コラム

松田凌が演じた「ベストキャラ」は?初主演で魅せた、あの作品が1位に【誕生日アンケート】

広告

広告

9月13日に誕生日を迎える松田凌。

最近では2.5次元舞台に留まらず、オリジナル舞台、ドラマと活躍の幅を広げている。

筆者にとって、松田凌は「彼が演じれば間違いない」という絶大な信頼を寄せているキャストのひとりである。どんなキャラクターも彼が演じると不思議と納得できるのだ。

今回はそんな彼の魅力をTwitter上で実施したファンアンケートと共に探っていきたい。

※いただいたコメントについては、内容を変えない範囲で一部修正などの編集をしております。

斎藤一役/ミュージカル「薄桜鬼」

「松田凌さんが演じたなかで1番すきなキャラクターはなんですか?」という質問で票をもっとも集めたのがミュージカル「薄桜鬼」で演じた斎藤一だ。

彼の初主演作品であり、多くのファンが虜になったきっかけの作品だろう。実直で真面目な青年斎藤一を真摯に演じている。

凌くんの初主演にして彼にぴったりの役柄だったので。

ファンになるきっかけとなった作品、役柄です。

アンケートでもこの作品をきっかけに松田凌のファンになったという声を多数いただいた。

そのまま出てきたかのようなビジュアルと綺麗な歌声

1番とか選べないくらいどれも好きなんですけど作品の中でお芝居、歌、殺陣、ダンス全ての成長が見れたから

また、初主演作でありながら、芝居だけでなく歌やダンスに殺陣と、様々な要素が含まれるこの作品。多くのことに挑戦し、結果を見せた彼の姿に魅力を感じるに違いない。

伊佐那社役/舞台『K』

舞台「K」では1作目から3作目で物語のキーキャラクターとなる伊佐那社を演じた。(3作目は映像出演)

物語の序盤では飄々とした少年というキャラクターだが、物語が進むにつれて本人も知らない過去や記憶が暴かれていく。その過程で1人の人間でありながら多重人格のように様々なキャラクターを演じることになるのだが、その表現の巧みさに注目する回答もあった。

ビジュアルが最高だったということ。そしてなにより演技が素晴らしかったから

性格の違いの表現の仕方が上手いから

中村半次郎役/瞑るおおかみ黒き鴨

2.5次元作品以外では2016年に出演した「瞑るおおかみ黒き鴨」で演じた中村半次郎への回答があった。

2016年上演ですが、今でも鮮明に覚えていますし、何回もDVDやアルバムで聞きたくなります。殺陣の数が多く、出演者たち全員が素晴らしいです。時代背景を深く知っていくほど奥深く、涙が込み上げてきます。必死に生きた男達の生き様がかっこいい。

この舞台で松田さんに堕ちて、ずっと応援していますが、あのときの半次郎よりも鳥肌のたった松田さんには出会えてませんので。

明治初頭の西南戦争を舞台にしたこの作品で松田が演じたのは、薩摩藩士で人斬りの異名を持つ中村半次郎だ。ミュージカル薄桜鬼でも見せた殺陣はこの作品でも存分に生かされている。

さらに、松田はこの作品で中村半次郎という人物が「まさにそこで生きている」ような説得力ある芝居を見せ、観客の心に深い感動を刻んだ。

カラス/トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~

最後に筆者おすすめのキャラクターを紹介したい。

2019年1月に上演された「トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~」は著名なオペラ作品「トゥーランドット」をモチーフに遠い未来の世界を描いたオリジナル作品だ。松田は主人公カラスを演じている。

演劇が禁じられた世界で、演劇を蘇らせようとするカラスと仲間の劇団員たち。演劇を楽しむ活き活きとした表情や舞台いっぱいに動き回る軽やかな動きは松田らしいさわやかさがある。

一方で、後半に連れて秘密が明かされていく中で見せる繊細な表情の芝居にも目を奪われる。痛ましさや悲しみの伝わる表情に観客である私たちの心も揺さぶられた。

Bru-ray・DVD化されているので、是非一度ご覧いただきたい作品だ。

巧みな殺陣と繊細な表情が魅力

今回のアンケートでは松田の殺陣に言及するコメントが多かった。初主演作のミュージカル「薄桜鬼」をはじめ、多数の作品で殺陣のある役を演じている。剣捌きはもちろんのこと、目線の使い方が巧みで、彼の登場する戦闘シーンには迫力がある。

ちなみに松田自身はもともと少林拳空手では西日本優勝の経験があるようなので、この経験も殺陣に活かされているのかもしれない。

さらに、繊細な表情によって複雑な内面を持つキャラクターを舞台上で見事に存在させるところも彼の魅力だ。どんな難しい役柄であっても、彼ならばきっと表現してくれるだろうという安心感がある。

これからも幅広いジャンルでの活躍が楽しみだ。

広告

広告

WRITER

ゆうり藍
 
								ゆうり藍
							

2.5次元舞台をはじめとしたサブカル系コラムライター。舞台遠征でも観光を忘れないくらい旅行も好き。観劇がもっと楽しくなる記事をお届けできればと思います。

このライターが書いた他の記事も読む