ちょうどこの記事を書いている2019年7月。舞台「博多豚骨ラーメンズ」が上演された時期である。
この作品のメインキャラクターのひとりは、とある事情から女装をしている殺し屋。
同役を演じる竹中凌平の美少女っぷりが話題となっている。
そこで今回は、2.5次元作品でイケメン俳優たちが女の子に扮している作品をいくつかピックアップしていきたいと思う。
もくじ
舞台「弱虫ペダル」の絶妙に“雑かわいい”モブ女子たち
原作に登場するいわゆるモブ女子生徒たちをメインキャストたちが女装で演じるのが、恒例のお楽しみになっているペダステ。
キメッキメの女子! という感じではない、雑な女装感がたまらない作品である。
ウィッグは元のキャラクターを生かしていたり、上はユニフォームで下だけスカートを履いていたり。
もともと演じていたキャラクターが丁度いい塩梅で透けて見える、そのうえ、女の子感もちゃんと感じられる。
という絶妙なラインの女子生徒たちが毎回登場するのだ。
モブの女子役が必要な場合、他の作品では小柄な俳優が女の子の役を担当することが多い。
しかし、ペダステは体格なんておかまいなしである。
ガタイの良いキャラクターを演じている俳優ですらも、健気な女子生徒役に変身するのだ。
あなたの推しがペダステに出演すれば、他の作品では滅多に観ることが出来ないレアな女装姿を拝めるかもしれない。
観劇女子への擬態が完璧なMANKAI STAGE「A3!」
ペダステは豪快な女装が見どころだったが、エーステではリアリティを追求した女の子たちを観ることができる。
エーステに登場する女性キャラは、MANKAIカンパニーの公演を観にくる女性ファンという役どころである。
観劇後に推しについてキャッキャ盛り上がっている姿を、見事に再現しているのが特徴だ。
服装のタイプも、よく観察してみると劇場に「よくいそう」な姿をしているのが肝である。
服装だけでなく髪型や持ち物、女性オタク特有の話し方も妙にリアルに再現されていて、「女装姿はかわいいんだけど、オタクの生態をまざまざと見せつけられているようでなんだかいたたまれない……」という、不思議な感覚を味わうことができる。
そして、かなりきれいな女装に仕上がっているため、「勝ち目がない……」と客席で謎の敗北感に襲われる可能性もある。
まだエーステ内でも女装で登場していないキャストは多数いるので、今後どんなタイプの舞台俳優オタクが誕生するのか、筆者も楽しみにしている。
大和撫子な美人の宝庫・ミュージカル「忍たま乱太郎」
半子さんとイサ子さん❤️#目力 pic.twitter.com/Cif52PnD6A
— 反橋宗一郎 (@SORI0918) 2018年2月4日
和服美人な女装が楽しめるのは忍ミュだろう。
原作で、教師の山田伝蔵は変装を得意としている。
その設定を活かし、山田伝蔵・山田利吉・土井半助の3人は忍ミュの初期から女装姿を披露していた。
次第に女装するキャラクターが増えていき、メインキャラクターたちも忍者の卵らしいクオリティの高い変装を披露するに至っている。
女装姿はたいていステージ上でチラッと数分観られるものだ。
しかし忍ミュの場合、ブロマイドが販売されることもある。
推しの女装姿(和装)をブロマイドとして手に入れることができる、というのはなかなか出来ない体験だ。
推しが忍ミュに出演した際には、是が非でも手に入れておこう。
女装ユニットが歌って踊って大活躍する2作品
本日はぁ
『LIVE!!アイチュウ ザ・ステージ
〜Les quatre saisons〜』本番当日です。うわああああああ
ウキウキがたまらない(笑)
楽しみでしょうがない!!!!!プロデューサーのみんな
楽しもうね❤#アイステージ#アイチュウ#華房心 pic.twitter.com/qPPnDdk1Kq— 設楽銀河 (@gingastar1125) 15 Juli 2018
最後に、女装ユニットが登場する2.5次元作品をまとめて2つ紹介したい。
まずはRICE on STAGE「ラブ米」。
劇中には女装ユニットのブレンドマインというユニットが登場する。
昭和の女性アイドルを彷彿とさせるようなヒラヒラでふわふわな衣装に身を包んだキャスト陣がとにかくかわいい。
ハーベストショーと呼ばれるライブパートでは、ラブライス(田村升吾、星乃勇太、前川優希、白石康介、佐野真白)の5人が女装姿で登場している。
ホカホカな愛が“米”られた、キュートなパフォーマンスを楽しんで欲しい。
2作品目は「アイ☆チュウ ザ・ステージ」に登場する男の娘ユニットPOP’N STARの3人。
リアル10代の少年たちが演じる男の娘の華奢さや、健気なかわいさを堪能できる作品だ。
POP’N STARの3人が揃うのは第2弾から。
初演と初演の再演は華房心(設楽銀河)がソロユニットとして奮闘していて、母性本能がくすぐられつい応援したくなるだろう。
かっこよくて美しい、2.5次元舞台に出演する俳優たちの可能性は無限大
今回は2.5次元舞台で女装姿を観られる作品を紹介してきた。
しかし、最近は写真集で女装にチャレンジし、圧倒的な美を堪能させてくれる俳優も多い。
探してみると意外と俳優たちの女装姿は観られるので、ぜひ楽しんでみて欲しい。
広告
広告