コラム

藤田玲が圧倒的支持を得た役とは?懐かしいあの作品も【誕生日アンケート】

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14歳で『仮面ライダー555』にて俳優デビューを果たした藤田玲。2019年9月6日の誕生日で31歳を迎える。

人生の半分以上を俳優として過ごしてきた藤田は、音楽活動と並行してドラマや舞台に多数出演してきた。

今回は事前に実施した「藤田玲の演じる1番好きなキャラクター」アンケートをもとに、数ある出演作のなかから、ファンに人気の作品をピックアップして紹介していく。

やはり最近の作品へのインパクトが大きいのか、近年の出演作にコメントが集中していたが、10年以上前のあの懐かしい作品への声も届いていた。

昔から彼を知っているという人も、最近知ったという人も、ぜひ楽しんでみてほしい。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

古市左京役/MANKAI STAGE『A3!』

藤田玲の“再ブレイク”のきっかけともいえるエーステの古市左京役が、今回のアンケートでは圧倒的な支持を得ていた。

初めて玲さんを知ったキャラであり一番好きな舞台&キャラクター。玲さんの低音ボイスや演技、見た目、兄貴肌な性格、すべてが原作に忠実で左京さんの魅力も玲さんの魅力もわかる玲さんにしかできない素敵なキャラクターだと思うから。

原作からそのまま抜け出したようなビジュアルが素敵!藤田さんの左京さんをみて、左京さんが好きになりました。

堅物の中にお茶目さが垣間見得るところが好きだから

何もかもが完璧なうえに、作品愛が伝わるゲームプレイっぷりとツイート!

この作品で藤田を知ったという人も多いのが印象的だ。

古市左京は、MANKAIカンパニーを経営面で支えているエリートヤクザであり、自身も秋組の劇団員の一員という役どころ。

藤田自身も、若いキャストが多いエーステカンパニーを、ベテランの1人として引っ張っていっている。

藤田玲として、そして古市左京として、背中で語り座組の土台となっている姿に、多くのファンが“高い再現性”を見出しているようだ。

また、1プレイヤーとして原作ゲームを楽しんでいる姿にも好意的なコメントが寄せられていた。

実際、ノロノロとしたマラソンレベルでしかイベントを走れない筆者のような非凡な監督では、猛烈にイベントを走っている藤田監督には到底敵わないのだ。

そんな“ガチ”っぷりもまた、原作ファンに受け入れられる要因となっているのだろう。

榎本武揚役/ミュージカル『刀剣乱舞』〜結びの響、始まりの音〜

刀ミュには、歴史上の人物、いわゆる人間キャストの1人として出演した。

刀ミュの中で歴史上の人物であそこまで歌うのが衝撃的でこれぞミュージカルだと思いました。

人間キャストであんなに輝いていてすごいなって思いました

藤田は圧倒的な歌唱力と表現力でソロ曲を歌い上げ、その時間だけまるで航海もののミュージカルを観に来たのかと観客を錯覚させるような空間を作り上げた。

彼の歌唱力があったからこそ、あのシーンがあったのだろう。

観客にそう納得させられるだけの“榎本武揚オンステージ”に、ファンから熱いコメントが寄せられたのもうなずける。

実は今回のアンケートでは上記の2作品に半数以上のコメントが寄せられていた。

どちらも近年の2.5次元作品におけるビッグタイトル。

この作品を間口として藤田玲の演技に触れた人がとても多いのだろう。

ファンに愛される多種多様なキャラクターたち

ここからは、少数ではあるものの熱い声が届いた役を紹介していきたい。

ドルイット子爵役/ミュージカル『黒執事』-The Most Beautiful DEATH in The World- 千の魂と堕ちた死神

いい感じに原作通りで高貴さと気持ち悪さを兼ね備えているから

2010年に上演された作品で、ナルシストなドルイット子爵を熱演。

気持ち悪さがにじみ出るような演技は見事。

キャラクターの儚い見た目とは裏腹に、欲深く傲慢で、周りの者をイラつかせるオーラを表現していた。

ミュージカル作品なので、彼の歌を堪能できる作品のひとつである。

荒垣真次郎役/舞台『PERSONA3 the Weird Masquerade』

ゲームからのファンで、舞台を見た時にまさに荒垣先輩だ!と感じる事ができたからです。

藤田はシリーズ2作目「〜群青の迷宮〜」と、最終作「〜碧空の彼方へ〜」(特別出演)に出演した。

荒垣は、強面で一見すると無愛想なキャラクターだが、実は心優しく料理好きな青年。

面倒見もよく、どこかオカン的な空気が漂う役を好演している。

舞台シリーズは最終章と銘打たれた5弾目の上演をもってシリーズ終了となってしまった。

DVDは、男主人公(蒼井翔太)ver.と、女主人公(阿澄佳奈)ver.の両方が観られる仕様となっている。

ぜひ両方見比べて、藤田の演じ分けなどを楽しんでもらいたい作品だ。

健邑役/『最遊記歌劇伝 -Burial-』

もう、健邑にしか見えない!歌のうまさとアクションも素敵でした!

2015年に上演された『最遊記歌劇伝 -Burial-』では、烏哭三蔵法師(唐橋充)の修行僧時代・健邑を演じた。

のちの烏哭へと受け継がれるミステリアスな雰囲気を原作そのままに再現。

コメントにもあるように、同シリーズの見どころでもある歌やアクションも楽しめる作品となっている。

涼邑零役/「牙狼」シリーズ

「牙狼」ファンで全てのキャラクターが好きだからです。

デビュー作の『仮面ライダー555』出演後、準主演として「牙狼」に出演。以降、同シリーズのドラマや映画に出演している。

2017年には藤田演じる涼邑零を主演とした「絶狼-ZERO- -DRAGON BLOOD-」も放送された。

大人向けのダークな特撮作品として作られている「牙狼」シリーズ。

作品数も多いため、いまから追いかけようと思うと躊躇してしまうファンもいるかもしれないが、藤田玲を語る上では欠かせない作品のひとつである。

シリーズ開始の2005年以降、脈々と続いている作品のなかで、ぜひ彼の成長と変化を楽しんでもらいたい。

ハイスペックを武器に飛躍を遂げる藤田玲という俳優のこれまでとこれから

ここまで藤田玲が演じた6キャラクターを紹介してきた。

このほかにも、「Club SLAZY」シリーズのOdds役、Rock Opera『R&J』のティボルト役、舞台「インフェルノ」のサーシャ役、佐藤健が主演を務めたドラマ「プリンセス・プリンセスD」の準主演・四方谷裕史郎役への声もあった。

こうして10年以上前の作品から、最近の作品まで名前が挙がり、それぞれがファンにとって1番思い入れのあるキャラクターとなっている事実は、長いキャリアがあってこそである。

演技に歌、ダンス、さらには英語やフランス語も操るハイスペック俳優として、“30代の藤田玲”はこれからどんな景色を私達に観せてくれるのだろうか。

ジャンルに囚われず貪欲に多様な作品に挑み続けるその姿は、多くのファンの心を動かしていくのだろう。

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WRITER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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