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キャラクターの再現度が高すぎる!ギャップを武器に羽ばたく天才役者・黒羽麻璃央の魅力

ワイドショーや雑誌でも「2.5次元作品」という言葉を耳にする機会も増えた昨今。

「2.5次元作品」の認知度を大きく上げることに貢献した作品として「テニミュ」と「刀ミュ」、「刀ステ」を挙げることができるだろう。

今回はそのうち「テニミュ」にも「刀ミュ」にも出演している俳優のひとり、黒羽麻璃央の魅力を紹介したいと思う。

デビュー作からすでに仕上がっている! テニミュで魅せた高いポテンシャル


ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを獲得し芸能界入りした黒羽麻璃央の初出演作。

それが2012年のミュージカル「テニスの王子様」(2ndシーズン)だ。

演じたのは主役校・青春学園の3年生、菊丸英二役。テニミュとしては7代目の菊丸英二役である。

菊丸というキャラクターはアクロバティックプレイを得意とする天真爛漫なダブルスプレイヤー。

原作の設定では171cmのキャラクターだが、演じた黒羽は実は180cmもある。

しかし、当時を振り返ってみると、彼が演じた菊丸を「大きい」と感じたことは一度もなかったように思う。

映像を観返していて思うのは、華奢な手足はもちろんだが、加えて重力を感じさせない身のこなしが見事だったのだ。

それゆえに、物理的な大きさよりも、「身軽そう」という印象が先行していたのだろう。

デビュー作がテニミュ、という俳優はかなりの数存在する。

みんな長い稽古期間を経ているだけあって、キャリアを積んでいる俳優陣と遜色ない完成度で本番を迎えているが、とはいえデビュー作の硬さを感じられることが多い。

黒羽も、本番を数多く積み重ねることでより菊丸としての存在感が増していったことは確かだが、お披露目時からかなり高いクオリティを保っていた。

さらに滑舌や歌唱力も高いレベルを有していたものだから、筆者のように「神は彼にいくつの才を与えたのだろうか……」と思わず天を仰いだ観客も多かったのではないかと思う。

まだ彼のテニミュ作品を観たこと無い、という人には「全国大会 青学vs立海」という2ndシリーズのフィナーレを飾る名タイトルをおすすめしたい。

この試合で、菊丸はダブルスペアを組んでいる大石(山本一慶)と最後の試合に挑む。

2人のおよそ2年に及ぶ時間が凝縮された「最後のゴールデンペア」を歌う黒羽の表情と底抜けに明るく歌おうとする菊丸としての在り方、そして2人が背中を預け合う姿……。

黒羽麻璃央がいい役者であることを実感するナンバーに仕上がっているので、最近彼を知ったという人にはぜひ観て欲しいシーンのひとつである。

いい意味で観客を裏切った三日月宗近役

黒羽麻璃央の代表作といえば、最近はやはりミュージカル「刀剣乱舞」だろう。

黒羽は刀ミュで三日月宗近役を演じている。

「刀剣乱舞」には明確な主役というポジションがあるわけではないが、ゲームアイコンに描かれている三日月宗近は、やはり同ゲームの顔といえるキャラクターだろう。

テニミュを卒業してからおよそ1年後。

2015年の刀ミュトライアル公演に三日月宗近役で出演し、以降同シリーズに出演している。

菊丸役の彼を観ていた人ほど、この三日月宗近役には驚かされたのではないだろうか。

年長者である三日月宗近の深みを感じる眼差しと、あらゆることを達観したかのような柔らかな物腰。

それでいて、刀を握れば空を切り裂く鮮烈な殺陣で敵を圧倒する。

テニミュの菊丸は中学生で声も比較的高めのキャラクターだったが、一方で三日月宗近は低めの落ち着いた声のキャラクターだ。

ギャップがとにかくすごい。

この振り幅が楽しめるのもまた、原作が存在する2.5次元作品のおもしろいところなのだが、観客に「ギャップがすごい」と思わせるだけの魅せる力があるからこそすごさが際立つのだ。

このギャップを生み出せる力は、今後さらに黒羽麻璃央の可能性を無限大に広げていくことにつながるのだろう。

そういう意味でも、テニミュでの鮮烈なデビューに加え、この大ヒットシリーズ刀ミュの三日月宗近役を演じたことは、間違いなく彼のキャリアにとって大きな意味があるのではないだろうか。

7月6日は26歳の誕生日

黒羽麻璃央は、今回紹介しきれなかったが他にも「私のホストちゃん」シリーズや舞台「黒子のバスケ」の黄瀬涼太役、さらに映像作品などにも多数出演している。

今後の活躍がますます楽しみなところだが、この7月6日には26歳の誕生日を迎える(おめでとうございます!)。

誕生日当日にはSNSなどで、俳優仲間からのお祝いメッセージが届くだろう。

毎年そのやり取りを楽しみにしているファンも多いと思うが、今年はどんな交流が垣間見えるのか、筆者も楽しみである。

そして今年は誕生日当日に「黒羽麻璃央 26thバースデーパーティ」東京公演が開催される。

幸運なことにチケットが手に入ったファンは存分に楽しんできてほしい。

映像での活躍も期待したい2019年

2019年は舞台作品ももちろんだが、映像作品での活躍が目立つ。

ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの歴代上位受賞者の活躍を考えると、今後映像作品での飛躍も待っていそうである。

2.5次元界を代表する人気俳優のひとりとして、今後の活躍からも目が離せない。

WRITTER

双海 しお
 
								双海 しお
							

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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