2.5次元舞台を追いかけていると、行ったことのある劇場の数はどんどん増えていく。
劇場に足を運ぶのにも慣れてきたなぁと油断していると、突然訪れるのがアリーナ級のイベントである。
ミュージカル『テニスの王子様』のライブ公演ドリライこと『DREAM LIVE』や、キャラクターに扮したキャスト陣が繰り広げる『大運動会』。
ミュージカル『刀剣乱舞』では年に1度のライブ公演『真剣乱舞祭』が開催されている。
また近年は複数の2.5次元舞台のキャスト陣が集結するステフェスこと『STAGE FES』というイベントもある。
いずれも会場は横浜アリーナや幕張メッセ、日本武道館、大宮ソニックシティといった大型の施設ばかり。
今回は普段そういった大型ホールに足を運ぶ機会が少ない人のために、事前に知っておくといい情報をまとめてみたいと思う。
もくじ
舞台観劇時よりも時間に余裕を持つ
2.5次元舞台を上演する劇場のキャパシティはだいたい400から1000人くらいのものが多い。
一方で、ライブ公演などを実施する会場は横浜アリーナで17000人、武道館で14000人と文字通り桁が違う。
これだけ多くの人が一同に会するため、最寄り駅から会場までの道が人混みで混雑していたり、会場の正面入口についたと思ってもそこから座席までたどり着くのにかなり時間がかかったりする。
観劇なら入り口でチケットをもぎってもらって、1分後くらいには座席にたどり着けることがほとんどだろう。
うっかり観劇時のこの感覚で動いてしまうと、会場についてから慌てることになるかもしれない。
これは物販についても同じことがいえる。
とにかく集まる人数が多いのだ。
物販のレジ台数が多くても、処理速度が追いつかないこともある。
もし事前通販などをおこなってくれるなら、そういった並ばなくていい方法を活用しよう。
最大手列はトイレ列
トイレは会場最寄り駅につくまでに済ませておけるならそれに越したことはない。
たとえば乗り換えがあるなら、途中の経由する駅で済ませておこう。
会場最寄り駅や駅周辺の施設はたいてい会場に向かうファンが長蛇の列を成している。
みんな考えることは同じなのだ。
案外スムーズに入れるのが会場内にあるトイレ、ということもあるので、ひとまず入場してしまうというのも手。
いつもの観劇の場合、劇場によってはトイレの個室数が少ないせいでなかなかトイレ列が進まない……ということがある。
一方で大型の会場は、収容人数が多い分それだけ備え付けのトイレも多い。
2.5次元系のイベントでは男性用トイレが女性用に開放されていることもあるので、より個室数が確保されている。
会場周辺のトイレが混んでいて間に合わないかも!?
そんな風に焦った際は、とりあえず会場に入ってしまうことをおすすめする。
周辺の穴場スポットを見つけておく
昼夜2公演参戦する場合や、公演前後に時間の余裕がある場合、友人とご飯を食べたりお茶をしたりしたくなる。
しかし会場周辺の目立った飲食店はすぐに会場に集まった同志たちで埋まってしまいがちだ。
そこで大事なのが事前に周辺の飲食店情報を調べておくこと。
地図アプリを開いて、どの方向にどれくらいお店があるのかを知っておくだけでもかなり違うだろう。
たとえば昼公演が終わって、夜公演まで時間をつぶしたいとき。
重要なのはスピーディーな初動だ。
会場を出てから「どこ行こうか」「なんのお店あるかな」と調べている間に、お店情報をインプットしている同志たちは脇をすり抜けて一目散に目当ての店へと向かっている。
出遅れれば出遅れるほど、飲食店の空席は減っていくだろう。
ライブ公演は立っている時間が長く、体力の消耗が激しい。
2公演続けて入るならなおさら体力回復はしっかりしておくべきだろう。
事前のちょっとしたリサーチで、座席確保率は(筆者の体感ではあるが)かなり違ってくる。
初めて行く会場や、数年ぶりに足を運ぶ会場なら、ぜひ当日までに周辺のスポットをチェックしておこう。
準備は万端に。ぜひ用意しておきたいおすすめ持ち物
最後におすすめの持ち物について紹介したい。
大型ステージを使う公演はライブであることがほとんど。
キャストと一緒に盛り上がるためにもサインライトは欠かせない。
サインライト本体も大事だが、予備の電池もお忘れなく。
舞台ではライブパートでサインライトを使ってもせいぜい30分くらいである。
しかしライブ公演となれば2時間弱サインライトをつけっぱなしだ。
案外途中で電池が切れてしまうので、多めに電池を持っていくことをおすすめする。
同じくライブ公演だから、という理由で絆創膏もぜひ持っておきたいアイテムだ。
観劇では座りっぱなしで腰が痛くなることもあるが、一方でライブ公演は立ちっぱなしで靴ずれができやすい。
ライブ中はアドレナリンで痛みに気が付かないのに、帰り道で突然痛みだすこともある。
備えあれば憂いなし。場所を取るものでもないので数枚カバンに入れておこう。
年に1度の祭典を存分に楽しむために
アリーナ級の会場での催し物は、各作品ごとに年に1回か2回程度とそう多くない。
そんな貴重な時間を心おきなく楽しむために、ぜひ万全の体制で挑んで欲しいと思う。
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