスの振り入れの速さや、何でも卒なくこなせる点を指摘されることがある反橋。
さらっとこなしてしまうスーパーマンのように見えるが、きっと“こちら側”にはみせない部分でたくさん葛藤し、もがき、努力を続けているのだろう。
彼の周りには自然と人が集うような印象がある。
それも、彼のたゆまぬ努力を続ける姿が信頼となり、多くの人を引き寄せるのではないかと筆者は感じた。
また、彼のSNSには釣りや愛猫の写真などが定期的に投稿される。趣味人としても手を抜かずに本気を出している姿もまた、ファンの心をくすぐるのだろう。
32歳となった反橋宗一郎が、今度はどんな景色をみせてくれるのか。ファンも楽しみで仕方がないだろう。
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