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「忍ミュ」ファミリーになれる! “ファンたま”向け入門の段

ミュージカル「忍たま乱太郎」は2010年に初演が上演された。

以降、忍ミュやミュんたまといった愛称で多くのファンに愛されている。

今回は、2020年に10周年を迎える忍ミュの基礎知識をお届けする。

シリーズが長くなってくると、途中から入るのはちょっと……と敷居が高く感じてしまう人も多い。

これから忍ミュのファンになるかもしれない、忍たま改め“ファンたま”(ファンの卵)向けの解説として楽しんでもらいたい。

忍ミュの主人公は誰!? 基礎知識の段!

忍ミュは通っていなくても、NHKで1993年から現在まで放送中のアニメ「忍たま乱太郎」は知っている人がほとんではないだろうか。

詳しくはなくとも、3人の忍者を目指している少年たちが主人公で、稗田八方斎(ひえたはっぽうさい)という面白い名前の敵キャラクターがいる……くらいのことはどこかで見聞きしたことがあるだろう。

忍ミュにも、この3人の少年(乱太郎・きり丸・しんべヱ)は毎回登場している。

しかし、彼らは実は主役ではない。

忍ミュでメインを務めるのは、六年生を中心とした上級生たちである。

上級生たちは原作やアニメにも登場しており、女性ファンを引きつける一因となっている。

忍たまのグッズを扱う店舗に足を運んでみれば、上級生たちのグッズがずらりと並んでいる光景に、その人気っぷりを実感できるだろう。

女性ファンを獲得している上級生ではあるが、アニメではそう出番が頻繁にあるわけではない。

「もっと上級生たちの活躍を浴びるように観たい!」

その欲望が現実に形となったのが、忍ミュだったのだ。

しかも、演じるのはいわゆる“イケメン俳優”にカテゴライズされる美青年キャストたち。

「忍たま乱太郎のミュージカル」と聞いて、子供向けミュージカルを想像している人も少なくない。

そうではないのだ。

一年は組の3人も愛くるしくて可愛らしいのだが、忍ミュは美しい俳優たちが演じる汗と涙と友情が詰まったハートウォーミングな忍者活劇なのである。

キャラクターを知ろうの段!

忍ミュは第七弾まで六年生が主役を務め、第八弾・九弾では五年生が主役を務めている。

さらに四年生や教師陣、学園関係者以外のキャラクターも登場する。

たまにミュージカルオリジナルキャラクターが登場するが、数はそう多くないし登場しない公演もあるので、上級生をおさえておけば問題ないだろう。

各学年ごとに覚えていってもいいが、知っておくとより楽しめるのが、所属している委員会だ。

生徒たちは学園内のいずれかの委員会に所属している。

六年生キャラクターとその所属委員会会計委員会:潮江文次郎(六年)・田村三木ヱ門(四年)
作法委員会:立花仙蔵(六年)・綾部喜八郎(四年)
保健委員会:善法寺伊作(六年)・乱太郎(一年)
用具委員会:食満留三郎(六年)・浜守一郎(四年)・しんべヱ(一年)
図書委員会:中在家長次(六年)・不破雷蔵(五年)・きり丸(一年)
体育委員会:七松小平太(六年)・平滝夜叉丸(四年)

六年生たちは各委員会の委員長を務めている。

このほか、五年生たちは久々知兵助が火薬委員会、竹谷八左ヱ門が生物委員会、鉢屋三郎と尾浜勘右衛門が学級委員長委員会に所属。

学年の垣根を超え、同じ委員会メンバー同士の絆があったり、逆に委員会同士でライバル関係にあったりと、学園ストーリーに深みを与えている。

予習をして忍ミュに挑みたい場合は、このあたりをおさえておくのがおすすめだ。

「勇気100%」は公演ラストのお楽しみの段!


アニメ「忍たま乱太郎」の主題歌として数々のアイドルたちに歌い継がれている「勇気100%」。

「そうさ~」から始まるサビを歌える人も多いだろう。

この楽曲は忍ミュにおいても欠かせない楽曲で、初演のときから公演のラストにみんなで大合唱するというのが恒例になっている。

簡単な振り付けもあるので、それを覚えるとより会場との一体感を感じられるのでぜひ覚えてみてほしい。

(知らずに観ても、簡単な振りなので実際にサビを繰り返しているうちに覚えられるのでご安心を!)

「勇気100%」を歌う際、キャストは通路に降りて会場を一層盛り上げる。

通路席なら駆け抜けるキャストとハイタッチができる可能性も。

キャストと一緒に歌って、踊って、迎える大団円。

最高にポジティブな楽曲を最後に浴びることで、心の底から文字通り“勇気”と“元気”が湧いてくるのである。

観劇の心地よい疲労感も、プライベートで起こった辛いことも、笑顔にかえてくれる。

それが「勇気100%」で締めくくられる忍ミュの大きな魅力といえるだろう。

アットホームな忍ミュファミリーの一員になろうの段!

忍ミュは原作愛にあふれた2.5次元ミュージカル作品である。

さらに“忍者”らしさの演出は、スタントやアクションのプロであるJAE(ジャパン・アクション・エンタープライズ)の指導や出演によって実現。

さながらヒーローショーのようなド派手なアクションも楽しむことができる。

しかし特筆すべきは、歴代キャストやスタッフ、原作者、そしてファンの一体感だろう。

キャストも口にする「忍ミュファミリー」という言葉が、まさにこのシリーズのあり方を表現している。

原作を触媒につながり広がっていくキャスト陣の作品への愛と、ファンの原作や忍ミュにかける情熱。

公演を上演する度に広がっていくこの忍ミュファミリーの輪は、ぜひその一員となって内側から温かさを感じてみてほしい。

次回公演は2019年10月〜11月上演のミュージカル「忍たま乱太郎」第10弾再演である。

前作の第10弾初演で急病により途中から出演が叶わなかった善法寺伊作役の反橋宗一郎をはじめ、カンパニーのとくに熱い想いがこもった公演になることは間違いない。

初めてでも笑って泣いてハッピーな気持ちになれるのが、子供にも大人気な「忍たま乱太郎」を原作とした忍ミュの強みでもある。

初めてだから……と気後れすることなく、ぜひ劇場に足を運んでみてほしい。

WRITTER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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